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鮎川誠&ロケッツ/I'M FLASH“Consolation Prize”/ホラ吹きイナズマ~隠れ名曲、名演コレクション。

 今日で隠れ名曲、名演コレクションで30曲目になるんですが、サンハウスやシーナ&ロケッツをまだ取り上げていないんですよね。
節目になる回なので、ここで鮎川誠さんがヴォーカルを取る曲で大好きなものを取り上げたいと思います。
さすがに「LEMON TEA」や「YOU MAY DREAM」はどう考えても、隠れ名曲には挙げられないので、ちょっと考えてみました。

 この曲が入った『ROKKET SIZE』はシーナさんが産休中に制作されたため、ザ・ロケッツ名義で発売されました(当時のライヴでは鮎川誠&ザ・ロケッツ名義で出演したこともあります)。
サンハウス『クレイジー・ダイヤモンド』ツアー(後に音盤化されました)で、発表された「ダイナマイツ」がスタジオ録音(シーナさんがゲスト参加)で録音されたり、1曲(それはインストゥルメンタル)を除いて全て柴山俊之さんと鮎川さんによる作品なのです。

 そんな中でもこの曲は人気がありまして、この曲にインスパイアされ、英題の「I'M FLASH」で豊田利晃監督により映画化されています。
映画の主題歌はこの曲のカヴァーでして、バンド名は I'M FLASH! BANDと、曲のタイトルにこれまたインスパイアされてます。
メンバーはチバユウスケさん、中村達也さん、ヤマジカズヒデさん、ken kenさんという顔ぶれです。
ちなみにこの映画の音楽監督はZAKさんなんですよ。
シナロケやRCにフィッシュマンズが同じ線上にあると思うと胸が熱くなりますね。

 ちなみにシーナ&ロケッツには色々な編集盤がありまして、ビクター時代の鮎川さんがヴォーカルを取った曲とインストゥルメンタル曲を収録した『ROCK IS ALRIGHT』はシーナさんによるライナーもあって、おすすめの1枚です。

・シーナ&ロケッツ『ROCK IS ALRIGHT SHEENA&THE ROKKETS featuring MAKOTO AYUKAWA』(VICL-22005/ビクター)
ビクター時代のシーナ&ロケッツの鮎川誠さんのヴォーカル曲とインストゥルメンタル曲を収録した編集盤。
画像をタップすると、「I'M FLASH」のP.V.を見ることができます。

 シーナさんが亡くなってからはライヴの柱になる曲として演奏されているようですね。
現在は録音時とはベースが浅田孟さんから奈良俊博さんに代わりましたが、ライヴの迫力は変わらないです。
そして、作詞の柴山俊之さんもZi:LiE-YAなどでこの曲を演奏している模様ですね。

・「博多とロック」(書肆侃侃房)
鮎川誠さん&シーナさん、柴山俊之さんインタビューを掲載。
画像をタップすると、Zi:LiE-YA「ホラ吹きイナズマ」のライヴ映像を見ることができます。

 『ROKKET SIZE』には昨年お亡くなりになった野島健太郎さんも参加していて、ライヴではキーボードだけではなくギターも弾いていて、「宝島」で「ぶっといギター・ソロを披露した」とあってテンションが上がったことを覚えています(野島さんは村松邦男さんのアルバムにEXと一緒に参加したり、勿論ARBのサポートも知ってましたし、注目していたミュージシャンでした)。

 『ROKKET SIZE』が発売されたのが1984年3月21日(大滝詠一さん『EACH TIME』と同じ日!)でしたから、再来年が発売40周年になりますね。
P.V.やライヴ音源が残っている模様なので、できたらデラックス・エディションという形にしてほしいですね。

・「ロック画報 17号」(ブルース・インターアクションズ)
めんたいビート特集。鮎川誠さんと柴山俊之さんの対談、サンハウスやルースターズのヒストリーなど読みどころが多い内容。
画像をタップすると、シーナ&ロケッツ「ホラ吹きイナズマ」のライヴ映像を見ることができます。

 シーナ&ロケッツのファースト・アルバム『#1』が再発される予定があるというニュースが流れたのですが、どうなっているんでしょうね。
個人的にはシーナ&ロケッツで一番好きなアルバムなので、聴くことができない現状は淋しいです。

 明日から2、3日は隠れ名曲、名演コレクションを休んで、何か別のことを書いてみたいと考えてます。これまた予定です。
もしかしたらシレっと隠れ名曲、名演コレクション書いてるかもしれませんし。。
とりあえず考えます。

 ではまたー。

 

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