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音楽映画「A Film ''Celebration at home''」の発表によせて

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Celebration at home」とは、自宅を舞台にマリンバ奏者の野木青依が、時報の音楽(*)に合わせて即興演奏をし、写真家の工藤葵(わたし)が、その様子を記録した映像作品を1時間に1回ずつSNS上で発表する「音楽を通して生活を祝福する」インスタレーション作品です。

4月26日 7時〜24時に発表した全18篇の映像作品を再編集し、音楽映画「A Film ''Celebration at home''」として発表いたします。私は、撮影・監督を担当しました。今回、映画「A Film ''Celebration at home''」を発表するに至った経緯を記そうと思います。

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この春「老人ホームの看護師」を退職しました。「看護師」という仕事は、どうにも苦手でしたが、何だかんだで好きでした。それと並行して「表現したい」という気持ちをぶつける場所を探して、初めにたどり着いたのが「ビール」です。

私は「ビール」が人々の生活に溶け込んで、振り返れば「ハレの日」だったなぁと思わせてくれる姿が好きです。大人が「ビール」と無邪気に遊んでいる姿も好きです。そうしてビールを届ける事に興味を持ち、老舗の地ビール会社「横浜ビール」とお仕事をさせて頂く機会を頂いています。4月から社員として働く予定でしたが、社会情勢もあって外部パートナーとして、広報に関連する部分で携わっています。

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この先挑戦したい事に「ビールが生まれる前後」を醸造だけでなく、商品開発〜醸造〜完成〜飲み手に届くまでを一つの流れに、写真・映像作品・インタビュー記事として記録に残して人へ届ける事や、ビールと一緒にポートレイトを撮影する「びぃるとふうぼう」等、全国のブルワリーや飲食店舗、酒屋を運営される方々とご一緒できる方法を考えている最中です。現状、難しい事は多くあるけれど実現を目指していきます。

荒れた社会であっても、そうでなくとも、ポップにサバイブしたい。10年先の私を目指して、今日を生き抜くために「写真家」と名乗ることに決めました。老いることも、病気を患うことも、死ぬことも生きること。死に様は生き様で、全てはどう受け入れるかなのかもしれない。私は、写真・映像の撮影や自身の企画を通して「生きる眩しさ」を表現したい。

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今、私が出来ることは手を動かして世に発表し続けること。そんな事を決心した4月、偶然にも超近所に「マリンバ奏者」野木青依がいました。去年の夏頃から野木がマリンバを演奏する姿を撮影してきた私は二人だから出来ることを今しようと「Celebration at home」を提案したのが始まりです。

私は「写真的」に映像を撮影しているので、作品自体はとてもシンプルです。最後まで真剣に見なくとも自宅でのお食事中やコーヒーブレイク、ちょっと休みたい時間など、好きずきに楽しんでいただけたら幸いです。

何でもない今日、生活に祝福を。

写真家 工藤 葵

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題名:「A Film ''Celebration at home''」(約60分)
公開日時:2020年5月1日(金) 19:00
公開場所:YouTube https://youtu.be/yIj6qx26prQ
演奏 野木青依(マリンバ奏者)https://aoinogi.amebaownd.com/
映像 工藤葵(写真家)ttps://aoikudoaonisai.wordpress.com/
* 本プロジェクトは Vegetable Record が「時報を音楽でデザインする」をコンセプトに制作・発表した「Songs for Time Signal」とのコラボレーション企画です。
▽Songs for Time Signal
https://www.vegetablerecord.com/songs-for-time-signal
【物販・投げ銭】https://aoifubo.theshop.jp/                                                       * 本プロジェクトは Vegetable Record が「時報を音楽でデザインする」をコンセプトに制作・発表した「Songs for Time Signal」とのコラボレーション企画です。                                                                                                                  ▽Songs for Time Signal
https://www.vegetablerecord.com/songs-for-time-signal                              衣装協力:木宮商店 https://kimiyashouten.com/





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