4/16

私という感覚は、途切れることなくずっとあるものだが、全く同じ私というものは不可能である。

常に私というものを作り続けている。今の私と10年前の私はもちろん違うが、今の私にはその時を思い出すことができる。

複製している。そして、それに上書きしている。それをさらに複製して、上書きをというのを繰り返している。

思い出せる4月16日は、昨日過ごした4月16日ではない。今まさに作り出した4月16日である。

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