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いにしえの道をたどる・徳本峠_毎日新聞

毎日新聞朝刊に隔月連載している「わくわく山歩き」(2019年1月~)は、日本の山のなかから毎回1座選び、紹介するエッセイです。その山にまつわる私個人の思い出や、登ったときの印象も織り込んであります。
noteでは、各回の編集後記のようなもの、本編の紹介を記していきます。

2019年9月2日に紹介したのは、徳本峠(とくごうとうげ)です。
数えきれないほど通った上高地に、もし今から初めて入ることができるのならば、徳本峠を越えたい。もし、初めて上高地へ行く友人がいたら、徳本峠に誘いたい。

「初めて」という行為を、クライミング用語では「オンサイト」と言います。「初めて」は一生に一度きり。大切なもの。

私が初めて徳本峠に登ったのは、幼馴染のさっちゃんと、晩秋の頃でした。
それまでにも何十回と上高地に通っていましたが、やっと徳本峠を越えるタイミングがやってきました。
峠に至る道も素晴らしかったですが、峠にたどり着き、明神岳が目の前に飛び込んできたときの感激は忘れられません(冒頭写真)。

島々から上高地へと峠越えするのも、上高地から入ってゆったり登るのも、また普段は通り過ぎてしまいがちな上高地のアチコチ(穂高神社、ビジターセンター、上高地温泉、大正池周辺の散策)などと組み合わせるのも、あるいは蝶ヶ岳へと中村新道を登るのも、みないいコースです。
そして時間がゆるせばぜひ、徳本峠小屋に泊まっていただきたいです。ここの山小屋には、よい思い出しかありません。

なお、現在島々から徳本峠に至る道は、現在通行止めになっていますが、復旧活動も行われています。ライフワークとしてこの活動に参加する写真家の渡辺幸雄さんの記事があります。ぜひ、ご覧ください。→コチラ

徳本峠小屋 →コチラ
古道 徳本峠道を守る人々 →コチラ
1095登山道整備隊 →コチラ

新聞記事(本編)「徳本峠 いにしえの道をたどる」コチラで読んでいただけます(有料)。
「わくわく山歩き」バックナンバー2019年1月~2020年3月 →コチラ
2020年4月~現在 →コチラ


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