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新聞屋さんの休日の話!(単話)


みなさま、こんにちは。
負け犬ライターのスコウスです。


今回は私が人生で行った23回の転職のうちの
3回もの割合を占める職業「新聞配達」。


その新聞屋さんの休日についての
ちょっとどころでは無い
騙されすぎた件について
負け犬すぎる負けに負けた負け話を
お話ししたいと思います。


よろしくお願いします!


1.   誰も聞きたくない新聞配達の仕組み



まず新聞配達の誰も聞きたくもない
かも知れない「仕組み」から。


新聞と言えば毎朝の朝刊、
そして夕刊と1日2回の配達があります。


ほぼ毎日です。
ほぼです。


つまり毎日ではないのです。
365日エブリデーではないのです。


よく知らない方のほうが多いと思いますので、
少し詳しく説明したいと思います。


ネットでニュース読むから
新聞いらないって方にも
楽しめるようになっております!


さて、
夕刊は日曜・祝日はありません。
ご存知でしたか?


たまに日曜日に「今日の夕刊、入ってないわよ!」
って電話してくる人がおられます。


そして朝刊は・・・
さすがに毎日と思いきや


なんと!
月1回「休肝日」ならぬ「休刊日」というものが
ございます。


あまりにも毎日毎日、新聞を配りすぎると
肝臓が壊れるから、設けてくれた月1回のお休み。


これがだいたい第2週目の月曜日になっています。
月曜日です。月曜日。ここがミソです。


なぜ日曜日ではないのか?


日曜日にしてくれたら
朝刊も夕刊も休みになるから
丸1日休めるのです。
月に1回くらい良いではありませんか。


だがしかし、
配る側からしたらそう思いますが
読む側からするとどうでしょうか?
お金を払って新鮮な採れたて情報を
得たいんだぞ!
社会が日曜日だけ休むわけないじゃないか!
今日は日曜日なので何も起こりませんでしたとかないじゃないか!
刷りなさいよ!


読んでいただいてる方には
何曜日だろうが「休むなよ」です。
テレビもラジオも休んでねえじゃねーか?
情報を、ニュースを、お届けするんだろ?
毎日お届けしようぜ!


なので丸1日休むと新聞を発行していない時間が長いと
思われるので、ズラしたんですね。
「ズラしの術」です。


日曜日は毎週夕刊は休み
月1回だけ月曜日の朝刊は休み
(月曜日ではない日でも前日は祝日)


こうすれば毎日新聞は発行されていることになるからです。
恐ろしい話ですが、コンビニよりはマシかも知れません。


今はほとんどの新聞屋さんは
ちゃんと交代制で配達員の方は休んでます。
安心してください。
2人ほど多めに人を雇っていただきまして、
誰が休んでも良いように
代わりに配達できる人を用意しておけば
エブリデイ新聞が発行されようが
週休2日制だって実現可能です。
実際にそうしている販売店もあります。
(普通の会社では当たり前の話だった!)


よく知ってますねー私。
だてに人生の半分を新聞配達に費やしてきた私。
その私が言うのだから間違いないのです!



しかし!
私は長くこの業界に居すぎて麻痺してしまっていました。
これが当たり前になってしまっていたのです。
普段、接する人たちも新聞配達員だからです。


2.   まともな人(K氏)の監査



そんな、ある日
「親友K」に久しぶりに会います。
たまに会うと私は身の上話をします。
いえ、私の身の上を監査する為に彼はやって来るのです!


「新聞業界とは」
「スコウスの生活の実態と新聞配達の黒い実態とは」



外部の冷静な騙されていない側の目で持って
私のことを「親友K」は
私の生活の実態を見てくれます。
暴きにやってきたのですね、実情を。
ありがたい話です。


そして質問が始まります。


・いつ寝てる?
・いつ起きてる?
・勤務時間は何時から何時まで?
・給料は?
・休みは?
・いつ休みって?


健全な者の監査の目(親友Kの目)は
見逃しませんでした。


K氏「ん?あれ?いつ休んでるねん。」
スコウス氏「月1回休刊日があるから、それで。」


K氏「月1回って!ブラックもいいとこやな!」
スコウス「あっでも夕刊はあるわ、その日は。」


K氏「じゃあ休みと違うやないか!」
スコウス「え、でも朝刊なかったら前の晩めっちゃ飲めるで!」


K氏「いやそんな問題じゃない。労働基準法的なやつ。」
スコウス「いやいや、しかも休刊日の前の日は日曜日って決まってるから
日曜日は夕刊もないねん。なんだかんだ雑用しても昼には終わる。あっ!ということは丸々1日休んでるのと同じことになってる!やった!」


K氏「・・・・・」
スコウス「なるほど。
日曜日の朝刊が終わってから
次は月曜日の夕刊まで配達以外の仕事(自発的な集金とか営業とかの仕事のこと)をさっさと片付けてしまえば、
実質丸1日分は休み・・24時間丸々くらいは休んでいることにな・るっ!!」


K氏「ちょ、ちょっと待ったーー!!!」
スコウス「え、何?」


K氏「丸1日休みの定義がおかしい。
もしかして丸1日休みの感覚って
お主は24時間ポッキリなのか?」
スコウス「当たり前やん!24時間も丸々休めるなんて、ありがたい話や!」


K氏「そこ!それ!超おかしい!超ブラックブラック!」
スコウス「なんで?1日は24時間やろ?」


K氏「違う!いいか!普通の会社は丸々1日休みがあったとしたら、
前後の6時間くらいはアイドリングの時間・・・んーと、
例えば日曜日が休みとしよう。
(週1休みでもブラックやけど、それはまだ先の話やな、こいつには)
日曜日が休みということは
この男が仕事が終わるのは、いつの何時や?」
スコウス「土曜日の夕方か晩やと思う。」


K氏「そうや。土曜日の定時に終わるとして17時。
そこから次に会社で仕事が始まるのは、いつの何時やと思う?」
スコウス「えーと、日曜日は丸々休むから次は月曜の朝・・・はっ!!」


K氏「そや!やっと気付いたか!この男が24時間しか休まないとしたら
日付が変わった瞬間の月曜日の深夜0時に休みを終えて出社せなあかんことになる。つまりスコウス新聞野郎は一般の人よりも休日の時間が9時間ほど足りてない!普通の会社なら1日休みだとしたら24時間ではなく38時間くらいはあるはず。スコウスはキッチリ24時間・・ぷくくっ!」
スコウス「なるほど!」


K氏「そうや!なのに!新聞屋はその24時間休めたら丸々1日休み。
たっぷりと休んでいる気にさせられている!
超ブラックを通り越してもう、、、、大魔王・・・
あかん。喩えようもないわ。おもしろすぎて力が入らん。
っていうか、だまされすぎ!」
スコウス「ほんまや!こうやって話し合ってくれなかったら
一生気が付かないままやったわ。ありがとう!」


K氏「お礼を言うてる場合じゃない。
次は給料や!きっと、しっかり、だまされてるんやろうな!」



たっぷりと「負け」が乗ったケーキで
お腹がいっぱいになったところで
お給料のお話しはまた今度とさせていただきます!



最後まで読んでいただきまして
誠にありがとうございます!


今日も騙されすぎてる一日を🌈

いただいたサポートで缶ビールを買って飲みます! そして! その缶ビールを飲んでいる私の写真をセルフで撮影し それを返礼品として贈呈致します。 先に言います!ありがとうございます! 美味しかったです!ゲップ!