子どもたちからの贈りもの

屋久島に来てからも子どもたちにたくさんご縁があって、日々ギフトの時間をもらっています💝最近の、特に忘れられない素敵な瞬間を、いくらかシェアしてみます✨

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子どもたちとお友達のお家のお風呂に順番に入っていたときのこと。一時的に預かっている子の保育園のお迎えの時間があったので私は入らず帰り支度をしていると、そばにいた子に
「お風呂入らないの?」
と聞かれ、
「うん、そろそろ行く時間だからね~」
「かわいそう」
「いいんだよ、大丈夫だよ」
「かわいそうって言われたくない?」
「ううん、言っていいよ」
というようなやりとりをした後、
「自分のことかわいいって思っていいんだよ」
と、その子。なんだか感動して、とてもあたたかい気持ちになりました。この子はそれ(自分を慈しむこと)が、すごく自然にできてるんだな、と感じ、そのあり方がとても美しいと思いました。

また別な日、金柑の実のたくさん成ってる場所を、その子に案内してもらったときのこと。
「わあ、すごいね」とさっそく実をとろうとしたら、
「鳥さんに聞いてからね」
とその子。
「とっていいですかー」
と空を見上げてその子が聞いたら、すぐに鳥の返事がきこえてきました。ほんとに鳥と話してるんだな、と思いました。
帰り道、一緒に湧き水を飲んで歩き出したとき
「かみさま、ありがとう」
と言うのを聞いて、すごくハッとさせられました。金柑の実ひとつにも湧き水一滴にも、「ありがとう」の気持ち、いつも忘れずにいたいです。

(みかんか何かの実を「おっきい金柑!ママにプレゼントするー!」って言ってるのが可愛かったです)

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お母さんがいない間、代わりに一緒に暮らさせてもらっている子が、お友達にいじわるした日のこと。
「なんでいじわるしちゃったのかな」
とか
「自分がされて嫌なことは人にしないって前に約束したよね」
とか
「わたしは○○くんのこと大好きだから、そういうことしてるのを見ると、すごく悲しい気持ちになっちゃうんだよ」
とか 
いろいろ一緒に話そうとしてみても最初はすぐに話をそらされましたが、
「おはなししたいなー」
と何度も伝えるうちにようやくわたしをまっすぐに見つめたその子の瞳を見て、
ああこの子は、わたしの気持ちとか伝えたいこと、全部わかってるんだな、と直感して、
「ママいなくて寂しいんだよね。そういうときは我慢せずに言ったらいいよ。そしたらきっと、いじわるしなくてよくなるよ」
と話してみると、途端、堰を切ったように泣き始めました。その子が繋ごうって言ってきたので、その晩は手を繋いで眠りました。
映画のなかの世界のような、そのまっすぐな感情表現(泣き出し方とか)、その素直さに、強く心を打たれました。

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こんなふうなエピソードが次々生まれる毎日です。
屋久島に来てから、子どもも大人も自由に生き生きとただそこに在る姿を見て、感動して涙することが多々ありました。
そんなふうな屋久島の人・自然のなかにいると、自分自身と繋がるスピードがどんどん速まっていくように感じられます。感謝です💖


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子どもに教えられたこと

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