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12月31日

7時過ぎ起床。窓外は雪。大晦日の雪はほとんど記憶にない。透きとおるような空の下で、慌ただしく大掃除しているのが通例だったのだが。
夢のなかでか、それても目覚める契機となったか、ある女性の面影が浮かんだ。個人広告事務所に丁稚に来ていた青年の元カノ。美人だった。大阪で一晩飲んだだけの関係だ。知人の広告事務所のスタッフだった豊満な肉体のかの女が部屋に招待してくれた日のことが思い出されたり、先日から「私の横を過ぎていっただけの女性たち」が突ひょっこり思い出される。未練めいた念が泡のように一緒に浮かんできてもいて、意識の足場が過去に移りつつあるのだろうか。

8時半、「8月6日のバット」校正出来。エンディングがいつもと同じパターンになってしまっているのが気になったが、どうひねってもこのほかの結びは浮かばない。あのときのイキ方がそうであるように、このスタイルが表現者としてのクセとというものなのだろう。まあ、とり合えずは年内に校正作業を終われてひと安心だ。

8年前の書斎

Facebookを開いたら「8年前のきょう」の投稿が出てきた。大晦日に移動書斎の整理と掃除をしていたようだ。
懐かしい車内。もうここまで性根を入れて遊ぶ元気はないが、来年は少し腰を据えて車中泊の旅をしてみたいものだ。



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