博士の悪童日記　2022年１月３日（月曜日）

５時起床。

昨日は、「寝落ちを回避できた！」
と思ってパソコンを見ると、
まったく出来ていなかったことを知る。

ツイキャスを確認すると、
寝落ちしながらの飲食ぶりに、
誤飲を恐れて、
家族が救出に入っている。

自分のイビキも初めて確認した。

しかし、まぁ家族総出の史上稀に見る
寝落ちショーになっている。

寝落ちだが値打ちありにしておこう。

そして、二度とないよう、
自戒のためにも貼り付けておこう。

４０分以降から寝落ちです。

正月は名古屋だったので、
初モーニング作り。

目玉焼きの皿への移行に失敗し、崩れる。
しかし、味は良いので良しとしておこう。

マキタスポーツの「雌伏４０年」のゲラ読みを進める。
バンド活動に入ってからの話。
ボクはバンド体験がないので、
そのバンド経営、維持の難しさに思いを馳せていたところ、
今日は、ニューロティカの武道館だ。
と思い出し、さらに読んでいて感慨深くなる。

後輩芸人のドルフィンソングの三木くん、
原田専門家と３人で行くのだが、
三木くんは生涯初の武道館らしい。

ならば忘れられない
想い出作りをしなければ……。

１６時開演だが、
武道館まで歩いていくことを思いつく。

１２時に三木くん来宅。
九段まではさすがに遠いが、
途中、食事をはさみながら行こう、
と誘って家を飛び出す。

快晴。散歩も気持ち良し。

すぐにツイキャスを開ける。
実況しながらだと、
長い道のりも苦にならない。

珍しく、三木もツイキャス民に、
受け入れられる。

中野駅で一度は電車に乗りかけるが、
『謎の店』を思い出し、
一度ホームを出て、初売りに並ぶ。

歩きながら、
ニューロティカとの長い関係性を話す。
昔、マグナム北斗が組んでいた
漫才コンビ名が「ハーレム野郎」で、
ニューロティカの曲名だった。
そして、俺たちの弟子だった「東京ダイナマイト」
もニョーロティカの曲名だ。

NABOさんとは私生活でも家族レベルで交流があるし、
あっちゃんが我が家に遊びに来たこともある。

映画「あっちゃん」も素晴らしかった。

そんな話も三木にしながら。

大久保通りの大盛況を抜けてから、
富久町あたりで道を見失う。

しばらく蛇行しているうちに時間ロス。
開演に間に合わないのでタクシーに乗る。
タクシーの運転手さんに
オフコース「さよなら」からの
「イヤオ！」をお願いする。

１５時に到着したが、空腹だ。
靖国通り沿いの『小諸そば』へ飛び込む。
小諸そばも三木は初めて。

ボクは『香味肉うどん』の一択しかない、
と力説したのだが……。

三木は２種。かきあげそばとヒレ肉丼。

入れ放題の小口ネギをたっぷい入れて一味を振りかけた、
小諸の香味肉うどんの圧倒的な美味さよ！！

店を出て、三木曰く、
「香味肉にすれば良かったです」と。

三木、初武道館へ辿り着く。
大きなたまねぎの下に。

原田専門家も合流。

僕たちを含めて、
アチラコチラで記念撮影が行われている。

３７年目、
ニューロティカほどの老舗パンクバンドとなると、
マッドマックスにでてきそうな髪型のお年を召した
パンキッシュな面々の同窓会のようなハグも、
アチラコチラで見受けられる。

行列に並んでいると、
放送作家の大井洋一くん
ラーメンズ片桐くんと挨拶。

２階席の通路の前の絶好の席に着席。

ニューロティカ史上30数年ぶりのホールワンマン。
いままでの記録を大幅に塗り替えた、
最も遅い結成38年での初武道館公演。

もうこれだけで集まった人の気持ちは出来上がっている。

氣志團の面々が二階席先頭に居座り、
会場のムード作りを請け負う。
バンドの友情を感じて、拍手喝采。

前説に「東京ダイナマイト」

仲野茂さんの国歌斉唱あり。
お元気そうだ。

仲野茂さんには、ボクが愛する、
アナーキー版「春のからっ風」
を何時か歌って欲しい。

そして２時間半の圧倒的な疾走感あるパンクな演奏。
フロントマンである、あっちゃんのステージングの
タフさにも驚愕。
もう５０代だろうに。

もうボクには、ステージをあんなに走り回って
歌う体力すらないだろう。

あっちゃんの喋りのトーンや顔も衣装も、
久本雅美さんに似ていることに気がつきだすと、
余計に面白くなった。

僕たちの前に座った女性２人が終始、
良い感じで乗っていて、その踊り方が
チャーミングで見惚れてしまった。

それにしても、
ニューロティカはガッツポーズがよく似合うな！

最後に７月の野音開催も発表される。

終了後、３人でトボトボと歩いて帰る。

靖国参拝を済ませる。

「もう歩けません」と三木くんが言うので、
市ヶ谷駅から電車に乗って、
ボク一人高円寺で降りる。

「今日はやりたいことがあるから飲みはなしで」

と三木と綺麗に別れたのに、
三木に財布を預けたままだった。

しばらくして、原田くんと飲んだ後の
三木が財布を持って来訪。

ボクの手作りの酒のアテ。
ソーセージとキャベツの明太子ニンニクまぶし焼き。
これに岩下の新生姜を刻んで混ぜる。
アテとして出来が良すぎる。

これで飲んでいるうちに、
今日３度目のツイキャスを開く。

今日とて２万歩は歩いていて
疲れ切っている。

　そのまま寝落ちしたそうだ。
　ツイキャスを切ったのは三木くんとのこと。

　明日こそ、正月休みで出遅れたものを取り返すぞ。

　『藝人春秋Diary』の書評の決定版を作った。
　何度も細かい直しを入れているので、
　数日前に読んだひとも読んで欲しい。
　LINKが貼れないのでnoteを探して。