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あってはいけないことが起きてしまいました【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】



【4月25日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:04 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:10 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
2:21 ロシアに逃げ場なし フルスペックのATACMSウクライナで使用
3:19 ロシア最新巡航ミサイルKh-69撃墜される
4:11 ロシア脱走兵過去最高 軍事裁判終了後最前線に戻される
4:46 各地域の戦況
5:01 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
7:44 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:09 後方地域の爆発炎上事件
13:50 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから791日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士880名
戦車1両
装甲戦闘車12両
砲43門
多連装ロケット2両
防空システム2基
ドローン32機
その他車両55両
となっています
戦線全体で一日で101回の地上戦の報告がありました
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、1対1.7で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその1.7倍になります
ロシア側の損失は民生用トラック、軍用トラック、歩兵戦闘車が多く、
反対にウクライナ側は戦車が目立ち、防衛に 地上部隊を出していることがわかります

■ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
NBCニュースが伝えるところでは、アメリカ国家安全保障会議関係者3人の話として、
アメリカは今月初め、秘密裏に射程300キロのATACMSミサイルを供与し、ロシア軍に対し2回使用したと伝えました
当局者の話では、4月17日にクリミアの飛行場と、23日にベルジャンスクの東にあるロシア軍集結地に対して使用されたとのことです
提供されたのは射程300キロの弾頭のうち、クラスター弾頭のものと通常弾頭のものの両方となっています
ATACMSはマッハ3で飛翔する戦術弾道ミサイルで、ロシア軍の防空能力では撃墜困難となっていることから、
これまで攻撃が難しかったクリミア半島のほぼ全域がウクライナ軍の攻撃対象になったことが確認されました
2番目
ウクライナ軍は、ドニプロペトロウシク地域のシネルニク地区で、Kh69巡航ミサイルを撃墜したと発表しました
Kh69は今年登場したロシア最新の空中発射型高精度巡航ミサイルで、射程は400キロから1000キロ、ステルス性能があり、地上20メートルの低空で飛行して300キロの炸薬で地上の目標を攻撃することが可能です
4月11日にはウクライナ最大のトリビルスカ火力発電所の攻撃で使用されたことが確認されています
これまで撃墜は困難と思われていましたが、撃墜されたということは公表されている性能がハッタリの可能性もあります
いまのところ撃墜の方法などは公表されていません
3番目
イギリス国防省の定期報告によると、
ロシア軍時裁判所は先月、684人の脱走兵に判決が下され、過去最高となりました
ロシアでは2022年9月に動員された兵士は無期限の兵役が課されていて、
ロシア軍では多くの脱走事件が起きています
脱走で捕まった兵士のほとんどは執行猶予付きの判決を言い渡され、再び最前線に戻されるとのことです

■それでは、各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心に
お伝えします
その変化は大画面のフルスクリーン表示で
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面


スバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺からバフムト方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
ベレストーベ付近で5回、
シベルスク周辺とバフムト方面で21回
攻撃をおこないました

○チャシフヤール方面


この方面のロシア軍の攻撃の勢いは
若干低下しました
ロシア軍は遮蔽物となる建物に対し
滑空爆弾で空爆は続行していますが、
地上戦については
過去一週間のロシア軍の攻撃は
失敗に終わったため、
現在ロシア軍は損失を補充し、
部隊を再編していると伝えています
映像はロシア軍の偵察用の
ドローンの映像となっていて、
ノヴィの町の付近からカナルの
運河付近を撮影しています
またロシア軍は
攻撃する時間がある程度決まっていて、
ウォールストリートジャーナルの取材に応じた
ウクライナ軍の兵士は、
ドローンの視界が低下する夜明けと夕暮れ時に
攻撃を仕掛けることが多いものの、
ロシア軍は暗視装置を持っていないため、
暗闇では進軍しないと伝えています

チャシフヤール


1番目
カナルの南の森林では
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍は地図で示した場所に
砲撃をおこなっていることから、
この場所にウクライナ軍の存在が確認できます
この場所のすぐ西は運河が
地下のパイプを通っているところで、
ロシア軍が容易に運河を抜けることが
できるところとなっていて、
ウクライナ軍の防衛の最前線となっています
この付近の係争地の範囲を一部修正しました

カナルの南の森林


2番目
イワニフスケの南の高地では、
昨日の動画でウクライナ軍の
第92突撃旅団が陣地を奪還したと
お伝えしましたが、
この日ロシア軍がその陣地に突入し、
陣地戦となっています
反撃は一部成功しているか、
ウクライナ軍は早々に撤退したようで、
お見せしているのはロシア側のドローン映像で、
地図で示した場所にある陣地を
ロシア兵が確認しているところとなっています
この場所はイワニフスケとクリシチフカの両方を
望むことができる高台で、
陣地を巡る戦いが続く可能性があります
この付近をウクライナ軍の奪還地から
係争地に戦況図を更新しました

イワニフスケ

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカの天気は、雨
最低気温は9度、最高気温は20度
今日の天気予報は、くもりとなっています
風速10メートル程度の風も吹いていますが、
ドローンの飛行や砲撃には
ほとんど影響が出ない天気となっています
アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況について
お伝えします

○アウディーイウカ方面


この方面でロシア軍は21回
攻撃をおこないました
最大の焦点となっている
オチェレティネについて、事件が起きました
フォーブスが取材記事を掲載し、
またウクライナ軍の
第47機械化旅団の連隊指揮官の話を総合すると、
この方面を防衛している第47機械化旅団は、
M1A1エイブラムス戦車と
M2ブラッドレー歩兵戦闘車を有する部隊ですが、
アウディーイウカの戦闘で
車両が不足しているため、
ウクライナ軍の第115機械化旅団と
交代することになっていました
しかしその第115機械化旅団が陣地を放棄し、
本来後方に下がるはずの第47機械化旅団が
そのまま防衛することになり、
戦力不足のためロシア軍の前進を
許すこととなったと伝えています
一方ロシア軍はそのチャンスを
生かすこともできず、
追加の部隊を投入しなかったため、
オチェレティネは完全に占領は
できていない状況となっています

オチェレティネ


1番目
以上のことからロシア軍は
オチェレティネで前進し、
本来防衛の拠点となるはずの
煉瓦工場はロシア軍が占領しました
現状ウクライナ軍は、
町の入り口に当たる地図で示した
変電所の付近のロシア軍集結地に対し、
クラスター砲弾による砲撃と
ドローン攻撃をおこない、
ロシア軍の兵力を削いでいます
またロシア軍はオチェレティネの市街地でも占領の範囲を広げましたが、
北東の学校はウクライナ軍の拠点となっていて、ここはウクライナ軍が防衛しています
またオチェレティネの北西では、
急遽ホワイトエンジェルスによる
住民の避難が始まりました
救出中にもロシア軍の攻撃があり、
70メートル先で砲弾が爆発したとのことです

オチェレティネ


2番目
またロシア軍は
ノヴォバクムチフカの西側にも
進出して占領範囲を広げました
ノヴォバクムチフカは青から赤に変更し、
ロシア軍の支配地域を係争地から
ロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
少し地図を引いて説明すると、
オチェレティネは標高225メートルで
この周囲の集落より50メートルほど高台にあり、
周囲を見渡すことができます
オチェレティネが完全に奪われてしまうと
ロシア軍はここを足がかりに
周囲に攻勢を仕掛ける可能性は高く、
ウクライナ軍は
何らかの反撃作戦をおこなって
ロシア軍の進軍を止めるものと思います

ノヴォバクムチフカの西側


3番目
またセメニフカでは、
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍はセメニフカの西側にも
進出した模様で、
集落ではウクライナ軍がドローンで
ロシア軍のいる塹壕や建物の地下を
一つ一つ潰し、
戦車を出して遠距離砲撃でロシア軍の集結地を
攻撃していますが
、間に合っているとは言えない状況です
お見せしているのはウクライナ軍の
第3突撃旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
今のところは戦況図に変更はありません

セメニフカ

○マリンカ方面
○ブフレダール方面


この方面でロシア軍は24回
攻撃をおこないました
1番目
そのうちマリンカの北にある
クラスノホリフカでは、
ウクライナ軍が奪還作戦をおこない、
ドローンでロシア軍の動きを封じ込めて
線路の南に突撃し、地上戦となっています
ロシア軍は前日から多連装ロケットを打ち込み、
この日は空爆をおこなっていることから、
この付近はウクライナ軍が奪還している
可能性があります
お見せしているのはロシア側のもので、
地図で示した場所を中心とした様子
となっています
この付近は10日前にロシア軍が
占領したとしていましたが、
係争地に戦況図を更新しました

クラスノホリフカ


2番目
またマリンカの南のノヴォミハイリフカでは、
ロシア軍が市街地の主要な部分を
占領したのち、
コスチャンチニフカに向けて
南の方向で攻撃を開始したとの情報があり、
その範囲を係争地の拡大として
戦況図を更新しました
それ以外にはこの方面で
戦況図に影響のある情報はありませんでした

ノヴォミハイリフカ

●後方地域


1番目
ベラルーシ国境に近い
ロシアのスモレンスクの2か所と
モスクワの南にあるリペツクでは、
ウクライナ軍のドローンが石油タンクを攻撃して
火災となった情報があります
お見せしているのは
スモレンスクの石油施設の様子となっています

スモレンスクの石油施設


2番目
ロシア占領下のマリウポリ郊外にある
パバフ・タラマでは、
ロシア軍の訓練施設に6発のミサイルが飛来し、
少なくとも7人の将校が地獄に召され、
10人以上が負傷したとの情報があります

リウポリ郊外にあるパバフ・タラマ

●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍は
スタロマイオルスクとロボチネで5回
攻撃をおこない、
クリンキーでは3回
攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍がロシア軍の攻撃を撃退し、
戦況図に影響のある情報は
ありませんでした
今日は以上です
ご視聴いただきありがとうございました

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