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認知症のおばあちゃんは恋のキューピット❤

特養にいた頃の話。
併設のグループホームのおばあちゃんに私はかなり好かれていました。
毎日のように私に会いに来てくれて、たわいもない会話をしたら満足してグループホームに帰って行かれるのです。
利用者さんに好かれるということはよくあることですが、この利用者さんにとって私は恋の対象であったようです。
グループホームから私が出勤するのを見かけてはソワソワして、そこからは私に会いたくてホームを出ようとされる。
そのときの目は恋をしている女性の目だったそうです。
罪な男です。
その利用者さんは不穏状態と捉えられてしまいます。
私が出勤するときにグループホームのところを通らないようにしてほしいと指示があったりして、その利用者さんと私をなるべく会わせない対策がとられました。
所詮、実らぬ恋…。
ところが、ある時からその利用者さんは職員とともに私のところに会いに来てくれるようになったのです。
もう毎日ニコニコです。
ケアマネさんがそういうケアプランを作ってくれたのです。
毎日が好きな人に会えるケアプラン!
ちなみに、このときのケアマネは今の私の妻です( ̄∇ ̄)✨
ここまででもなかなかのいい話なのですが、この話には続きがあります。
やがて、その利用者さんは亡くなられます。
その際、その利用者さんの娘さんが挨拶に来てくれて私の名前を聞いて驚かれました。
その娘さんは、昔私の実家の近くに住まれていて私の母と幼なじみだったのです。
その娘さんと私の母は思わぬ再会を果たし、10年以上経った今でも連絡を取り合っています。
その利用者さんは、なぜ私を好きになってくれたのでしょうか?
私があまりに男前だったからなのでしょうか?
いや···。
恋のキューピット、再会のキューピットになるためだったのかもしれません。
不思議なもんですね(^^)

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