デザイン研究No.5「アイデアの連想ゲーム」

こんにちは、デザイナーのさくらです。今回のデザイン研究はまたまたアイセイ薬局さんのヘルスグラフィックマガジンです。これは以前X(旧Twitter)にもあげてご本人様にも届いたのですが、本当にここのマガジン表紙が面白くて大好きです。
前回投稿したデザイン研究No.4では良い構成は伝えたい意図やコンセプトが明確であることをお話ししましたね。今回のアイセイ薬局さんのマガジンははタイトルで話したいことが直接伝わるので、写真や図の構成にはかなり遊び心が感じられます。
画像にも記載されていますが、どの表紙も連想ゲームのような構成になっています。さらに構図自体は三角や丸、四角でほとんどが構成されているために写真の見栄えがとても良いです。(個人的には鼻炎が1番好きです。鼻炎→滝のように流れる鼻水)
こういったシンプルな連想は私たち読者の共感を引き起こしているのではないでしょうか。鼻炎だったら「そうそうそうだよー、鼻水がマジ止まんないんだよー。」とか、睡眠不足でしたら「スマホ見すぎて昼夜逆転…私夜行性人種。」といった具合です。
人の目を惹きつけるのに共感性は重要なことだと私は考えています。ただしこれは人々が当たり前に認識している(既存の)もののほうが効果が発揮されると思います。(今までにない新しいサービスやプロダクトだとどういうものなのか理解していないので共感を引き起こしにくいです。)アイセイ薬局さんはターゲットが抱えている問題を上手に例えているデザインをしていて本当に大好きです。

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