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なんでもない事 11

ようやくひと段落着いた。
大変遅くなったが、新年明けましておめでとうございました。
今年の抱負とか大それた事は今更宣言出来ないが、強いていうならお茶碗を買う事かな。マイ茶碗がない。

~イタリア語検定の話~

前に言ったか言っていないかも思い出せないが、イタリア語を勉強し続けている。
勉強を続けるにあたって、どのくらい理解が出来ているのかを見極める区切りとして検定試験を受けていた。


……とは言っても最後に受けたのは学生の時で、もう随分ブランクがある。
社会人になったらもう検定試験は諦めて、趣味として勉強し続けていこうと決めていた。何故なら生きていく上でイタリア語検定なんて何の意味もないから。あと受験料が高い。8000円(事務手数料抜き)て。金持ちの道楽か?
仕事で使えるレベルでもないし、強いて言うなら旅行行っても困らないくらい。持ってて何の意味があるんだ。履歴書にだって書けやしない(書いても全然意味ない)。


しかしこの春期だけオンラインで受験出来ると聞いて、気が付けば受験を申し込みしていた。しかも、3/13~20の間であればどの時間に受けても良いという、社会人にとってはありがたい条件だ。そして慌てて先生に検定試験を受ける事を話した。
それが去年の暮の話。


それから3ヶ月間の間、挫折して諦めながらもだらだらと勉強して、ようやく試験が終わった。本当に集中して勉強する事は難しかった。何かを継続するというのは鬱()にはきつい。
案外試験勉強というのは2週間~1ヵ月の間で短期で対策した方が良いのかもしれない(※試験範囲の知識をある程度理解している人に限る)。

いざ試験を受けていて感じたのは、全然勉強が足りていなかった事。
文法の見直しから始めて作文の対策、大前提だった貧弱なボキャブラリーの補強もしたつもりだったけど、全然駄目だった。

文法に関しては、オンライン試験だから辞書とか見放題じゃんとか思っていたが、時間がギリギリに設定されている事もあって、時間が足りなかったのが今回の敗因。あとオンライン試験初めてだったので、勝手が分からなかったというのも。まあこれは皆同じ条件なので声を大にして言えない事だ。


今回は実質辞書やら参考書見放題な環境だったという事もあって、イタリア独特の言い回しや接続詞の使い分け、複合代名詞なんて参考書見てじっくり睨めっこしないといけない系の問題が多かった気がする。
検定協会側も、単に辞書見ても出来ないような問題を選んで出題していたんだろう。
あと意外と過去問と似てる問題も出ていたので、そこはまあやっておいて良かったと思った。過去問題は馬鹿にしたら駄目だ。


作文は二種類ある内の苦手なパターンの方が出題されたので撃沈。一つの絵を見てそれを描写しなさいって、どこから描写したら良いのか分からなくなるし、家族を表す時って定冠詞いるっけ? などとすごく初歩的な所で躓いてしまい、制限字数のギリギリになってしまった。一応最低文字数は超えたが……大きなミスをしていれば作文は0点かもしれない……。どのように採点されるのか……


個人的に一番難関だと思っていたリスニングは、案外出来たかもしれない(という錯覚)
文法と作文がボロボロ過ぎて、脳内で思い出補正がかかっているだけかもしれん。


試験が終わった後は文字通り灰になっていた。放心状態に近かった。
誰かに試験が終わった事を伝えたかったし、テストを受け終えた感想を言いたかったが、共有出来る人がいなかったので、このモヤモヤを抱えて一人悶々としていた。

ちなみに試験後から少し経った今の自分も、あの頃の状態からは回復したつもりだが、実際は灰を水で少し固めたくらいの柔らかさしかない。もう結果は知らなくても良いかなとか思っている。それだけ。

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