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長財布信仰とキャッシュレス化

電子マネーの普及が進んでいる。

デンマークでは2030年に現金制度をなくすといっているのに、日本は2025年に新紙幣発行。時代の真逆をいっているようだ。

たくさんの種類があるからまだ完璧に把握できていないけれど、とりあえずペイペイをダウンロードしてみた。(今更ですが)そしたら何かのキャンペーンで500円自動的についてきた。

そのお金で牛丼を買ったら、96円キャッシュバックされてきた。
ただで手に入れた上にお金も戻って来るとは。

電子マネーと現金は、電子書籍と紙の本の関係に似ていると思う。

実際に手で持って触ったり、目で見たりする実感がないのだ。お金も本も質感というか、重みがあるから価値が分かる、というようなものだけど、スマホやパソコンの画面からしか見えないとなんか不安、というのは世代間で違うんだろうな。

現金払い一択の人と、電子マネーや付与されるポイントを上手に使ってやりくりしている人との差は、今後もどんどん広がっていくのだろう。

これも結局、新しもの好き!みたいな好奇心があるタイプと、新サービスは抵抗がある、信用できない、と調べてもいないのに毛嫌いするタイプと、情報格差がそのまま生活レベルの差に繋がっていくのでは、と思う。

つい最近まで、お財布事情も
「お金持ちは二つ折りでなく長財布をつかう!」とか、
「お札の向きを揃えている」とか
「お札の頭の向きを下にするとお金が出ていかない」みたいな、
理屈は分かるけど今考えるとちょっと笑ってしまうようなジンクスに近いものも、割と一般常識並に浸透していたような気がする。

3年に一度は新しい財布にかえる
春に買うと「張る」財布で縁起がいい
財布の色や生地によって意味が違う
財布の値段×200が年収になる
財布に布団をかけて眠らせる(?)

みたいなことも、よく言われていた。

でも、電子マネーに変わったら風水もなにも関係ないもんなぁ。笑

今では断捨離やミニマリズムが台頭してきて、大きい長財布よりもコンパクトな財布や、スマホ一体型のケースの需要が増えている。

僕も長らく長財布派閥の人間だったけど、もう卒業も近い、かな。

時代のスピードについていけるような、柔軟な思考をもっていたいし、素直に吸収した上で自分の頭でしっかり考えるというクセをつけたいと思う今日この頃。

にしても、電子マネーやポイント事情、調べれば調べるほど複雑すぎる。そう思うのは僕だけではないはず(?)だ。

娘のオムツ代とバナナ代にさせていただきます。