#20 1日1映画『摩天楼はバラ色に』

#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第20回です。

摩天楼はバラ色に

1987年にアメリカにて公開。摩天楼と書いて(ニューヨーク)と読むこの映画。
原題は『The Secret of my Success』
主演は『バックトゥザフューチャー』でおなじみのマイケル・J・フォックス。

あらすじ

大学を卒業し、成功を夢見たブラントリーは、片田舎のカンザスからニューヨークへ。だが内定をもらっていた会社は買収され失職してしまう。ブラントリーは諦めずに就職活動を再開するが、勤務経験のなさから雇ってくれる会社はなかった。途方に暮れていた彼は、母親との電話でニューヨークで会社の社長をしている叔父の存在を思い出す。決死の思いで会うことに成功し、ブラントリーは書類の配送係の仕事を勝ち取る。仕事をしていく中で書類係では一生出世できないことを知った彼は、偽名を用いて重役のフリをするという技を使う。

行動しなければ始まらない

全ては行動することから始まります。片田舎でどんなに崇高な夢を見ようとも「田舎を出てニューヨークに」という行動を起こさなければ夢のまま終わってしまいます。
人は誰しも大小の違いはあれど成功したいという欲があるはずです。ただ成功したいと思うと同時にこうも思うはずです。出来れば失敗はしたくないと。ここで多くの人は失敗を恐れて行動することができません。またこうすれば大丈夫だという安心感がないと行動できないという方もいるでしょう。でもそれだと何も始まらないのです。何をするにもリスクというものは付き纏うもので、初めから成功が決まっていることなどこの世の中にそうあるものではありません。だから自分が叶えたい夢や、したいことがあるのなら積極的に行動しましょう。
それでも行動できないという方は、まず友達や家族に話してみることから始めましょう。人と話すというのは案外大事なものです。自分の中にぼんやりあるだけだった思考は話すことで整理できますし、自分では思いつかないアイデアを貰えたりします。また、動く際は期限を決めることも有効です。初めは小さなことからで良いので行動に移してみると見えてくることがあるはずです。

噓の持つ力

嘘についても触れていこうと思います。ブラントリーは配送係をこなしつつ、裏では別名を使い重役の振りをして会社に関わります。これは明確な嘘です。嘘をつくという行為はあまり良いことではありませんが、彼は裏で重役に近づこうと猛烈に努力しているのもまた事実です。そしてこの嘘のおかげで彼は夢を掴むこととなりました。ビル・ゲイツも存在しないシステムを開発中だと嘘を付きその後その嘘を本当にし成功しました。親に宿題をやったか聞かれ終わったと嘘をついてから、確認される前にバレないよう部屋で急いで終わらせる。こういった経験は僕もありますが、嘘がバレないよう自分を奮起させ行動のきっかけとしている点では嘘は肯定的に捉えることができます。

1987年となかなか古い映画ですが学びも多く面白かったです。ぜひ見てみてください。


記事投稿のモチベーションになります!BASEでオリジナル商品の販売も行っていますので興味がありましたらそちらもよろしくお願いいたします。