2009年入院日記 56日目~60日目

2009年5月10日 入院56日目

昨日の夜、なかなか寝付けなくて、頓服を貰っても更に寝付けなくて、中途覚醒にいつもより早起き。
メグちゃんと散歩しました。
だってタバコ吸う人いなかったんだもん。

昼前にメグちゃんは家族と出掛けていきました。

なみちゃんと二人で昼御飯を食べて、部屋でお話ししてたら、藤島さんが
「ドライブ行こうか!」
Σ!
厳密にいったら、遠くて訪問看護に行けない人を集めて、近所の公園に行こうってだけなんですけどね。

病院から少し離れた大きめの公園で童心に返って遊びました。
それからバイパスにあるTSUTAYAへ。
本を買って満足して帰還。

車内は育児相談室になってました。
藤島家の性教育の開始時期とか、なんか聞きたくなかったなぁ…(ぐったり)

なんちゃって訪問看護から帰ってきたら、外泊の人がぼちぼち戻ってきてました。
扉越しに第三の田中さんだと解ったので、おかえりなさーいと言った瞬間、自分がフリーズしました。

…えるめすたんでも現れましたか?…
(電車男より引用)
…恋でもしましたか?…
(院内恋愛禁止)

メガネからコンタクトにして、髪を短くしてました。
だから最初、誰か解らなかった。
扉越しでは服装で判断してたからね…

そこで困ったことが一つ。
モ ロ 好 み !

彼氏さん、浮気の危機ですよ!
しないけど。

自分の中で勝手に、第三の田中さんに、えるめすたんが現れたんだと解釈してます。
(多分実際は違う)
院内だか院外だか知らんが、実るといいね(`・ω・´)b
(えるめすたんが現れたという妄想で話が進んでます)

※2023年2月 おまけ
第三の田中さんですが、どうぶつの森シリーズに出てくるペンギンのボルトに似てます。かわいいです(南原くんの発言引用)
なので、森やってボルトいると「第三の田中さんだ!」ってつい言っちゃう(心の中で)
でも第三の田中さんが「ベイベッ!」とか言ってた記憶はないです。


2009年5月11日 入院57日目

明日なみちゃんが退院するということで、院内にあるカフェ(旧病棟の頃からある。気まぐれ営業)でお茶しました。
最近なみちゃんとメグちゃんと一緒にいることが多いです。

戻ってきて診察。
外泊の話や次の外泊の話をしてたら…

「今週退院しようか」

ええええぇぇぇぇぇ…
困るー。
思わずポカーン(゜д゜)ですよ。

「心の準備とか親との連絡とか何もできてないので、せめて来週まで待ってください
って言うのが精一杯。
22日までに退院です。

母に電話したら、12日、16日、20日が休みだそうで。
12日に退院したいと喚いていたけど、昼御飯の青椒肉絲が嫌だから退院したいだけであって、本気で退院したい訳じゃないんだ。
16日は大事な大事な日だから即却下。それ以前に院長休業日だし。
従って、20日になりそうな感じです。
明日の回診と次回の診察で20日以外は帰りません!突然の退院宣告は情緒の不安定を招くだけだからやめてくれ!断固阻止!
…と、訴えるつもりです。

喫煙所で和尚に言われました。
「思ってることをきちんと伝えなさい、不安が眼に出てるから。
そもそも、あきちゃんは感情が顔…というより眼に出るからね。
強い不安があるって眼してる」

あー…大当たり。
だから、喫煙所から戻って、担当看護師に不安をぶつけました。あと、20日以外に退院する気はないということも。

その後は午前中に何となく約束してた、第三の田中さんと、責任レベル4コース廻り。
当初は走る予定が、あたしが拒絶したため、ゆるーく散歩。
本当は第三の田中さんは、4-bだから、同性患者さん同伴じゃないといけないんだけど、無視wwwwwwww
一応第二の田中さんを誘ったみたいだけど、断られたらしい…

第三の田中さんとは、年齢が1つしか変わらないせいか、オタク同士というせいか、和尚以外の異性では一番話してます。
和尚は兄貴的存在、第三の田中さんは同級生的存在。
だから、和尚には話してない不安をぽつりぽつり話したりしました。
まぁ、散歩中はほぼアングラかオタ話だけどwwwwwwwwwwww

正直、突然退院を言い渡されて混乱してます。
本当はあと何回か家族面談を重ねるべきだと思ってたし、責任レベル上げもしたかったし(ゲーム感覚じゃなく、車通りの多さに慣れる、人混みに慣れる、っていうちゃんとした理由のもとね)、実際、自分自身どこが変わったのか、どう良くなったのか掴めてないんですよ。
あたしと入院時期が変わらない人とか、あたしよりも前に入院してた人とか、看護師さんは、色々言ってくれるけど…
でも皆がそう言ってくれてるなら、良くなったのでしょう。落ち着いたのでしょう。

突然退院を早められるのは嫌だな。
しかもまだ覚悟決まってないのに。

…家に帰るのは怖くない。
友達のところに戻るのも怖くない。
ただ、怖いのは、ちゃんと社会に戻れるかどうか解らないから怖いんだ…

不安が手に掴めるカタチになって表れて、ぱぁんって潰しちゃえればいいのにな…


2009年5月12日 入院58日目

なみちゃん、無事退院しました。
地元が同じで遊ぶ約束してるので、まぁ…淋しいと言えば淋しいけど、泣くほどではなかったです。

患者ミーティングでは、退院の挨拶をしました。
上手く言えなかったけど、患者さん、スタッフさんに恵まれて、本当にいい環境で治療ができたと思います。

あ、なみちゃんの後に新しい人が来ました(Pから)
でもすぐにお別れ…(´・ω・`)

第三の田中さんから借りたマンガがなかなか読み終わらない(部屋にいるとつい話してしまう)ので、デイルームで読んでました。

そのままずるずるデイルームにいたら、月曜退院の子と、退院についての話になりました。
そしたら、あたしより入院歴が長い人が、ギロリと睨み付けてきました。
あたしが『退院』って言葉を出すだけで、いちいち振り返って睨むから怖くて、部屋に逃げました。
あたしより年上なのに大人げない…

部屋でもなんだか居心地悪いし、退院についての悩みを聞いてもらいたかったけど、デイルームだと声が聞こえてくるだろうから、と、テラスに第三の田中さんを呼び出し。

で、睨まれるって話をしたら
「あー…あの人少し変だよね…」
あ…変ってゆーか怖いんだけど…

あたしの入院初期の話とか、退院についての不安とかもちゃんと話せました。

昼間も一人になりたくて、4のコースを散歩。
4-cで良かったって思うのはこんな時。
施錠時間まで活用させていただきます。

なんであたし睨まれなきゃいけないのかなぁ…
言いたいことあるならメンチきらないで直接言えよって思う。


2009年5月13日 入院59日目

なんでかイライラしてたので、病院の外周を3周しました。
もちろん徒歩で。

もやもやするのは、多分なんだけど、退院に対する不安で、イライラするのは、それに上手く立ち回れない自分に対してだと思う。

みんなと一緒に過ごしたい、けど今の状態じゃ無理、ってなことが増えました。
食欲もがた落ちしたし…
体重も落ちればいいよ…

早く帰りたい、でもまだ少し怖い。


2009年5月14日 入院60日目

距離と時間を恨んだ。
電話をしても触れられないのなら、何もないのと同じで…
だから電話しなかった。

傍にいる人に傾きかけてる。
退院がすぐで良かった。
まだ入院生活続いてたら、きっと、色々変わってた。
明日から外泊で良かった。

でも、もっともっと愚鈍で鈍感で、自分の気持ちに気づかない振りができる器用さがあればよかったのにって、強く強く思った。

帰っても、おかえりと抱き締めてくれる腕はない。
9月まで神奈川にある。

長期休暇は光の早さで帰ってきて…


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