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サービスを作り始めて

note初投稿です。

この記事を書いている筆者は前職でシステムエンジニア、現在は建築関係の事業(実際に工事を行う施工業者)を行っている者です。

そして、これまでの経験からいくつかの課題を感じており、現在それを解決できるサービス(アプリケーション)を開発中です。

※2023年4月現在、2022年末から地道につくっていたWEBアプリがようやく少し形になってきたので、これからはリリースとユーザー認知していければと思っている所です。

筆者のバックグラウンド
システムエンジニア

約7年間のシステムエンジニアの経験があり、その時に行っていたのは基本的には、既存アプリケーションの運用だったり、カスタマイズ、ユーザーの改善案のすり合わせ、外注のプログラマーに発注などでした。

その時に一通りプログラミングやデータベースの概念、社内向けWEBサイトの構築に必要な知識などを広く浅くですが身に付けました。
ただ、言語はVBだったりしたので現在の開発には直接使えていませんが、概念がわかっていたのは学習がスムーズでした。

基本的にはプログラムは外注でしたが、社内向けの簡易的な業務改善アプリケーションやのWEBサイト、WEBアプリケーション作成は任されていました。
正直作り込みは見栄えのレベルは低かったと思いますが、それでもしっかりニーズを吸い上げてリリースするとかなり業務改善効果が出たのがとても成功体験になりました。

建築業者

そして様々な理由があり前職を退職し、今度は全く関係の無い業種である建築業者に就く事となります。
詳しく書くと長くなってしまうので、紆余曲折ありここ数年は主に住宅のリフォーム、メンテナンス関係の実際に作業を行う施工業者を個人事業として行う状態となっています。
数社と取引をしていてそこから委託された工事を行うイメージです。
世間的には、『職人さん』と分類される仕事です。ただし個人的にはそこに一括りにされてしまうのはあまり好きではありませんが(笑)

ちなみに仕事の進め方として成果のみ求められるので、フルタイムで稼働しているわけではなく、仕事が完了後や隙間時間を学習やシステム開発に充てることが出来ており、とてもありがたい環境です。



そうした中で感じた課題

建築業界に身を置き、これまで事業を行っている中でいくつかの課題に感じる出来事がありました。

業者に頼む時、お客さんはわからない事だらけ


お客さんが建築業者に依頼する際に、建築の知識がないために、どのような業者に依頼したらよいのか判断できない場合があります。また、お客さんが理解できない説明を受けることがあり、不信感を抱くことがあります。

知っていて、DIYの技量があれば対応できる事もある


一部の作業については、DIYで対応できることがあります。しかし、DIYで行うことができる作業と、専門知識が必要な作業を見分けることができない場合があります。
そのため、DIYでできた作業を依頼してしまい費用がかかってしまったり、逆にできない作業をやってしまい逆にひどい状態にしてしまったりします。

検索上位の業者に頼んで高額費用がかかるor手抜き工事される

お客さんがインターネットで業者選びをする時に、検索結果の上位に表示される業者を選びがちですが、上位に表示されている業者が必ずしも優良な業者であるとは限りません。
むしろ、広告として常に上位にいる場合は、それなりの広告費用を投じており、それが最終的な請求額に転嫁されてきます。
※最初は安価に見せかけて最終的には追加費用で高額になるパターン
また、同様に質より量の考え方で荒い仕事をする可能性もあります。

わからないから放置する


業者マッチングサイトは手数料が高すぎる

一般的に、業者マッチングサイトは取引金額の一定割合を手数料として取ることが多く、その割合は10%以上と高い場合もあります。この手数料を転嫁することで、業者の価格が上昇するため、お客さんにとっては負担が大きくなります。

業者は価格競争で疲弊している 

業者マッチングサイトには、多くの業者が登録しています。そのため、同じ仕事を引き受ける業者が多数存在し、価格競争が発生することがあります。価格競争により、業者の利益が減少し、仕事に対するモチベーションも下がることがあります。

業者マッチングサイトは下請けいじめの様な構図になっている

また、業者マッチングサイトでは、一部の大手業者が多くの仕事を独占することがあります。大手業者は価格競争に勝つために、下請け業者を使って仕事をこなしますが、下請け業者は利益が減少し、過酷な状況に追い込まれることがあります。このような下請けいじめの構図になることで、業者のモチベーションが下がるため、仕事の品質にも影響を与える可能性があります。

具体的な例

たとえば、エアコンから冷たい風が出てこなくなってしまった時にお客さんが考える事は、

  • 自分で対処できる事はあるか

  • どこに頼めば直るのか

  • 見つかった業者で本当に直るのか

  • 費用はどれぐらいかかるのか

  • どんな人が来るのか

  • 何か準備しておく事があるか

  • 追加で費用かかるのか

  • 直らなかったらどうするのか

  • 直ったと思ったらまた壊れたらどうするか

など、たくさんあります。

筆者が実際にお客さんとやり取りをする中で、問い合わせのあった実体験からこれらを感じています。

ただし、業者側の立場からすると、全てのお客さんに受注につながらない質問対応をしていられないのが現実ですし、見てみないとわからない部分もあると思います。
なので、現在の状況は仕方がないのですが、それは、お客さんと業者という2者の間でのやり取りしか選択肢が無い事が、原因なのでは考えました。

お客さんが業者を頼む前に、予備知識となる情報を調べられる第3者的な場所があれば、不安感も少なく業者側の負担も少なくなるのではと思いました。

現状その様なサイトとしては、Yahoo知恵袋等のお悩み共有サイトが既にありますが、住宅関係に特化した使いやすい物はまだ無い認識です。
もしYahoo知恵袋を駆使すれば必要な情報にはたどり着けるかもしれませんが、検索スキルが必要になります。
また、住宅関係に特化したカテゴライズもされていないので、カテゴリ表示なども細分化する事が出来ません。

そういった事から、筆者は『住宅関係に特化した』お悩みを共有するサイトの作成を始めました。
一番意識したポイントは、
検索キーワードを入力しなくても必要な情報に辿り着ける
ことです。

開発中のメニュー

上記の様に、お悩みをメニューから選べる様にパターン化して、検索結果を表示出来るようにしています。
これによって、例えばなんと検索したら良いかわからない方にも優しい設計となっています。

また、もう一つのメリットがあり、ここでパターン化されたキーワードをお悩みデータとして蓄積していく事で、同様のお悩みを後から一括で表示出来る事です。

これはどうゆう事かと言うと、もしそれぞれの人が自由に質問文を入力すると、次に別の人が検索をした時にキーワードが一致せずに、情報に辿り着けない事があります。
例えば上記のメニューを例で言うと、キッチンを台所と表現されたり。
※実際に知恵袋等のサイトで、『過去に同様の質問があります』と指摘されている質問がいくつもあります。

目標

これらの課題を解決するため、私は建築業界向けのサービス(アプリケーション)を開発しています。このサービスは、お客さんが自分で対処できることやDIYで対処できることを紹介し、お客さんが必要とする情報を提供します。

また、業者とのマッチング機能も提供し、手数料の負担が少なく、価格競争による業者の利益減少や下請けいじめが起きず、より良い仕事の品質を提供出来るようになる事を目指しています。

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