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鉄砲は持っていはないが……/20240301-068

賞状をもらうことになってしまって

→たぶん、俳句を始めて13年目になる。2011年ぐらいに俳句と偶然出会う。しかし、最初はつくる側ではなくつくってもらう側だった。子どもたちに、なんとなくつくってもらって、切手を貼って応募するくり返し。それで私自身は満たされていた。

もちろん、こぢまりとした句会に出すことはあった。ただ、コンテスト等に出すことはほとんどなかった。かっこよく言えば、子どもたちが優先で子どもたちが選ばれることが一つの目標になっていたから、自分の作品を出すまで頭が回らなかった。

しかし、いまの仕事場に来てから、子どもの数はいままでの15分の1ぐらいしかいない。人間の数に限りがあるのだから、応募数にも限界がある。つまり、応募の数が少なくてさみしいのだ。そこで、応募数を増やすために、苦肉の策で思いついたのは私も一緒に応募してみるという、極めて安直な作戦だ。

無欲というのは恐ろしいもので、このコンテストを始めて1年間でいくつかの大きな賞をもらう。ちょっと気恥ずかしい部分もあるが、自分をまったく知らない人が作品を見て選んでくれるという過程はなんとも言えない「気持ちよさ」がある。

また、「俳句賞」という応募するときに使うサイトがある。このサイトは、全国の俳句の応募がまとめられていてなかなか重宝している。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるではないが、打たないと当たるものも当たらない。来年は、さらに応募をしてみようと、密かな野望として考えている。


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