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小学生の発達に関する相談先について

小学生と未就学児では多くの市町村で発達障害についての相談先が変わります。
未就学児まで対応してもらえていた相談先があっても「小学生からは別の相談先に行ってね」なんて悲しいことも起こるのです・・

そのため、この記事では小学生の発達障害の相談先についてまとめたいと思います。

我が家は理想的なルートをたどれなかったので、そんな我が家の例もぜひ参考にしてください。

小学生の発達障害についての相談先一覧

【小学生:発達障害の相談先の例】
・学校の担任
・学校のスクールカウンセラー
・学校の特別支援コーディネーター
・市町村の教育センター
・県の教育センター
・医療機関

たくさんあるな!ってイメージですが・・
そうでもありません・・・
その理由についてはこの後説明いたします。

小学生の発達障害は基本的に小学校が相談窓口

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もちろんそれ以外の方法もあるのですが、基本的には小学校の担任に相談することが発達障害の相談のスタートのようです。

①小学校の担任に相談
②担任との面談時に学校の特別支援コーディネーターまたはスクールカウンセラーが同席
③さらに相談が必要であれば市町村の教育センターと学校が連携
④判定が必要であれば判定に進む

この流れが用意されているそうです。

我が家の独走ルート

先ほど紹介したのが正規?というか、自治体で想定・準備している小学生以上の発達障害児に対する受け口と判定までの流れのようです。

この流れを知ったのは、こないだ(3年生後半)ですので、この3年間は私は路頭に迷っている感じでした。

その理由と同じような路頭に迷うルートにはまり込んでしまった保護者のために、我が家が進んだ発達障害児の相談独走ルートを記録しておこうと思います。

我が家では1年生時に、この流れに乗れなかった・・

なぜ我が家は独自ルートになってしまったのかというと・・
先ほどのルートの②から先がありませんでした。

何度も相談を繰り返したのですが
「様子を見る・・で良いですかね?」
「ご希望なら支援学級には入れますよ?」
「ご希望なら判定も受けれますけど、判定ってとっても大変なんですよ・・今は判定を受けたがる保護者が多すぎて、半年以上待ちますね」
「保護者が決めることなので、お任せします」

のような発言しか受けられず、当時の私はそれでも強く「判定を!」と思えませんでした。

先生がこんなに判定を勧めないのなら、きっと違うのだろう・・
様子見で良いのだろう・・
まるで私が子供を発達障害にしたがってるみたいだな・・
と、思ってしまったのです。

2年生になっても問題が乱発!それでも相談先が見つからない

2年生になって担任は変わりましたが、より一層子供に無関心な感じの人になりました。
こちらは問題を起こして謝罪に行く機会が多いので、常に謝罪していた記憶しかありません。

今思えば当たり前のことですが、判定を受けなかったことで発達障害の子供に対し普通を求め、しつけで障害を治そうとした結果、2年生になってもトラブルは続きました・・っていうか、むしろ悪化しました。

担任は、発達障害の相談どころか世間話も難しいような感じだし・・
もう何をどうしたら良いのか分からず「誰か助けて」状態だった私は、どこに頼るべきか迷い、直接市町村の教育センターに相談をしてみました。

市町村の教育センターに直接相談は問題なし!

市町村で用意されている教育センターに保護者が直接相談をすることは特に問題はありません。

担当の方が付き、小学校に連絡・子供の様子の確認(授業中の視察)・担任との連絡が行われ、その後担任・特別支援コーディネーター・市町村の教育センターの担当者・保護者で面談をしました。

結論・・
「様子を見る・・で良いですかね?」
という流れでした・・

そうです・・
「大変ですね」
「分かります」
「でもね、温かい心で見守って・・」
「そうそう見守って・・」
のような実のない会話で終わり、解決策どころかアドバイスの一つもいただけませんでした。

医療機関の紹介はできません!?

だめだこれ・・と思い、次は医療機関だ!と決めた私は、市町村の教育センターの担当者と何度も連絡を取り合い、判定を受けたい話を伝えました。
(この段階ですでに小学校には相談もしていませんが、特に問題にはならなかったです)

保護者が希望するならご自由にとのことでしたが、何だかよく分からないルールがあり、医療機関の紹介はできませんと言われました。

この役割は何のために存在しているんだろう・・と思った気持ちはここに書き残します・・

医療機関を見つけるが予約を取るのは至難の技!

多くの市町村で言えることだと思いますが、発達障害の検査が受けられる医療機関は需要と共有が成り立っていない状態です。

そのためとにかく初診予約がとても大変で、何ヶ月も待たされるのは当たり前。
もしくは月に一度の指定された1時間しか受付をしておらず、電話をかけまくる・・などなどとにかく門が狭い・・

我が家は運よく1ヶ月先の予約が取れました・・

判定が出るまでさらに数ヶ月待ちます・・

医療機関で医師に相談し、判定の検査(WISCなど)を予約されますが、ここでまた検査の予約に1ヶ月程度、判定結果が出るまでに検査後1ヶ月程度必要です。

病院の予約に1〜3ヶ月、検査の予約に1ヶ月、検査結果に1ヶ月、まぁ、とにかく長い・・我が家はど田舎在住なので子供の数が少ないことから、これでも短い方だと思います。

発達障害の相談先は独走しても問題はない

最初に相談した発達障害の相談ルートを辿らず、我が家のように独走ルートを走ることには、特に問題はありません。

ただ、私は「ここがだめなら次はここ」という用意された選択肢を知らなかったことで、その都度「もうどこに頼ったらいいの・・」とお先真っ暗状態になり、常に苦しかった覚えがあります。

今となってはの話ですが、小学校入学時のトラブルで、担任に対応に疑問を感じていたのなら、担任の言うことを無視してでも入学段階で独自ルートに走るべきだったと思っています。

判定は早ければ何?と思うかもしれませんが、判定が遅れた2年間、息子に普通を強要しようとしたこと・息子の自尊心をひどく傷つけてしまったことは消すことのできない事実です。

結論:他人は信用しないこと!

私は「何百人もの子供を教育している人が言うことなのだから・・」と先生の言うことは、自分の考えていることよりも正しいのかもしれないと考えていました。
そのため「う〜ん」と思った内容でも納得しようとしていたと思います。

でも、よく考えると先生にとっては所詮たった1年の付き合いの30人程度の生徒のうちの1人。
正直どうでも良い存在であると言っても過言ではないかもしれません。
少なくとも息子の1年・2年性の担任はそうだったと思います。

世の中の先生すいませんという感じですが、やっぱり親が感じたことを最優先し、他人の意見は参考程度にしておいた方が良いのだと身をもって学びました。

これからも、この方針は変えるつもりはありません。有益な情報だけを取り入れて疑問の残る情報は流し、他の手段を探したいと思います。

もし小学生以上のお子様の発達に悩んでいるのなら、まず小学校に相談し、期待するような対応がもらえなければ教育センター・医療機関への相談を独自で進めてしまいましょう!

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