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こころのシャッターを下ろす部下への対応

こんにちは。笑顔あふれる社会を築く!
感情コントロール専門家の杉山修です。
感情・言葉・態度・表情をベースとして自らが変化する支援を行ってます。

今回は40代女性からの相談を取り上げたいと思います。

【相談内容】
看護師をしています。年上の部下のことで相談です。経験や知識は豊富で仕事がとてもできます。しかし、私が若手の指導・教育を依頼すると「時間がない」「忙しい」と言われてしまいます。表情が変わり、(こころの)シャッターを下ろしてしまいます。
それ以上、関わっても無駄と思い諦めてしまいます。何か対応策があれば教えてください。

■自尊心を傷つけず”あなたの支援をしますよ!”のスタンスが大切
年上の部下であれば自尊心(プライド)を傷つけないことが大切です。

そのうえで「時間がない」と言ってきたら、こころの扉を開放するチャンスです。

具体的アプローチとして私だったら
① いつも頼りにしていて(自尊心を満たす)助かってます。

② 負荷がかかっているみたいだけど、3分だけでいいから話をさせてくれますか?
 (短い時間を伝え、「あまり時間を取らせませんよ!」というスタンスで)

③ 毎日、時間に追われて大変そうだけど、具体的に何が負担になっているか教えて
 くれますか?
 (時間がないという抽象化された言葉を具体的にして負荷の掛かっている業務を
  把握する)

④(③の問いかけの答えに対し)そうでしたか。責任をもって担当いただき、感謝
  いたします。
 (ポイントは「申し訳ない」「すみません」等の謝る言葉は使わないことです。
  なぜなら、謝ることによって上司に非があると思われる可能性があります)


④ これから〇〇さんの負荷を少しでも減らすため、若手に早く一人前になってもら
   いたく、教育をお願いしたいと思ってます。その代わり、今、負担になっている  
   □□の仕事は私の方で引き取って対応したいと思います。いかがですか?
 (相手のメリットを伝える。そのうえで”時間”で負荷と感じている仕事を一旦、
  排除する。相手に”時間”を言い訳にできないアプローチをする)

過去、私も年上の部下に対し苦労したことがあります。しかし、自尊心を傷つけず、頼りにしていることを心から言葉と態度で示すことにより、強力な支援者となりました。

相手がこころのシャッターを下ろしていても、物理的・心理的な距離感を自ら近づける行動をとりましょう。

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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