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レンジー ナントに行く(3):アイルランド対スコットランド

 今回のフランス遠征、もちろん本命は日本対アルゼンチン。しかし滞在は2日間。つまりもう1試合見られるということ。
 もしナントに泊まるならウェールズ対ジョージアが、パリに泊まるならアイルランド対スコットランドが見られる日程だった。
 まあ、どっちもありというところだったが、行くのを決めたのがもう2週間前だったので、もうナントで駅に近いホテルがなく、パリ2泊に。そうなるとアイルランド対スコットランドとなる。
 人気カードなだけになかなかチケットがでなかったが、なんとか手に入れたので観戦。

 会場はスタッド・ド・フランス。サッカーの試合を何度もテレビ観戦しているが行くのは初めて。


 50列目と、とても遠い席だし、インゴールより後ろの席だったが、たいへん見やすかった。複数の駅が使えて、動線も悪くない。


 トイレは新国立競技場や日産スタジアムとかと比べると小さく、長大な行列ができていたけれど。

 この試合、プールB の最終戦で、アイルランドもスコットランドも勝てなければトーナメントに上がれない試合。10/8の日本対アルゼンチン同様、双方必死の試合だった。


 結果から言うと36-14でアイルランドの完勝。特に前半は26-0と一方的だった。
 戦術的には、まずはアイルランドが展開するとき、スタンドオフのセクストンがループする上に反対サイドから選手が移動してくる移動攻撃が非常に効果的だった。
 次にスコットランドはブレイクダウンから順目に展開するのが基本で、アイルランドのディフェンスがそれを読んで先回りして守ったことが挙げられる。
 スコットランドのボールは、横方向には移動していても縦方向にはほとんど進めてないという局面が頻発した。

 というわけでアイルランドが準々決勝に出場。相手はオールブラックス。実は2019年日本大会でも、同じく準々決勝でオールブラックスと当たって大敗している。彼らにとっても、4年前の「忘れ物」を拾いに行く戦いということになる。

 明日は決戦だ。こちらに来てわかったが、昼は暑い。開幕からもう1カ月。慣れても来てると思うがアルゼンチンは南半球。つまり冬から春になるところだ。この夏に日本で練習していたブレイブブロッサムズには、暑い方が有利かもしれない。少なくとも暑くて不利になることはない。明日の試合、精一杯応援します。  


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