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UVERworldの女性限定ライブ「女祭り」仙台公演をラッキーボーイとして目撃してきました

タイトルのとおりですが、すごいことが起こりました。

昨日から始まったUVERworldの女性限定ライブ「女祭り」ツアー初日の仙台公演に、男性でただ一人目撃を許された【ラッキーボーイ】に選んでいただき、男性crew代表として参戦してきました!

※crew=UVERworldファンの総称

2006年2月からcrewになった僕も、こんな経験は初めてで、本当に貴重な経験をさせていただきました。

まだツアーが始まったばかりなので、今後の公演に参加する女性crewおよびラッキーボーイの楽しみを奪わない程度に、その様子をお届けしたいと思います。

女祭り、素敵なライブでした。

僕とUVERworldの出会い

僕がUVERworldと出会ったのは2006年2月、中学2年生でした。

たまたまMステを見ていたらUVERworldが出演していて、名前はなんとなく知っていたので、「どれどれ」と見てみたら、衝撃を受けました。

かっこよすぎて、一瞬で心を奪われました。

2006年2月3日、ミュージックステーションでのjust Melodyが僕のUVERworldとの出会いです。

その時の映像がYouTubeに上がっているのでたまに見ますが、今見てもかっこいい。

初ライブは2006年9月29日、香川県の高松DIMEというライブハウスでした。

その時は地元の愛媛に住んでいて、UVERにどハマりしていた僕は「どうしてもライブを見たい」と親に頼み込んでチケットを取ってもらい、親は仕事を休んでくれて僕は学校をズル休みして参戦しました。

これが学生人生唯一のズル休みです。

ライブハウスが初めて、もっと言えばアーティストのライブが初めてだったので緊張しましたが、一曲目のCHANCE!がかっこよすぎて鮮明に覚えています。

徐々にライブのノリ方もわかってきて、最初は後ろにもたれかかって聞いていたのが少しずつ前に出ていって、手もあげられるようになってめちゃくちゃ楽しかった初ライブでした。


ちなみに、このサイトによるとこういうセットリストだったみたいです。

激動もNO.1もIMPACTもPRAYING RUNもまだ生まれていない時代で、なんならUNKNOWN ORCHESTRAさえリリースされていませんでした。

UVERworldの良さが伝わらないのが悔しかった

この高松DIMEのライブも含めて、2011年くらいまでのライブは女性crewがほとんどで、男性としては肩身が狭い思いをした記憶があります。

また、周りにUVERworld好きが本当にいなくて、学校の友達にすすめても「UVERworldなんて全然でしょ」と言われる始末。

「こんなにかっこいいのに、なんで良さが伝わらないんだろう?」となんだか悔しくて、友達とカラオケに行く時は見せつけるかのごとくUVERworldしか歌いませんでした。

それ以来、カラオケでUVERworldしか歌えなくなったのはここだけの話。

肩身は狭い思いはしたけどそのおかげでUVERworldを楽しめていた

これは今になって思うことですが、女性crewがUVERworldを見つけてくれなければ僕も見つけることはなかっただろうし、女性crewが会場を埋め尽くしてくれていたおかげでUVERworldのライブにも行けていたのでしょう。

最初の高松DIMEこそキャパ300人でも埋まってなかったけど、その後に行ったライブは全て満員で、盛り上がるライブをたくさん見させてもらいました。

そういう時代を経て男性crewもどんどん増えていって、5年前くらいから男女比が均等になってきて、僕もここ数年で男女問わずcrew友達が増えていきました。

僕はビジネスをやってみて痛感したのですが、お客さんを獲得するのって本当に大変で、最初に支えてくれたり依頼してくれる人の存在って本当にありがたいんですよ。

UVERworldも女性crewに同じようなことを思ってるんじゃないでしょうかね。

Googleフォトに残っていた最古の写真が2014年の京セラドームでした。もう10年だと…?

女祭りのラッキーボーイに当選した時のこと

ここまで過去のことを長々と書きましたが、やっと本題に入ります。

女祭りのラッキーボーイはただ一人で、上記のような"肩身の狭さ"をいい意味で思い出せるかな、と思って応募したら、なんと当選したんですね。

運営からメールが来た時、何かのイベントの案内かと思って開いたら【ご当選】と書かれていて。

びっくりと嬉しいと不安と楽しみが入り混じって、2時間くらい「マジ?」としか出てきませんでした。

びっくりしすぎたのと、「俺がラッキーボーイだぜ〜」みたいな目立ち方をしたくなかったので、ライブが終わるまで一切の発信は控えようと決めました。

他のラッキーボーイさんはそれぞれの形で発信すればいいと思っていて、その上で僕は自分の美学に従って「ひけらかさなかい」スタンスで行くことに。

なので、会場に行く時も「どうか誰も勘付かないでくれ」と思って気配を消して向かっていました。

今思うと、自意識過剰も甚だしいですね。

ど緊張したけど女性crewの暖かさにすぐ気付いた開演前

女祭りで男性が一人だけだから確実にどこかではイジられるだろうし、女祭りツアー初日だったから情報が何もなくて、「何がどうなるんだろう?」とわからなさすぎてど緊張していました。

また、男祭りに比べて女祭りは開催頻度が少なく、女性crewの並々ならぬ思いもあるはずなので、「ラッキーボーイをどんな目で見ているんだろうか?」と気になってしまいまして。

会場に入ると座席が2階席最前列ど真ん中で、「めっちゃイジるぞ〜!」という位置だったので、緊張を通り越して笑いが出てきたその時、後ろの女性crewの方が「ラッキーボーイ!?おめでとう!」と肩をパンと叩きながら言ってくれました。

あれで緊張がほぐれてライブにいつも通り入っていけたので、肩を叩いてくれた女性crewに届けばいいな。

列が落ち着いた頃を見計らってスッと入場

ライブハウスの女祭りはこうだった

そんな女祭りツアー初日の仙台公演について、簡単にレポートします。

①男女関係ないと思ったこと②女祭りならではだと思ったこと、の2つに分けて書いていきます。

①男女関係ないと思ったこと

・盛り上がりがすごい

本当にすごかったです。

女性crewのパワーを感じました。

2階席だったので1階のスタンディング席がよく見えていたのですが、ステージに向かって全員のベクトルが向かっているようで、その景色が尊かったです。

・UVERworldの気迫

男祭りにも何度も参戦しているのでわかりましたが、UVERworldの気迫は男女関係ありませんでした。

煽り方も男祭りと全然変わらないし、UVERworldが女性crewに対等に向き合っている感じを受けて、そこもすごく良かったです。

・「UVERworldが好き」という気持ち

これは当たり前ですが、皆UVERworldが好きなんですよ。

②女祭りならではだと思ったこと

・雰囲気が優しい

やっぱり「女性にしか醸し出せない雰囲気があるな」と強く感じたライブでして。

女性crewが皆熱量高くステージに向かっていっていたのですが、その上で優しさを感じる瞬間が多くありました。

MCへのレスポンスもですし、過度に押し合わずに助け合っている様子も2階からだとよく見えました。

開演前や終了後に話しかけてくれた女性crewからも、その優しさがバシバシ伝わってきました。

この雰囲気は、ライブハウスだからこそ感じられたのだと思っています。

・レア曲が多かった

「長く応援してくれているから」という理由なのかわかりませんが、レア曲が特に多かった気がします。

コロナ、SORA、SHINE、神集めなど2000年代のカップリング曲やアルバム曲も多かったし、それでいて最新アルバムのENIGMASISからの曲もあり、新旧バランスが良くかつレア度が高いセットリストを組んでいた気がします。

あと、フル披露が多くて、これも「長く応援してくれている女性crewへの配慮なのかな?

・歓声が黄色い

これも当然ですが、歓声が黄色かったです。

真太郎さん曰く「レモンくらい黄色い」。

2000年代はどのライブも本当にこんな感じだったな、と思い出しました。

ラッキーボーイはこうイジられた

男性がただ一人なので、どこかでイジられるのはほぼ確定していたわけで。

「いつどうイジられるんだろう?」が緊張の一番の原因だったのですが、実際はこんな感じでした。


真太郎さん「ラッキーボーイどこにおるん?」
→照明ががっつり僕に当たる

真太郎さん曰く、照明さんががっつり作り込んでいたらしい。


TAKUYA∞さん「名前何て言うんだ?」
僕「尭史(たかし)です!」
∞「あれでたかしって読むんだ、難しいな。」
→∞「お前のメールが刺さったんだよ。紹介していい?」
→スクリーンに応募メールが映される

これがめちゃくちゃ嬉しかった。

文章でご飯を食べている人なので、一番憧れている人に「刺さった」と言われたのが本当に自信になりました。


シリウス演奏前
∞「女声聞かせろ!」
女「イェーイ!!!」
∞「たかし声聞かせろ!」
僕「ィェーィ!」

予想はしていたけど、実際やってみると超恥ずかしい笑


最後
∞「たかしどうだった?」
僕「最高でした!」
∞「これまで肩身の狭い思いをさせちゃってごめんな。でも女祭りの素敵さをちゃんと男に伝えてくれよな!」
他のメンバー「たかしありがとうな」

後で書きますが、この時点で「肩身が狭い」なんて感情は消えていました。

女性crewは仲間でした。

ラッキーボーイになって気づいたこと、感じたこと

というわけで、ラッキーボーイとして女祭りツアー初日の仙台公演について書いてきました。

最後に、ラッキーボーイになって気づいたことや感じたことについてまとめてみます。

①神様っているんだなあ

こんな貴重な機会にただ一人だけ選んでいただき、ものすごく幸運だっただけでなく、私事ですが3年前に株式会社midnight sunという会社を設立して、2月16日が3周年記念イベントだったのです。

だから、「UVERworldからとんでもないプレゼントが贈られてきた」と思わざるを得ませんでした。

神様っているんだなあ。

②今までのライブで一番声を出せた

結構不思議だったんですけど、個人的には(声を出す楽器の時は)男祭りの時よりも声が出せた気がしました。

「絶対にイジられるから声を出せるようにしておこう」というのもありましたが笑、女性crewやUVERworldに見られているから中途半端はできなかったし、女祭りの熱気に乗せられてすごく楽しめました。

ライブが始まってすぐに恥じらいが消えたのが不思議でした。

③「肩身が狭い」は過去の感情でしかなかった

ここまで読んでくれた方はお気づきかと思いますが、すごく暖かい雰囲気のライブで、肩身の狭さなんて感じませんでした。

「ここはホームだ」と思えたくらいで、女性crewの優しさに感謝です。

18年前はUVERworldもまだまだ知名度が低くて、「UVERworldはどんなもんや」というテンションの人も少なくなかった気がしますが、日本を代表するロックバンドになった今はUVERworldが大好きな人ばかりが集まっていますし、男女問わずcrewの素敵さに皆気づいているはずです。

女祭りも皆お互いを信頼している感じがして、そこに混ぜてもらえたので「肩身が狭い」なんて感情は過去のものとして葬ることができました。

コロナ禍真っ只中の時のライブに行った記録が残ってました。

みんな頑張ったねえ。

④今回はこの場所でこの景色を見せたかっただけなのでは

男祭りはキャパがどんどん大きくなっていく一方で、今回女の子祭りツアーはライブハウスでの開催ということで、そこに賛否両論があったのは僕も見てきました。

僕も賛否どっちなのかは正直わかりませんでした。

が、参戦してみてわかりました。

「今回の女祭りは、ライブハウスでしか見れない景色を見たかった&見せたかった」

これに尽きる気がしました。

ビジネスもアートも、賛否両論あれど当事者がやりたいことをやるのが一番なので、今回のツアーでやりたいことがこれだった、ということでしょう。

今後アリーナとかドームでもやるのかもしれませんが、僕が見たライブハウスの女祭りはライブハウスだからこその素敵さが詰まったもので、それを目撃できて本当に幸せでした。

ドリンク交換はせずに交換用のピックを持って帰りました。

最後に

感想を色々書いてきたものの、まだ言語化できていない感情もたくさんあります。

でも、「言葉にはめれば詩的と言うより不明瞭な表現(BVCKの歌詞)」と歌っているように、もうここからは言葉を超えたところで噛み締めたいと思います。

そして、こんな貴重な機会をいただいて感謝しかありません。

今日から今まで以上にシャンと生きていきます。

「運を使い果たした」とか「昨日がモテ期のピークだった」とか言いたくないので、もっと大きな運を掴めるように日々粛々とやるべきことをやっていきます。

UVERworldのメンバーおよびスタッフの皆さん、そして仙台女祭りに参加した女性crewの皆さん、本当にありがとうございました!

女祭り最高です!

(ちなみに、noteの連続更新が今日で1144日となりました)

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