転職の魔王様 第1話 感想

こんにちは、ももすです。
最近は専ら韓ドラの日々を送っていましたが、久しぶりに日本のドラマにハマりましたので感想を書いていきます!
ネタバレはどんどんしていきますので、ノーセンキューの方は回れ右!
それではレッツゴー!

第1話 社畜ヒロイン爆誕の巻

 あらすじ
上司からパワハラを受けて体調を崩し、辞職。仕事を辞めざるを得なくなったのはパワハラ上司のせいではなく、「自分が未熟で上司の期待に応えられなかったせい」「自分が体調管理をうまくできなかったせい」と信じているヒロイン(千晴ちゃん)。過労で体調を崩したことも、期待してくれる両親に伝えることもできず…。休職で周りと足並みを揃えられないことに焦りを感じ、転職も「とにかく早く就職したい、私を必要としている企業ならどこでも!」のスタンス。

 感想
「私には取り柄なんてないからせめて周りの期待には応えないと」「周りの期待に応えている自分は必要とされている」「必要とされることが自分の生きがい」という自己犠牲で生きる喜びを見出すタイプ。明らかに自分を大事にしてないし無駄にいい子ちゃんすぎて、度々イライラするけど…分かりみが深い!!自分に自信がないからこそ、一度自分を認めてくれた相手の言うことは何でも聞いちゃうしそれが喜びだよね!そして実績ありリーダーシップありの上司なんて、その人の言うこと聞いていれば「(自信のない己の脳みそで考えずとも)自分は社会的に正しいことをしている。優秀な人の手足になれるなら多少のストレスなんて気にならない」って思えるもんね!
自分が空っぽであることを周りに悟られず、周り(特に両親)の期待に応えて生きるには、「虎の威を借りる狐」状態が手っ取り早くて楽なんだよね。
でもこの関係って対等ではないから長続きしない。そして自己犠牲タイプが依存しやすい、いわゆる「カリスマ」の人は、自分に従順な人はある意味見飽きていて、向上心が人一倍強いから自分に刺激を与えてくれる人が好きな傾向にある。きつめの冗談を言ってもちゃんと言い返す人とか。だから、千晴ちゃんは雑に扱われたし、上司本人は雑に扱った自覚なし。ドラマのようにここまで悪質でなくても、こういう「自己犠牲タイプが損をする事例」というのは世の中に溢れているのではないかと思う。お花畑(=優しい人に囲まれている)で生きてきた私でさえ、思い当たる経験があるのだから。

千晴ちゃんのような自己犠牲タイプは、自己責任の傾向が強まる現代社会の中で、「自分の身は自分で守る」という姿勢が益々重要になるのだと思う。自分が付け入れられやすい人間であることを自覚し、「自分は大切に扱う&扱われるに値する人間である意識」という鎧を身にまとう。そして自分で考え選択することをサボってはいけない。自分と比べて周りのスピードが速いから、理解するのに精一杯で自分で選択する前に他人に言われるがまま実行する癖がついている傾向があると思う。人から指令を受けたらすぐにやりますと返事をするのではなく、「これは自分のやりたいことなのか」「実行することで得られるメリットとデメリットは何なのか」考えること。そして一番大事なのが「ノーと言って目の前の人が顔をしかめる現状を受け入れる勇気ををもつこと」。最終的に自分を守り、そして幸せにできるのは自分しかいないから。いや~でもまさに「言うは易く行うは難し」なんだよね!

そして自己犠牲タイプちゃんの良いところは、共感能力が高くて他人にとことん優しい(よほどのことがない限り人が嫌がることは絶対にしない)性格。友達など人が落ち込んだ時には気の済むまで寄り添ってくれる(しかも嫌々ではなくそこに生きる喜びを見出してる)から、絶対元気をもらえる。そして人とコミュニケーションを取ることが好きでしかも丁寧だから、一人あたりに時間をかけられる接客業が向いていると思う。つまり千晴ちゃんは転職エージェント向いてるよね、ってこと!

千晴ちゃんは自分には優れているものは何もないって思ってるけど、それは違う!こんなに心根の優しい人間に育ってるだけで自信もっていいし、体調崩すまで働き続けるなんてある意味ガッツある(良くないけど)。他人はそう言うと思うけど、拗らせている自己犠牲タイプちゃんはお世辞だと思って聞く耳もてないと思うから、自分で自分を変えていくしかない。例えば、自分の中のルール(小さなことでOK)を守ってそれを実績として積み重ねていくことや、成功体験をきちんと他人から評価されること(魔王様よろしくね!)で自信をつけていくこと。そして頑張っている自分を沢山褒めること。そうして段々ついてくる自信と比例して、自分を大切にできるようになると思う。

魔王様のこととか全然書けてないけど、疲れたから今日は終わり!
こうやってブログに書くと、ドラマをただ面白かったで終わらせるのではなく、自分の養分に出来ている気がして悪くないです!(笑)
こういうレビューは読む専だったから書けて嬉しいけど、相変わらず私情が前面に入ってるから読みにくいのではと不安になる。
でもまずは自分らしく書くことが大事だよね、実習の症例レポートじゃあるまいし!
ここまで読んでくださった方がいたら、感謝です!
また会いましょう~



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