2024ファジアーノ岡山にフォーカス13『 本質を見極めるキヤマアイ~着眼大局~ 』J2 第6節(A)vs ザスパ群馬



1、挑戦と無謀の狭間~決断~


 この試合で語るべきポイントは、メンバーをどこまで変更するかであったと思いますが、この日の岡山は、前節から実に6人スタメンを変更した。中でも最も注目されたのは、この試合がプロデビュー及び初スタメンとなった11番 太田 龍之介 選手であることは間違いない。44番 仙波 大志 選手も今季初スタメン。99番 ルカオ 選手も途中出場を続けているが、リーグ戦でのスタメンは初である。88番 柳 貴博 選手と18番 田上 大地 選手、4番 阿部 海大 選手がスタメンに復帰した。8番 ガブリエル・シャビエル 選手も初のメンバー入りした。

 対する岡山を迎え撃つ群馬は、1トップ、DH、左右のWB、右CB、GKを変更してきた。この変更の中で注目したい点は、前節右WBだった選手を右CBに変更して、前節の水戸と同様にGKまで変更してきた点ではないかと思う。

 この2点に関しては、藤枝やいわきFCのようにDFラインに繋げる選手を起用する意図があるのではないかと感じる。この試合のGKにしても42番 石井 僚 選手は、J2デビューとなった。先日の水戸の51番 春名 竜聖 選手もそうでしたが、若いGKの選手には、足下の上手い選手が本当に多いが、42番 石井 僚 選手も上手い選手でした。

 水戸も群馬も今季は、しっかり繋ぐという意識が高いチームであるが、それでも岡山戦で、そこに特価した選手を起用してくる理由としては、ただ単にロングパスを蹴るだけでは、勝機を見出すことはことは簡単ではないという判断であると思います。群馬もまた自分達の時間を確保するためにそういった決断をしてきた。

 岡山としても全試合同じ選手が出場を続けることは簡単ではないので、怪我のリスクを下げる負担の分散をする起用がどこかで必要になります。それと同時に、出場機会の少ない選手や調子の良い選手を適切なタイミングで、起用していくことで、各選手の成長をチームとしての成長に繋げていくことも長いリーグ戦を勝ち続けるためには必要です。

 しかしながら、メンバーを変えることで、どこのチームもベストパフォーマンスを出すのは難しくなります。両チームとも同じ状況ですが、その辺りを含めて、スタメン選手を選んでゲームプランを考えて戦わないといけない。

 この部分の木山 隆之 監督の判断が、本当に絶妙であった。そして、群馬の大槻 毅 監督の判断も素晴らしかったことで、1点を争う好ゲームとなった。

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2、探り合いと試行錯誤~斥候~


 立ち上がりは、J2の定石となりつつあるロングパスの蹴りあいから始まる。やはり、両チームとも気持ちが入る時間で、フレッシュな時間。ここで、繋いで落ち着かせるよりは、お互いにビルドアップでボールを失うことでの失点のリスクを下げて、落ち着いてきたから自分たちのサッカーをしていくことになる。

 5〜10分ほどは、両チームともアグレッシブに入ったことで、そういった時間はより長くなった。岡山はハイラインであったので、その背後を突かれそうな形ではあったが、上手く対応できていた。ただ、2度同じ形が続いたので、立ち上がりのライン設定やプレスでの追い込み方には改善の余地もあるかもしれない。

 落ち着いて来る中で、99ルカオ 選手がフィジカルとスピードを活かして、中に折り返す形を作っていたが、9グレイソン 選手のように収まらなかった。そのため、両チームの攻守が激しく入れ替わるという事も多かった。

 それは群馬も同じであったので、両チームとも試合を落ち着かせようと、ゴールキックも後ろから繋いで行こうとするが、両チームとも制限をかけていくので、(最終的にはロングパスを蹴るとしても)後ろから繋いで形を整えたかったが、大きく蹴る選択をするようになった。

 岡山としては前線で納められる可能性を模索するために、11番 太田 龍之介 選手を1トップに変更したが、これが良かった。これによりファーストディフェンスとしてのプレス。そして、空中戦の強さを活かしたポストプレーが光った。ベストパフォーマンスでこそなかったが、1トップの「解」としては大きな収穫といえるプレーが見えた。

 多くの方が、その可能性を99番 ルカオ 選手のプレーを観てから既に指摘されていましたが、私も実際にプレーを観た限りだと、11番 太田 龍之介 選手の方が1トップへの適性は高いように感じた。チームとして99番 ルカオ 選手としての選択肢も残しつつ、11番 太田 龍之介 選手を1トップの9番 グレイソン 選手に次ぐ、2番手として捉えて、チームを作っていく方が、先を見据えると良いのではないでしょうか。

 また、後半の同点から逆転の流れを作った44番 仙波 大志 選手だが、前半には、パスが弱くなったり、上手くキープして欲しい所で奪われたりするプレーを観ながら「もっとできるはず」という気持ちで、試合を見守っていた。結果的に、やはりもっとできた。

 前半は、両チームともミラーゲームの影響を感じた中で、どちらが主導権を握ったのかとはいえず、良さを消しあうようなサッカーにもなったし、いつもの岡山の安定感を欠けていたことで難しいゲームにこそなったが、大きく崩れることなく、後半で勝負を決める試合となった。


3、勝負を分けた違い~翼君と岬君~


 後半頭から9番 グレイソン 選手を99番 ルカオ 選手に代わり交代したが、99番 ルカオ 選手にとっては厳しいものとなるかもしれない。今まであれば、シャドーを先に代えたり、9番 グレイソン 選手とコンビを組む時間帯もあった。しかし下がったのは99番 ルカオ 選手で、残ったのは11番 太田 龍之介 選手である。

 もちろん、11番 太田 龍之介 選手をみたいという気持ちもあったと思いますが、99番 ルカオ 選手のパフォーマンスよりも11番 太田 龍之介 選手の方が良かった部分はあったと思います。

 何れにせよ、この投入で、前線で起点ができることで、試合が落ち着くかと思われたが、ダミーのロングスローから5番 川上 エドオジョン 智慧 選手のシュート性のクロスが、1バウンドして、少し回転がかかっていたのか、88番 柳 貴博 選手のクリアは、ゴールの方向へ飛んでしまう。49番 スベンド・ブローダーセン 選手も手で触っていたが、流石に弾くことができずに、決まってしまう。

 例年であれば、このままということも考えられたが、今季はここからも強かった。バイタルエリアで、9番 グレイソン 選手のパスを受けた44番 仙波 大志 選手が、シュートに行くと見せかけて、シュートフェイントで、群馬の選手で唯一、44番 仙波 大志 選手へ寄せに出れた選手を剥がすと、左から利き足の右足に置き換えると、ルヴァンカップのゴールのように、ミートとコースを意識したシュートが放たれる。群馬の選手は誰も動けず、すぐに追いついた岡山。

 両チームは、決勝点を奪うために、岡山は、27番 木村 太哉 選手と8番 ガブリエル・シャビエル 選手を投入して、勝負に出た。群馬も40番 佐川 洸介 選手を投入して、前線に高さを生み出すなど、フレッシュな選手を入れて、活性化してくる。

 しかし、勝負を分けたのは個の力であった。8番 ガブリエル・シャビエル 選手が非凡なスルーパスで、決定機を作り始めると、9番 グレイソン 選手との息あってくる。狭い所をパス交換で仕掛けた後、一度は防がれるも、零れ球は、17番 末吉 塁 選手のもとに転がると、そこからクロスを入れていく、それを9番 グレイソン 選手が胸で落とすと8番 ガブリエル・シャビエル 選手が利き足とは逆の右足をふり抜き、ゴールネットを揺らして逆転。

 3回目のAT弾の決勝点で、相性の悪いチームとの3連戦3連勝で、クラブ記録タイの4連勝。苦しみながらも1位をキープできた。群馬は、6戦目を終えた段階で、勝ちなしと苦しんでいる。

 先制されて一時はどうなるかと思ったが、翼君と岬君の連携プレーのようなブラジル国籍の2選手のプレーで、決勝点を呼び込んだ。勝負を分けたのは、個の力であり、今後の岡山の得点力アップを期待できる試合になった。


4、J2屈指の組織力~ザスパ群馬~


 結果こそ出ていないが、非常にオーガナイズした戦い方ができるチームである。4-4-2から3-4-2-1に取り入れたことで、5-4-1の守備ブロックを構築することで、負けない強さを目指しての挑戦と思われる。

 リザーブメンバーを見てもDF登録の選手は不在で、MF登録とFW登録の選手ばかりである。前半はしっかり守って、後半勝負する。そういったゲームプランでの勝利を目指すチームではないかと感じる。

 いくら岡山がターンオーバーを採用していたとはいえ、この試合であれば、9番 グレイソン 選手だけでは、逆転までは難しかったかもしれない。8番 ガブリエル・シャビエル 選手がいたからこそ生まれた逆転弾だった。それだけゴール前の人数が揃っていて、攻略にはとても苦労した。

 守備の安定感は、岡山戦で2失点したこそしたが、パスワークや守備ブロックの前からミドルシュートを打ったとしても得点することは簡単ではない。失点しないという守備ブロックと、後半に40番 佐川 洸介 選手の高さを加えて、攻勢に出るというゲームプランも悪くない。

 すぐに得点力をアップさせることは簡単ではないかもしれないが、サイドどゴール前を固めて、1点差勝負に持ち込むことで、勝ち点を積み重ねて、まずは、1つでも順位をあげていきたいはずだ。


5、決断から生まれた進化へ道筋~ファジアーノ岡山~


 味方のオウンゴールで先制されるもすぐに同点に追いつき、怪我から遅れてきて復活した8番 ガブリエル・シャビエル 選手の決勝点で勝利という収穫もありながら結果も残すことができた試合となった。

 11番 太田 龍之介 選手と、25番 吉尾 虹樹 選手もJ2デビュー。パフォーマンスは、まだ粗さこそ目立った部分と連携の部分での伸びしろを感じたが、それでも持っている力の片鱗を示すことができた試合になったのではないかと思います。

 選手起用に選択肢が増えた中で、恐らく次節は、9番 グレイソン 選手の1トップに19番 岩淵 弘人 選手と8番 ガブリエル・シャビエル 選手がスタメンで起用される運びになるのではないかと感じます。理由としては、9番 グレイソン 選手と8番 ガブリエル・シャビエル 選手のあの連携プレーを見れば、同時に起用しない手はないからである。

 他のポジションのスタメンに関しては、14田部井 涼 選手が大丈夫であれば、そのまま復帰すると思われるが、18番 田上 大地 選手の立場は、徐々に厳しくなっているものの失点したわけではなく、横パスではなく、しっかり前に出していくパスであったり、的確なポジショニングと、正確な判断力はやはり魅力的であり、連戦で交代しつつの起用が続くと思われる。

 気になるのは、リザーブメンバーではあるが、FWは、11番 太田 龍之介 選手、27木村 太哉 選手。MFは、10田中 雄大 選手、44仙波 大志 選手、15番 本山 遥 選手。DFは、5番 柳 育崇 選手。GKは、1番 堀田 大揮 選手。といった感じになりそうな予感はしている。連戦であれば、99番 ルカオ 選手や25番 吉尾 虹樹 選手も当然入ってくるが、この試合のパフォーマンスを考えると、私であれば、上記のメンバーになるのではないかと感じています。

 選手が戻ってきたのは嬉しいが、一方で左WBの状態は気になる。2番 高木 友也 選手と42番 高橋 諒 選手の状態は気になるところであるので、55番 藤井 葉大 選手が絡んでくる可能性も十分ありえる。

 とはいえこの試合は、やっぱり8番 ガブリエル・シャビエル 選手が凄かったという結論が大きく占めるのではないかと思う。彼が生み出す相乗効果はとても期待したい。

『 8番 ガブリエル・シャビエル 選手 』
「今のファジアーノは、素晴らしい雰囲気がある。王者のメンタリティもあるし、昇格するためにはそういうところも大事だと思っている。」

ファジアーノ岡山公式HP
J2第6節 ザスパ群馬戦 監督・選手コメント
より一部引用
URL:https://www.fagiano-okayama.com/news/202403242000/

文章・図=杉野 雅昭
text・figure=Masaaki Sugino

 もしよければ、データでフォーカスもよろしくお願いします。



筆者紹介
 冷静さと熱さを両立した上で、自分の感じた事を自分の言葉で表現することを大事にしている。ハイライトやテキスト速報をレビューを書くために確認するが、極力SNSは、情報を遮断して、レビューを執筆している。流石に通知なので、軽く目にすることこそあるが、綿密に分析するというよりは、サッカーというスポーツの魅力を発信することを一番大事にしており、ファジアーノ岡山だけではなく、対戦クラブにも最大限のリスペクトの気持ちで、サポーターとの交流や魅力を語り合うことが好きで、レビューを書き始めて、中断期間や書けなかった試合もあるが、10年以上、ファジアーノ岡山を中心にサッカーのある生活をエンジョイしつつ、応援してきた。


6、アディショナルタイム(ファジ造語24)


『 ≫≫力を出し切る三原則≪≪ 』
「決め切る・勝ち切る・逃げ切る」という課題と語ったGMの服部 健二 氏の言葉から想起した「力を出し切る三原則」という2024シーズン第一弾のファジ造語とさせていただいた。来季を観て行く上で、勝利するために、チームがどう強くなったのか、是非、結果から「力を出し切る三原則」をクリアできているか注目したいですね。

『 ≫≫虹色の右足≪≪ 』
24シーズンがルーキーイヤーとなる24番吉尾 虹樹 選手の右足から放たれるパスやクロス、シュート、プレースキックの全てが、高精度であることをより魅力的に伝えるファジ造語。24吉尾選手の名前の「虹樹」の「虹」があり、「虹色の右足」に相応しい選手であると思います。プロとして経験を積む中で、「虹色の右足」は、大樹のようにチームを支えることができる可能性を秘めていることも間違いないでしょう。

『 ≫≫木山マジック≪≪ 』
固定概念を作らない木山 隆之 監督の自由で大胆な決断により、チームを勝利に導くことができる試合采配や選手起用を指すファジ造語。誰にも思いつかない自由な発想と大体な一手で勝利を手繰り寄せてきた将棋で一時代を築いた羽生 善治先生の一手が「羽生マジック」と呼ばれていたが、そこに由来して、「木山マジック」と命名した。22シーズンは、サポーター間でも浸透した。24シーズンでも聞きたいワードですよね。

『 ≫≫剛よく剛を制す≪≪ 』
「サッカーにおいても剛強なものが、剛強な力によって、無慈悲にも剛強なものを押さえつけてしまうという弱肉強食の世界である」という意味の造語」本来は「柔よく剛を制す=柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、かえって剛強なものを押さえつけることができる」という意味の造語だが、99ルカオ選手のフィジカルが、あまりに凄すぎるので、諺(ことわざ)を弄ることでその強さを表現したファジ造語。

『 ≫≫木山曲線≪≪ 』
将棋の藤井八冠が、AI評価値で、一度リードしたらそのまま最後まで右肩上がりで完勝してしまう強さを表現して「藤井曲線」と言われていました。まさしく、開幕戦の木山ファジの勝ち方のようで、そこを可能にした選手起用やチーム作り、ゲームプランから木山マジックの進化系であり、90分間でほぼ圧倒して勝った時の勝利を表現するファジ造語。

『 ≫≫三本の矢24ve≪≪ 』
以前、ファジ造語として紹介していたが、24シーズンでの三本の矢は、11人で繰り出される隙が無い攻撃(途切れずらい攻撃)の事を指す。木山ファジの特色である選手の個性を引き出すサッカーの下で、3Dアタック×3=「縦×横×高さ」×「速さ・強さ・巧さ」×「パス×ドリブル×シュート」が、その方程式の下で、異次元の破壊力を生み出させる攻撃。まさしく、三本の矢に相応しい攻撃を表現したファジ造語。

『 ≫≫虹色の戦術(レインボータクティクス)≪≪ 』
 個性豊かな選手を適材適所で起用して、個性×個性の攻守のプレーの幅や深さで、対戦クラブの戦術の多くへの対応して戦えるだけでなく、試合毎に相性の良い選手が、持ち味を発揮して、攻守で安定した戦い方をすることができる。その個性の戦術の色の可能性はまさに虹そのもので、虹色のように個性が耀き、雨の後の晴れのような勝利に繋げることができるファジの戦術の事を指すファジ造語。

『 ≫≫田段陣地≪≪ 』
 「多段構え」の防壁と、隙を少なくする戦術的な「防御陣形」に、18田上 大地 選手の名前から、「田上=田んぼの上」では水があることで、自由に動けない。そして、「大地=広大な土地」であることで、広範囲にその守備の連動が及びという意味、そして地に足が付いた意味を全て込めることで、18田上 大地 選手の守備が、複数の守備戦術と強固な壁を構築された上で、隙の少ない堅守で、統率された守備ができる事を示すファジ造語2024です。

『 ≫≫グレイZone≪≪ 』
 岡山の最前線のDFラインと中盤の間のエリアで、9グレイソン選手がプレーするエリア。ここで、攻撃で、起点を作ることができて、守備では、対戦チームの前進を阻んだり遅らせることができる。9グレイソン 選手のこうしたプレースタイルとプレーエリアは唯一無二で、岡山の堅守を支えるだけではなく、岡山の流れの切れない攻撃を可能とする。まさにその様子は、難攻不落の前線基地のエリアで、本来は対戦チームが有利なエリアだが、五分五分に持ち込める本来の意味も含めた効果を比喩して創ったファジ造語。

『 ≫≫岡山式三段撃ち≪≪ 』
 GKの守る最後の砦である本陣の前を「DF:空中戦、クリア」・「MF:パスカット、セカンドボール回収、サイドの主導権」・「FW:プレス、プレスバック」の「三段撃ち」で陣地を押し返して、気が付いたら岡山が守備から攻撃まで陣地回復できる強靭な守備。また、仮に敗れてもゴールに体を投げ出して守る守備ブロックと某ゲームのゴーレムのように、ゴールに蓋をする守護神が備えている堅守である岡山の守り方の説明を一言で表現したファジ造語。

『 ≫≫動かざるごと岡山の如し≪≪ 』
 対戦相手やどういった状況でも、岡山は無理に攻めることなく、好機をじっくり待ち、やることを徹底して、最後まで可能性を信じて戦える自信と謙虚のバランスの取れたメンタルの強さ。そして、個の力や組織力のどちらでも向かってくる対戦クラブをしっかり受け止めるチームとしての体幹の強さで、横綱相撲のように攻守で着実に前進して、そのまま押し切れるチームの総合力の高さ。ここを戦国大名の武田 信玄の「風林火山」の「山」の「不動如岡山」の「動かざるごと山の如し」の「山」に「岡」を加えて「動かざるごと岡山の如し」に変えて、岡山の攻守の安定感を強調したファジ造語。

『 ≫≫キヤマアイ≪≪ 』
 木山 隆之 監督の勝利に逆算した勝負勘が優れた決断力に裏打ちされた本質を見極める「着眼大局」の眼を例えたファジ造語。木山 隆之 監督は、勝利のために必要なことを見極めて、情に左右されることなく、冷静に決断を下すことができる。無謀ではなく、挑戦であり続ける勝負師木山 隆之 監督の勝負術に優れる監督でもあることも示す。

『 ≫≫仙波クルゴール≪≪ 』
 他のファジサポさんが命名された仙波クルクルにインスパイアを受けて、そこを少し加えて、仙波クルゴールと表現しました。これは、バイシクルみたいな響きの良さを仙波クルクルから残して、そこにシンプルにゴールを加えた。イメージ的には、仙波クルクルのように相手のベクトルを利用して、守備を無効として、決めるシュートのことを指したファジ造語です。

『 ≫≫∞GX FIELD∞≪≪ 』
 ハーフウェーラインより前の何処からでも決定的な仕事ができる8番 ガブリエル・シャビエル 選手の得意なプレー範囲の広さを表現したファジ造語。クロスでのチャンスメークやスルーパスでの決定機を作り出せる。そして、自身もゴール前でパスを受けることで、得点を決めることもできる。


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