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NZ博士留学でかかるお金の話(理系PhD)

引き続きお金の話です。辟易しますね。

博士課程も海外で取ることにした僕ですが(大学院の進学先選びの話はまたいつか書きます)、そうなるとまたお金問題が出てきます。

↓修士課程イギリス留学の話はこちら

(完全に余談ですが、一人称迷子なので僕とか私とか自分とか表記が揺れています)

そもそも同級生は、だいたいもう社会人。ふるさと納税を何にするか考えてるの羨ましい。なんなら妹ももう社会人で経済的に自立している中、親からの仕送りを貰い続けるのか…という気持ちもありました。

(サンクコストバイアスの権化なので普段はあまり考えないようにしていますが、)
もし、日本の大学で修士博士と残って研究をしていた場合、うまくいっていれば学振が取れていたかもしれないし、DX博士(フェローシップ)やTA・RAである程度経済的な基盤が作れていた可能性があります。

また、そもそも博士課程から急に学生を受け入れてくれる研究室を探すのもなかなか大変です。

結局、ニュージーランドにあるLincoln大学の先生から、前向きな返事をいただき、進学を決めました。今は、外部研究者として大学に出入りしながら、4月からの課程の準備をしています。

↓ぐるについて(実験好き・人生も実験・無計画なのに現実主義)

ニュージーランド博士留学費用

期間:3年間
場所:ニュージーランド・クライストチャーチ郊外

概算(準備と1年目学費)

  1. 英語試験(IELTS)受験料 35k

  2. 学費(保険込み) 900k

  3. 航空券 100k

  4. VISA申請費と健康診断等 100k

合計 1,135,000円

1 英語試験(IELTS)受験料

もう受けたくなかったんですがまた受けてます。
大学院自体は修士号を英語圏で卒業してれば英語試験の結果を求めないところが多いのですが、奨学金の応募に英語試験の結果を求めるところが多く、受けることにしました。試験1回分に加えて、結局対して成長してないspeakingをなんとかするため、DMM英会話を初月半額分だけ利用。

(一応OA7.5を取得したので、コツなども機会があれば共有します)

2 学費

ニュージーランドは、英語圏の例に漏れず学費に留学生価格を設定しているのですが、なんと博士課程は現地学生と同額なので、学費は$8,000程度。
加えて、施設利用費(Lincoln大学は駐車場とジムが使い放題です)と保険料合わせてこのくらい。

3 航空券

ニュージーランド航空が日本とニュージーランドの唯一の直行便を運行(成田-オークランド間)。
経由便を選んで節約するのが海外渡航あるあるですが、ニュージーランド航空は国際線をとると国内線1本が無料で付いてくるので、地方在住の場合あんまり変わらないです。

4 ビザ申請費と検診

日本からのビザ申請は無料ですが、NZ国内からだと3万円くらい取られます(足元を見られている)。また、1年以上の滞在の場合は、胸部X線と検診を受けなければならず、5万円くらいします(とても足元を見られている)。あと、日本の銀行の残高証明は翻訳会社に翻訳してもらう必要があり、2万円くらいします(足m)。

以上が、一時的にかかるお金です。続いて生活費(今回はざっくりしたまとめですが、細かい生活費計算もそのうちやってみたいな)。

生活費(一週間)

*この章はNZD(1 NZD ≒ 90 JPY)

  1. 家賃(光熱費WiFi込み) 140 

  2. 食費(命綱ことPack'n) 100

  3. 通信費(SPARKで$30/4w) 10

  4. 交通費(バス平日1往復) 10

  5. その他(服とか) 50

合計 $310 (27,900円)

ただし、かなり質素かつ友達のいない生活の概算になってます。外食がとても高い($20〜とか)ので外食をするようになると爆上がりします。

どうやって工面するか

例によってまだ工面できてないんですがね。

  • 2年のGAPで貯めた貯金(積立NISAせっかくやってたのに海外に行くことになって解約した)

  • 土日のバイト収入(NZは最低賃金が高いので土日だけで$300くらいもらえる)

  • 奨学金(JASSOの海外学位取得型奨学金を4月からいただく予定)

長すぎギャップイヤー(s)では一応貯金をしていたので(実家にお金を入れていないため)初期費用はそれを切り崩し、足りない部分を親に肩代わりしていただいて払いました。

バイトは、4月以降研究が切羽詰まったら辞めざるを得ないかもしれないですが…今のところ、研究の息抜きとしても機能しているのでできれば辞めたくない。(バイトの話はまた書きたい)

奨学金は、もらえるかわからなかった(3月に結果が出た)ので計算に入れてなかったのですが、いただけることがわかり、生活に余裕ができそうです。この奨学金の応募課程とか準備は、私が他の方のnoteを参考にした部分でもあるので、きっと共有します。

奨学金がもらえなかった場合は、研究室の共同研究先の企業からRAとして援助を受ける予定でした。が、そうなると企業主体の研究になるし、自分の裁量がかなり限られるので、奨学金がもらえたことは研究の上でもありがたかったのです。

以上、お金の話でした!

次は何を書こうかな。何がいいですか?
なんでニュージーランドでこの大学なのかを書こうかな。
質問箱を始めると意見が聞きやすいかなーなどと思っているところ。

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