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【教員妻の夫観察日記】#10 年度末 我が家は花屋の 店先に

しっかり五七五のタイトルになってしまいました。
ですが、ありがたいことに本当にそうです。
その年にもよりますが、年度末は子どもたちをはじめ、様々な方から感謝のお花をいただくことが多いです。

これも教員という職業が特別な職であると思うひとつの理由です。
こんなに感謝される仕事って、他にあるかなぁ、と思います。
私自身、今までいろんな仕事をかじってきましたが、こんなに「ありがとう」と感謝を直接示してもらえる職は今までありませんでした。

お花だけではありません。
子どもたち、保護者の方、同僚の先生方、みなさんがお手紙を書いてくださいます。
そんな仕事、他にどれだけあるでしょうか。

夫が初めて教え子を卒業させた年、夫は卒業式から帰ってくるなり「こんな仕事ないよ」と言いました。夫は私と違い、私に対して自分の気持ちをしっかり言葉にするタイプではありません。この日も今思えばきちんと言葉にはできていませんでしたが、心から感動しているのが伝わりました。こんなあたたかい気持ちになる職業は他にはない、と。

今年度も夫はたくさんの花束を抱えて帰ってきてくれました。
小さな我が家にはたくさんすぎるお花たち。
でもきっと、夫が毎日子どもたちへ注いだ、たくさんの愛が咲かせた花なんだな、と思うと、夫を誇らしく感じますし、こちらこそ、みんなありがとう、という気持ちになります。

夫は新年度から新たなステージへと進みます。私は、きれいに咲いた花たちを、素敵だなぁと眺めることしかできない妻ですが、夫が自分らしく充実した教員生活を送れるよう、私も変わらずにいようと思います。

ただ、夫のことが大好きな私としては、今年度の愛があふるる大量のお手紙やメッセージは、たくさん少しやきもちがやけました。
が、みんな、愛してくれてありがとう!

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