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WONDEMENT〜「With」〜展示会レポ

第二回の展示が終わりました

3月23〜24日の2日間にわたってメディアアート集団WONDEMENTの第二回展示となる「With」を開催しました。

学生自体からの知り合いやお世話になった方々以外にも、SNSのフォロワーさんやたまたま通りがかりに来場された方など、新たにWONDEMENTのことを知ってもらうきっかけにもなるイベントとなりました。

本展示では展示会名である「With」に沿って「既存のアートとメディアアートのかけ合わせ」をテーマに4つの作品を新規に制作・展示しました。

それぞれの作品の細かい話は別途noteで作品解説を書く予定ですが、今回は展示レポートとして展示会場の雰囲気や様子について書いていこうと思います。

会場の雰囲気

会場について

今回の会場は渋谷区代官山にあるレンタルギャラリー
アップステアーズギャラリー」です。

本展示では合計4つの作品を展示しましたが、それでもスペースに余裕がある広い会場です。
壁側に額を使った作品をかけたり、空間の一部を暗くしてホログラムやステンドグラスを使った暗い空間で楽しむ作品を展示するなど、様々な系統のコンテンツにも対応出来る会場でした。

作品はそれぞれ余裕のある形で配置し、一つ一つをじっくりと鑑賞出来る様にしました。
また、前述の通り会場の一部を暗くすることでホログラムやステンドグラスを使った作品を見やすくする工夫も行っています。

作品について

前回、1st展示である「encounter」では1つのメイン作品と2つのサブ作品を制作・展示しましたが、今回はメイン、サブといった区分けをせず、
「メディアアートと既存のアートのかけ合わせ」をテーマにそれぞれ異なる既存のアートを使った下記4つの作品を制作しています。

  • IKEBANA(ReBuild)

  • Can AI understand novels?

  • 動かす絵画

  • 脈動するステンドグラス

IKEBANA(ReBuild)

「生け花」をコンセプトとした作品です。
手前の花瓶に花を花に見立てた棒を挿す(生ける)と奥のホログラムに花が表れる体験型の作品になっています。

Can AI understand novels?

「小説」をコンセプトとした作品です。
とはる実在する小説をAIに読み込み要約し、ストーリーを説明する画像を生成させてその画像を見て鑑賞者が元となった小説を理解できるのかを見る実験要素も含んだ作品です。

動かす絵画

「絵画」をコンセプトとした作品です。
iPadに搭載されたカメラで鑑賞者の顔の動きや表情を読み取り、その動きなどに応じて画面内の絵画がリアルタイムに変化する体験型作品です。

脈動するステンドグラス

「ステンドグラス」をコンセプトとした作品です。
WONDEMENTメンバーが身につけた心拍計が取得した心拍データを使用してステンドグラス内に仕込まれた光がリアルタイムに変化する作品です。

展示を終えて

前回展示の反省点も踏まえて導線を工夫したり体験型の作品は遊びやすくユーザビリティを考慮して制作するなど、単純な作品のクオリティ以外にも細かい成長を加えて作品や会場作りが出来たと思います。

各作品の細かい説明は今後の作品解説を行う予定ですが、展示全体としては前回からの反省もしっかりと解決出来た成功と言える内容だったと思います。

準備にも時間をかけ、制作にもこれまで触れてこなかった技術などを盛り込んだ制作でしたが、既にWONDEMENTは次回の展示に向けて準備を始めています。
次回は8月に小規模ではありますが3回目の展示を行う予定で、詳細が決まり次第このnoteやWONDEMENTのX,Instagramで発信する予定です。

是非フォローの上、続報をお待ち下さい。
それではまた!


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