見出し画像

飼ってた小鳥が天才だった話

実家でインコを飼っていた。
よくみるあれよ。典型的な黄緑色のセキセイインコ。
こいつがさ、なかなか賢くて面白いやつだったのよ。

まず、家族の名前をちゃんと認識してた。私が「セキちゃん~」って近寄ると「スミレ―!」ってちゃんと言ってくれるの。
(セキセイインコだから、セキちゃんってなんとも安直な名前だけど、名付けたのは私の妹なのでクレームがあればそちらへ笑)

朝になればものすごい勢いで「オハヨー!オハヨー!オハヨー!」と連呼するし、誰かが笑えばそれに合わせて「アハハハハハハハッ」って高らかな声で一緒に笑うし。オウム返しってよりも意味を理解してる感じがした。
まぁ、親ばかかもしれないけど。

ずいぶん前に死んじゃったんだけどね。でもセキセイインコのくせに13年も生きたんだから、大往生よ。人間で言ったら100歳くらい生きてるんじゃない?あんなちっちゃい体ですごいな。長生きしすぎやろ。

ここで大往生セキちゃんの一番のエピソードを披露させていただきたい。
小学生の頃、私が風邪ひいて鼻水ずるずるで帰ってきた時に声を掛けたら、
「スミレー!ハッスルハッスルはー!?」
って言ってくれたのよ!???!!?!!!!??

いや、さすがに意味理解しすぎでしょ。驚きすぎて体調の悪さ吹っ飛んだわ。
ハッスルハッスルって言葉自体、だいぶ時代を感じるけど(笑)
かわいいやつだったなぁ~。

テレビとかツイッターとかでさ、
おしゃべりなインコはたーくさん出てくるけど、君以上に賢い子にはまだ出会ってないよ。

たださ、セキセイインコってみんな同じ見た目なんだよねぇ~。いつか私が死んで天国で会ってもぜったい気づかないな。
まぁ、その時は名前呼ぶからさ、
いつもみたいにさ、「スミレー!」って大きな声で返してよね。

written by: 美波すみれ
↑ツイッターも面白いのでついでに見てってね

毎日本気で文章書いてます。あなたの思う値段を決めていただけたら嬉しいです。明日のコーヒーが缶コーヒーかスタバになるかが決まりますん。