公募戦士たちに捧ぐ閑話:なぜ,A氏は採用されたか?

閑話として,ある公募の話をしましょう,今から数年前の出来事です。

その公募で面接に呼ばれたA氏は,業績的にはその業界の並程度の方でした。人格的な問題はありませんでした(ここでは社会常識が決定的にないとか,そういうレベルではないという程度の意味です)が,模擬授業は最低に近いレベルでしたし,面接官全員の心証は決して良くありませんでした。私自身,面接していて「この人,本当に真面目に準備したのか????」と何度考えたかわかりません。また,人事委員会でもそのような懸念が繰り返し表明されました。
勿論,A氏は当時筆者が在籍していた大学(最大手ではないが弱小でもない某国立)にコネなど全くありませんし,有力大学の出身というわけでもありません。要するに,普通の感性では公募を通る理由が「人格に問題はなさそうだ」という程度の,消極的な理由しかない人なのです。

それにも関わらずA氏は任期無し講師として採用されました。何故でしょうか。その理由が,公募戦士が通るかどうかの最後の一歩は「運」だということを如実に表しているのでご紹介します。
多少,具体的な情報を含むので,有料記事になっています。

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