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トラブルのとらえ方

「サンカラ」の佐藤律子です。

秋晴れらしい天気の中、

週末にはスポーツのイベントが開かれることが多くなりましたね。

私は、この週末、

家族と一緒に「区民運動会」に行ってきました。

区民運動会は、

街中の老若男女が集まって、

リレーや障害物競走、長距離走をして、

スポーツを楽しむ日です。

毎年行われる、昭和感満載のこの区民運動会。

今年は、少しばかりのトラブルが起きてしまいました。

走り出した子どもたち

小学生が、2㎞を走る「長距離走 小学生の部」で、

子どもたちがスタートを切った後、

5分ほどすると、、、

走り出した子どもたちが、ぞろぞろと歩いて帰ってきたのです。

「あれ、なにかあったのかな?」

と、大人たちが話していると、一つのアナウンスが。

主催者側がストップウォッチを押し忘れ、

タイムがはかれていなかったとのこと。

長距離走はやり直しで、

子どもたちは、もう一度、一から走りはじめることとなったのです。

クレームはどこから来る

方々で、大人たちは、

「え、だいじょうぶなの。子どもたちかわいそう」

と話し、主催者がいるテントには、多くのクレームが入りました。

実は、

この長距離走の後、別のリレー戦の決勝があっため、

コンディションの合わせ方が難しくなってしまった子が、

何人かいたのです。

ただ、この時、、、

「たいへんだ」と文句を言っていたのは、大人だけで、

当の子どもたちは、目の前のレースに向けて、しっかり集中していました。

中には、2回走ったとは思えないくらいの

えげつなく速いタイムを出す男の子も。

本人たちの感想は

「長距離を2回走る」というトラブルは、

大人の目線からすると、とても重いものに感じてしまいますが、

日々、街中を走り回っている子どもたちからすると、

実は意外とそうではなかったようです。

運動会終わりに、子どもたちに感想を聞くと、

口をそろえて、

「楽しかった!」の一言。

その言葉がきっと、すべてです。

「かわいそう」とは

日常生活や働いている中でも、

自分以外の誰かが、たいへんそうな思いをしているシーンを目にすると、

「かわいそう」という言葉が出てしまうこともありますね。

ですが、意外にその当事者は、

自分のことを「今の私はかわいそうだ」とは思っていないです。

かける言葉にも、一味を

そうしたシーンに巡り合ったときは、

「たいへんそうだね。なにか自分に手伝えることがあったら手伝うよ」

といった、

双方にとっての建設的な言葉をかけることが、

相手にとっての成長にもつながります。

「かわいそう」とは、一方的な感想の言葉なので、

そんな相手に声をかけたい時は、

相手にも選択肢を与えるような言葉を使ってみるのがいいです。

まだまだ続くスポーツの秋。

差し伸べたくなる手を引っ込めることが、

相手の立ち上がりには必要なケースもあるものです。

佐藤律子
売上アップに強い社労士
(専門分野:人事・組織、売上向上、協業)

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