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ドキュメンタル10【出演者完全レビュー】

全作品を2周している私ですが、今回も楽しめました!もちろん4や5を超えることは無かったのですが、あくまで"実験"なのでそれも含めてドキュメンタルです!今回は念願のチャンピオン大会!やはり気になっていたのは初対面のくっきーとザコシですよね!この二人の掛け合いが見たくて見たくて貯まりませんでした、、、などというレビューは他の方も書かれているので、ここでは私なりに芸人の評価をさせていただきます。


小峠⇒一貫して筋が通った振る舞いをしていました。筋というのは「テレビではできない下品な笑い」です。これは視聴者を選ぶように見えますが、作品中で「明日から仕事なくなる覚悟でいく」「昔からうんこちんこが好きな人間ですから」と発言しておくことで、彼なりの笑いに対する想いがこちらにも伝わってきました。ただ、出場芸人の中では貴重なツッコミ役だったので、もっとあらゆる事につっこみまくるフジモンのような振る舞いも見たかったです。くぼたやくっきーはツッコミには弱い印象があります。
特にマジックを奪い、頭に線を引いて「挿入してやろうか」の即興は今作品で一番驚きました。頭の回転速すぎる。。。


ゆりやん⇒良いアクセントでした。私がこの作品で一番笑ってしまったのは、外国人通訳です。「つまりはションベンです」。このシュールさww。どこか友近を彷彿とさせます。シーズン6でも言ってましたが、相当仲がいいので移っているのでしょう。また、エピソードも面白い。彼氏の下りは絶対笑ってしまう。久保田を仕留めれそうだったのに、惜しかった!そして、ガードが堅い。ツボが分からない。ここがゆりやんの強みです。常にボケることを考えて、今起きていることを映像として頭に入れない能力でもあるのでしょうか。その分、小峠がゆりやんを笑わせたときは興奮しました。ゆりやんに関しては、改善点は無かったように感じます。あれが彼女のスタイルですから。

久保田⇒オールラウンダー。場を見ている感じがします。何にでも突っかかるわけではなく、普段は気配を消しています。久保田が滑っているという印象があまりないのは、撤退も早いからです。ゆりやんとは逆のタイプですね。ここぞというときに刺す、こうしてチャンピオンを二度とったことを改めて実感しました。あと山本に対して、視聴者が言いたいことを全部言ってくれるのが気持ちよかったです。

くっきー⇒やっぱり面白かった。優勝はくっきーかザコシと事前に予想していましたが、守りの弱さを考慮していませんでした。本当にもっと守り強くなってくれ、、、、と願わんばかりです。ずっといて場を回してほしい、そんなキャラです。マリオの映像ネタは二回目だとマンネリ化してたかな。新しいゲームだったらもっと面白かったかも。ゾンビルールあったらなあ。。。

ザコシ⇒くっきーが抜けた時点で、チャンピオンは決まったように感じました。二度優勝しているという点では久保田も同じですが、彼はすり抜けて優勝したタイプで、圧倒的強者が残っている空間ではやはり飲まれてしまいます。ザコシはいつでも圧倒的強者です。ただ、シーズン5ではその”衝撃”に視聴者も引き込まれましたが、三度目となると、彼の芸は”安定”という印象に変化してしまいました。なので、この番組はザコシが出るから面白いのではなく、”衝撃”があるから面白いのだと思います。このレビューを読んでいる松本さん、次回はランジャタイ国崎を希望します。
ゆりやんとの掛け合いは面白かったです。"fun"の面白さがシーズン5だとしたら、"interesting"の面白さが今回です。この二人が合わされとこうなるんだ、、、と一歩引いて楽しめました。

山本⇒ごみ

ジュニア⇒シーズン5からも分かりますが、彼は場を回しまくります。(そのせいで自滅していましたが…)今回のスタイルも、ぽんぽんぽんぽん行きつく暇なく指名して話させる、何かをやらせる、という彼らしい回しだったんじゃないでしょうか。

後藤⇒可もなく不可もなくって感じですかね。彼は我慢顔が面白いのでプレイヤー側の方が面白い、これは今回で確定しました。

フジモン⇒登場の時点で、みんなから愛されているのが分かりました。あそこまで和みますか…。彼が入ってきた瞬間から、現場は彼を中心に回り始めます。カオスだった空間がまとまる様は、画面越しでも伝わってきます。やはり彼はドキュメンタルに必要な人間です。ぜひプレイヤー側でこれからも100万を払い続けてほしいです。そして、ちゃんと最後にはアウト一つを獲得する、さすがとしか言えません。

松本⇒出場者に「しりとり」を持ちかけるのは違った気がします。それはジュニアの役割であり、松本の面白さは、”表現”です。M1審査員をはじめ、どの番組を見ても分かりますが、彼はコメントが的確で滑りません。それを真顔で言うので余計面白い。。今回は、松本を交えた雑談スタイルが良かったのではないでしょうか

全体評価⇒私はシーズン1から9まで楽しく見ていました。確かに外れ回と呼ばれるときもありました。シーズン3の山本、6の女芸人、7の加藤など、正直なところ、いなくなった方が、番組は面白くなる邪魔者たちです。しかしこれはあくまで”実験”です。この人はどうだろう、この人はどうだろう、と松本が試しているにすぎません。だから、それは仕方がありません。面白い時もあり、つまらないときもある、それがドキュメンタルの醍醐味です。

しかし、

今回は違います。私の評価が5ではなく3なのは理由があります。それは、山本の採用です。”面白くない”と判明した芸人を再び招き、番組全体をつまらなくする。最悪です。
シーズン3は仕方がありません。その時の出演時点で山本は面白い、という可能性を秘めていました。それがくそつまらなかったという結果が分かったのであれば、次回に呼ばなければ解決する話です。それを今回呼んでしまう。面白くないと判明した人間を呼んでしまう。これでは何のために実験したのか分かりません。「勝利が見えない。すみません」という下りがありましたが、その通りです。山本の採用は、出演者、番組、視聴者、そして山本、誰も得しないのです。

まあでも、私がプロデューサーだったら、一応呼んでしまうかな、、って気持ちは分かります。ここで呼ばなかったら、視聴者で「山本かわいそう」と思う人もいるでしょう。

だから唯一の正解は、山本自身が意志を持って出場を断ることでした。

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