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【教員妻の夫観察日記】#5子どもたちが顔をあげて聴く「先生の話」とは

少し日が空いてしまいました。
すみ佳です。
いつのまにかもう6月。
梅雨の季節になりますね。
雨は苦手ですが、雨音は好きです。
なんだか癒されますよね〜。

ちょうど1ヶ月前、GWのお話。
夫婦で埼玉県川越へ遊びに行きました。
そこで訪問したのが氷川神社。
有名な?鯛のおみくじがやはり印象的でした!

私は大吉。夫は末吉でした。
おみくじの内容を心に留めながら、鯛のかわいいマスコットを持ち帰りました。

赤の鯛は家に飾りましたが、緑の鯛は夫が学校へ。
夫のクラスは今年、緑ブロックというブロックらしく、体育祭を始め、行事はそのブロックごとに競われるそうです。(こういったシステムが自分のときにあったか記憶がない……)
そのことを知っていた私は、緑の鯛は学校に持っていきなよ、と勧めました。

緑の鯛は教室のインテリアのひとつとして、お守りとして役目を果たすのみと思っていたのですが、夫はしっかり緑の鯛を自らの武器としていました。

夫はまず、GWに氷川神社に行ったことを子どもたちに話し出したそうです。
そこでおみくじを引いて末吉だったと。
さらにおみくじに書かれていた内容を引用しながら子どもたちに語りかけました。
そして、最後に緑色の鯛を掲げて言ったそうです。

「この鯛には、一年安鯛(一年安泰)と書かれています。みんなは緑ブロックとして一年間過ごしていく仲間です。みんなで力を合わせて一年安泰で乗り切りましょう」

実を言うと、鯛のおみくじが緑色であることを夫が知ったのは当日の現場でのことです。
それを夫は、子どもたちに伝えたいことをしっかり伝えるための材料としました。
私の経験から言うと、やっぱり「先生の話」には当たり外れがあるというか、思わず顔をあげて話を聴いてしまう話とそうでない話があります。
そして、心に残る話とそうでない話があります。
教員は教壇に立ち、話をすることがとっても多い仕事です。
話術は、教員にとって大切なスキルだと思います。
自分の思いを子どもたちに伝えることは、スポンジのようにいろんなことを吸収していく子どもたちの成長に大きく関わります。

そこで重要になることのひとつが、子どもたちの興味をいかに引けるか、です。
説教じみた話ばかりでは、正直言ってつまらない。
先生の価値観を押し付けるばかりの話はうんざりしちゃう。
子どもでなくても、面白くはない話を延々と聞かされるのは骨が折れます。

夫は、プライベートの話をよく子どもたちにしています。
妻である私のこともたまに引き合いに出すようです。
公私混同と思われるかもしれませんが、こちらの心を開かなければ、子どもたちが教員に心を開くのは難しいと思います。

そして何より、「先生ってどんな人?」「普段どんな感じなの?」「何が好きで何が苦手なの?」という話題は子どもたちにとって割と興味のあることではないでしょうか。
そんな話から入れば、「おっと?今日は何の話だ?」と子どもたちも顔をあげてくれるはず。

妻としても、普段ほぼ私に決定権のあるおでかけ先での出来事が夫の仕事の役に立っているのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
特に仕事をしていなかった頃は、自分の行動が夫の仕事に関わっているということがとても誇らしかったです。
そしてそれが、さらに子どもたちの成長につながるのであれば、それはもう自分の自信にすらなります。それくらい幸せなことだと思えるのです。

ちなみに、私の耳と夫の声の音程の相性が悪いのか、普段はオフモードだからなのか、私は夫のしゃべりがやや聞き取りづらく、学校で大丈夫かなぁ?と心配になることがあります笑
さらにちなみに、平日夜の夫は基本的に私の話は半分寝ながら聞いています。

夫婦のコミュニケーション、大丈夫か??

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