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マウント女に敗北した記録と対策方法

3分前に帰宅してこのnoteを書き始めている。私がXで愚痴りまくっていた同期入社のマウント女に敗北した。この気持ちを忘れないためにも急いでnoteを書く。

登場人物

私(すもやま)
つい最近、転職&移住した独身女。前職はディレクターとして色んな案件の企画提案や進行管理などをやっていた。今まで周りの人間から仕事能力を評価されることが多かったのでかなりプライドが高い。「他人の懐に入るのが上手い」と褒められ続けていた。かなり根に持つタイプ。酒カスなので引っ越し祝いが全て酒だった。

マウント女
同期入社した5個上の女。移住組。私以外の人間に対して愛想が素晴らしい。全てにおいて私を見下すために必死。でも人生いろいろ苦労してそう。制作業界の経験はないが、撮影知識を披露しまくる。コネ採用なので引っ越してきたばかりなのに顔が広い。

職場環境

ゆる〜〜い環境の制作系(制作会社というわけでもない)。撮影をしたり、文章を書いたり、色々やる。私もマウント女も具体的な仕事内容が決まってないので、自分で仕事を見つけないといけない。

これまでの争い

争いといっても転職してまだ一週間も経ってないので大きな事件はないが、とにかく私に対するマウントがえげつない。撮影の知識、この地域での顔の広さ、食べる量、童顔マウント、体型マウントetc
あとは複数人で仕事の話をしているのに、私の知らない人の名前をポンポン出してくるので私が会話についていけなくて浮く。私と話す時とそれ以外で話す時でキャラが違いすぎるのでもはや面白くなってきた。


と、まあこんな感じの背景があった上で今日の出来事を話したいと思う。


率直に言うと、マウント女に愛想(コミュニケーション力)で負けた。こいつ、人の懐に入るスキルがすごく高い。こればかりは他人が評価することだと思うので、私も素直に認めたいと思う。
私も前職では、クライアントにも職場の人間にも対人スキルの高さを評価されていた。「すもやまさんは人当たりが良いからどこ行っても大丈夫だよ」「どんな場所でもやっていけるよ」と言われてきたので、私にもかなり自信があったというか、人並みかそれ以上の愛想はあるんだな〜と思っていた。

しかし今日の仕事でマウント女にそのスキルを奪い取られたのである。
何が起きたかというと、今日は仕事で撮影現場の見学をしていたのだが、マウント女はそこにいるカメラマン(おじさん)への距離の詰め方がとても上手かったのだ。適度に自己アピールをし、人懐こい様子で擦り寄り、おじさんが大好きな「ちょっと生意気を言ってくる若い女」を見事に演じていた。カメラマンの心をくすぐるようなカメラの話題を出して有識者だと思わせておきながらも、「でもこうやって現場を見るのは勉強になります」と謙虚な姿勢を見せて、素直さを醸し出していた。

この女、おじさんキラーだと確信した。
私も前職でおじさんキラーの異名を持っていたが、カメラマンおじさんは私よりもマウント女と喋る方が楽しそうだった。連絡先まで交換し、「今度あなたの写真も撮ってあげるよ」なんて約束までしていた。正直見事である。

もちろん撮影現場にはカメラマン以外の人間も沢山いて、マウント女はその人たちにも上手い具合に絡んでいた。「可愛い!」などの外見のヨイショから始まる時もあれば、「すごい〜」「大変ですね〜」の合いの手で共感性をアピールする場面もあった。

お前そういう会話できるなら私にもやれよ!!!!!!と思ったが、今更媚びを売られても困惑するのでやっぱり遠慮しておく。

ぶっちゃけ私が話してる時に会話を遮って介入してくるのはめちゃくちゃイラっとしたけれど、それさえも愛想でカバーしている。マウント女、私に対する悪意を私にしか伝わらないようにそういうことをやってるのだ。
私は他人とコミュニケーションを取ろうとしたが、全部その女に会話をひったくられたので、自分の魅力を発揮することができなかった。負けた。完敗である。

マウント女が私にだけ酷い態度をとっていること、いつか誰かに気づいてもらいたいな〜と思いつつ、今こんな相談をしても「嫉妬だな」と思われてしまいそうなので、私自身に人望がつくまでは黙っておく。マウント女、自分にメリットのある人間にだけ素晴らしいコミュニケーション能力を発揮するので、彼女の今までの人生観がなんとなーく垣間見えた。

昔の私なら自尊心をボコボコのメタメタにされて落ち込んでいたと思う。
でも今はなぜか冷静に対処法を見出せる。

まず、キャラ被りを避けたい。
マウント女が愛想の良い人懐こい女でいくならば、私はとにかくマイペースでさっぱりした女でいこうと思う。
マイペースというのは、周囲の人間に「同期のすもやまはマウント女と自分を比べて落ち込んでないか」とやや心配されてるっぽいので、「全く気にしてないですよー」というのが伝わってほしい。何が起きても、マウント女がどんだけ素晴らしいことをしても、私は私だ。本当に気にしているかどうかはさておき、周りに与える印象として「自分がブレてない/メンタルが強い」というイメージを植え付けたい。
もう一つの「さっぱり」というのは決してクールなわけではなく、愛想がありつつ必要以上の愛想は振り撒かないイメージ。話しかけやすい穏やかな雰囲気は持っておきたいので、クール感はゼロでいきたいと思う。(性格的にクールなキャラは無理すぎる)

これは私の予想だけれども、マウント女は私(すもやま)が自分自身と似たようなキャラだと思っているからこんなにもライバル視してるんだと思う。
「自分が主人公だ!!」と思ってる人間がいるならば、さっさとポジションを譲った方が余計なストレスも減るだろう。
あくまでも変えるのは " キャラ " であって、 " 性格 " ではない。

あとはなにより、自分自身がマウント女と競い合わないこと。
なんとなく、いつかマウント女の本性を知る人も出てくると思うので、マウント女の愚痴を溢せるような相手が現れるまでは、のんびりじっくり待とうと思う。

嫌いな相手の能力を認められるようになったなんて、私も随分大人になったなぁと思う。昔の自分ならきっと「私のキャラが奪われる!」と思い悩んでいたはず。でもこれまでの20数年積み重ねてきた他己評価は消えないので、自信は健在だ。
ていうかむしろ自分の能力が高すぎて怖いと思っていたので、自分が下の立場として認定されるのはほぼ初めての感覚。これが敗北か__________________
とはいえ自分がこんなにも落ち込まないでいるのは、人間関係が出来ていないからだと思う。もし既に仲良い人や信頼している人がいて、その人がマウント女と私を比較しようものなら死ぬほど落ち込んでいただろうが、今は誰が比較してようと正直どうでもいい。

今後、マウント女と会話する時は適当にヨイショしておいて、合コンのさしすせそを駆使して会話する予定だ。それはそれでゲーム感覚で楽しめそうでワクワクしてる。



ペースを崩されないように頑張っていきましょう、ヘヒ


すもやま

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