自己紹介-これまでの音楽遍歴(中編)

どうも、スヒです。
前回に引き続きこれまでの音楽遍歴をまとめます。
今回は高校生から大学生にかけて聞いていた音楽を紹介します。

高校生

高校時代の家庭の大きな変化として親がスカパーに加入します。
目的は音楽…ではなく韓流ドラマ。
当時は"冬のソナタ"が流行っていた頃で母はこれ以降今に至るまで韓ドラ、K-popに傾倒します。
それを尻目に僕はSpace Shower TV、Viewsic(現Music On!TV)を見ていました。
CSが見られることで聞ける音楽の幅がとても広がりました。
特に印象に残っている音楽を3つほどピックアップします。

ASIAN KUNG-FU GENERATION

いわゆる"邦ロック"に目覚めたのはアジカンがきっかけかなと思います。当時期待の若手が集まったライブイベント"スペシャ列伝"でアジカンがでている回を見てからハマりにハマってVHSでなんども巻き戻してみてた記憶があります。
アルバムで言うと"君繋ファイブエム"が一番思い出深いです。

未来の破片/ASIAN KUNG-FU GENERATION


くるり

僕の音楽の幅を広げてくれた"音楽のハブ空港"は間違いなくくるりだと思います。
"ロックンロール"のMVを見てハマり、武道館ライブの放送は録画して何度も見ていました。
当時のドラムはすでにクリストファー・マグワイア。途轍もないプレイングでした。
僕が一番好きなアルバム"THE WORLD IS MINE"の収録曲を聞けばわかりますがくるりの曲はは多様なジャンルを咀嚼して作られていて作品を聞いていると毎回ワクワクします。
それと同時に同じジャンルの音楽をずっと聞くことはせずいろんな音楽を聞くようになります。
高校生の時にくるりに出会えてよかった。

ロックンロール/くるり


Number Girl

僕がNumber Girlを初めて知ったのはスペシャの番組CM"Number Girl解散特集"で流れていた"NUM-AMI-DABUTZ"でした。
極彩色で目がチカチカするようなセットで狐の面を被り今まで聞いたことがなかった金属的なサウンドの中でラップなのか念仏なのかわからない歌を歌う非現実的な音楽に強烈に惹かれます。
TSUTAYAで"NUM-AMI-DABUTZ"が収録されたアルバム"NUM HEAVYMETALLIC"を借りるのにそんなに時間は掛かりませんでした。
アルバムを1周したあとはとんでもない世界に触れてしまったと呆然とした記憶が残っています。
後々になって気付くのですがおそらく人生で一番初めに触れたダブだと思います。初期Number Girlのオルタナ全開な感じも好きですが僕のNumber Girlのイメージは"NUM HEAVYMETALLIC"なんです。

NUM-AMI-DABUTZ/Number Girl


そういえば、高校生の時に初めて洋楽のCDを買います。(初めて買った邦楽のCDは中学2年の時ににSMAPの"らいおんハート"とゆずの"ゆずえん")

Take Me Out/Franz Ferdinand

FMで出会ったFranz。当時の邦楽ではなかなか聞けない低音でセクシーなボーカルとガレージロックの荒さにポップなメロディを合わせたサウンドにハマりました。当時のロックンロール・リバイバルブームに少し手を触れました。

大学生

大学に入学すると軽音楽部に入部。
以前からやってみたかった晴れて憧れのバンドをやるようになります。
入部当時のパートはギター。最初にコピーしたのはアジカンの"アンダースタンド"でした。それからELLEGARDEN、BUMP OF CHICKENなどをコピーしました。
2年生以降は別のバンドでギターボーカルになりBeatles、OASIS、Arctic Monkeysのコピーをやりつつ僕が作曲したオリジナル曲をやったりしてました。暇さえあれば8トラックのレコーダーでデモ音源を作りまくり卒業する頃には100曲近いデモができていました(採用になったのは5曲くらい…笑)

大学生時代に特に印象に残った音楽を3つピックアップします。

Arctic Monkeys

僕が大学に入った2005年前後はロックンロール・リバイバルからガレージ・ロック、ポストパンク・リバイバルのバンドがイギリスで流行っていた時期でした。Bloc Party The Hives The Vines Mando Diaoなど好きなバンドはたくさんいましたが僕の心を一番掴んだのはArctic Monkeysでした。"I Bet You 〜"の動画を見たとき自分と同世代の少年たちが音楽の世界で活躍していることに衝撃を受けました。今やArctic Monkeysは世界的な人気を誇るバンドです。Arex Turnerはいつの時代も僕のヒーローです。

I Bet You Look Good On The Dancefloor/Arctic Monkeys


The Beatles

前述の通りロックンロール・リバイバルにどっぷり浸かっていた僕は歴史を作ってきたロックンロールを聞かなければという思いがありました。
また作曲に行き詰まってしまったとき偶然見かけたOasisのNoel Gallagherのインタビューで、
「作曲というのは今まで聴いてきたレコードをいかに料理するかなんだ」
と話していたNoelの言葉に感銘を受け、たくさん音楽を聞きインプットを増やしていこうと思い立つのでした。
そして当然たどり着くのはBeatles。
一通りの作品を聞いて当時の僕が好きだったのは"White Album"でした。
やはりとっ散らかったアルバムが好きなようです。
特に好きだった曲は"Helter Skelter"
わかりやすくロックを感じられる曲が好きでした。(今は"Mother Nature's Son"とか"Dear Prudence"も好きです)

Helter Skelter/the Beatles


GRAPEVINE

大学の先輩の車に乗っていた時にカーステから流れてきた「Lifetime」の"いけすかない"〜"光について"の流れ。最高にかっこよくてその後即CDをレンタルしたのを記憶しています。
もともと高校時代にスペシャで「ぼくらなら」などは見たことがあって気になってはいたのですが大学生になってからのふとした再開により一気にファンに。
どっしりと腰の入ったリズムとブルージーなギターフレーズがたまらなかったし、田中さんの書く文学的な語彙に溢れた歌詞が当時から憧れでした。
バインは今でもかっこいいロックバンドです。
アルバム"Almost There"は海外トレンドのオルタナティブロックのエッセンスを取り入れた攻めたサウンドも然ることながら、

「わてらは放蕩中年厚かましいなってきて(雀の子)」と

半ば人生開き直ったかのような放蕩中年の悲哀を小林一茶の有名な句を引っ掛けて歌詞にしたり老け込む様子のない姿を見せてくれます。
これからも素晴らしい作品を期待して止まないバンドです。

光について/GRAPEVINE

雀の子/GRAPEVINE

まとめ

ここまで高校生から大学生にかけて好きだった音楽について紹介をしました。大学時代はまだまだ語り足りないくらいですがざっくりまとめると

「UKロック全般が好き」

という音楽的嗜好が浮き彫りになった感じでした。60年代から音楽を遡って聞いても良いなと思うのは当時からイギリスの音楽ばかりでした。
音楽を聴く素地を養えたのは素晴らしい時期だったと思います。

次回は社会人になったあとから今に至るまでの音楽遍歴を紹介しようと思います。
僕のもう一つの音楽的側面、「アイドル」が出てきます。お楽しみに。

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