20240311 映画というもの

今日はアカデミー賞授賞式だった。
長編アニメーション賞に君たちはどう生きるか、視覚効果賞にゴジラー1.0を日本勢として受賞したのをリアルタイムで見たとき、本当に鳥肌が立った。自分が良いと思って、影響を受けたものが評価されるのはやっぱりうれしいね。

私はそれなりに映画が好きだと思う。映画のマニアかと問われればそうでもないけれど、とりあえず映画館へ足を運ぶことも、鑑賞に金銭を費やすことも厭わない。

映画館が好きだ。閉ざされた空間で、物語と向き合うことしか許されない時間を与えられたら、もはや私たち鑑賞者ですら当事者にならざるを得ない。あえてお金を払う価値はここにあると思う。容易く非日常を味わうことが出来る「映画鑑賞」というものに、何百年の歴史を経てもなお人々を魅了し続けていて、私と同じ感情を抱いている人が私以外にもたくさんいることが本当に嬉しい。

映画を観た一人の少年から、また新しい物語が紡ぎだされて、それが後世に伝わっていく。その渦中者でありたい。美しい演説を聞いて、涙を流して、また美しい演説を生み出したい。

これを書いている最中、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞した。本当に嬉しいなあ。

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