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アナログシンセの音作りを勉強中

このところガジェットシンセいじりは少しお休みしてたけれど、JU-06Aを使った音の作り方について、個々何日かでまた少し勉強(?)を始めてみてる。

買ってから1年以上、ほとんどツマミを適当にいじってるだけだから、もう少しアナログシンセの音作り方法についてきちんと知りたいなと思ってさ。

ただ、いざ実際に勉強をしようと思うと、全くの素人にとってはこれがなかなかにハードルが高い。一応いろいろ本とかは読んでみたから原理的なことは理解してるんだけど、それが実際の音作りに結びつかないんだよね。。。

エンベロープってなんだ?

特に直感で分かりづらいのがエンベロープ。VCA側にかけるエンベロープは単純な音の大きさの問題だから分かるけど、同じパラメータでPCMやVCF側にかけて、かつPWMやエンベロープのスライダーで調整するってのがよく分からないんだよね。

エンベロープ=音量調整っていう風に理解しちゃうからダメなんだってことはなんとなく分かるんだけど、実際パラメータは一つでADSRの値を変えると音量にも影響してきちゃうからさ。

↑の本なんかだとVCA用とVCF用に独立したエンベロープがある風にかかれてるけれど、Junoはそういう作りにないからイマイチ分かりづらい。

シンセ実機のマニュアルでお勉強

で、ただ適当にいじってるだけだと限界があるから、Juno-60やJuno-106実機の取扱説明書を見てみることにした。最近の製品、特にAIRAとかBoutiqueのマニュアルに関してはA4裏表分くらいしかなくて、ある程度知ってる人向けに作られてるけれど、昔の取扱説明書は冊子で結構丁寧に書かれてるからね。

Juno-60取扱説明書よりオシレータとPWM説明
Juno-60取扱説明書よりエンベロープとLFO

昔の冊子をPFF化したものがローランドのホームページにあるから、これをダウンロードしてA4見開きで冊子印刷するとA5サイズの冊子になって見やすい。

まぁそもそも波形とか倍音がイマイチわからない(概念は分かるけど実感として理解できない)とかもあって、これだけ読んでも結局アナログシンセの解説本と同じで理解は難しいんだけどね。。

役にたつのはむしろサウンドノート。プリセットの音のパラメータが載っていて、これを見ながら音を作ってみつつ、出来た音のパラメータを多少いじってみたりすると、なんとなくだけど音の作り方のニュアンスみたいなのが感覚で少しずつ分かってくる。

「Juno-60のノコギリ波でフリーケンシーを絞って、エンベロープでフィルター調整するとラッパっぽい音が出る」みたいなことは適当に触ってるだけだと分からなかったから、これで勉強がいいのかもしれない。

同じツマミでもJuno-60とJuno-106で数値の調整値が違うのも分かるしね。

Juno-60のサウンドノート
Juno-106のサウンドノート

サムネに写したみたいにRD-88のすぐ上において、数値いじりつつ88鍵で自由に弾けるようにセッティングしたから、しばらくはピアノ練習とセットでシンセの音作りの勉強もしようかなと思ってる次第。

習うより慣れろ精神というかね(笑)


ちなみに前にも紹介したけど、ローランドの主要どころの旧製品マニュアルは20年くらい前に辞典みたいな分厚い本にまとめられて発売されてる。

限定1000部のナンバリング付き生産品であまり古本市場に出回らないんだけど、運良く手に入れることが出来た。この本はオリジナルの版元から起こしたのか、全体的に印刷が綺麗。

2000年ごろ発売みたいだし、ローランド社内にはこのときのデジタルデータもある気がするんだけど、ローランドホームページからダウンロードできるPFFはスキャン丸出しで画質悪いのが少し残念。。。

でも、まぁ便利さで言うと電子マニュアルだし、これをホームページで無償ダウンロードさせてくれるだけでも相当有り難い。

そんなわけでしばらくはシンセ音作りの勉強をちょこちょこ始めてみようと思います。。。

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