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STATE OF FLORIDA vs CHARLIE ADELSON (フロリダ州対チャーリーエイドルソン):~その②~事件現場(クライムシーン)

チャーリーエイドルソン被告人自身は関与していないが、ヒットマン(プロの殺人者)を雇って家族にとって邪魔な存在である、元娘婿、二人の男子の子供の父親であるダンマーケルフロリダ州立大学教授の銃撃を目論んだ主犯として逮捕されている。

チャーリーは、このヒットマン殺人事件のマスターマインド(主犯格)として、逮捕され、現在、裁判が進んでいるが、私、思うに、この話はすべて、共依存で支配癖のある母親の影響による事件、と考えている。母親が年を取っており、大した禁固刑にならない事から、実質的にこの事件について金銭的に援助していたチャーリー(47歳)が、検察から注目され、逮捕されたのだ。

事件について、詳細を語ろう。

発見したのは、隣人、ガイガー氏。発見現場(彼の自宅ガレージ)で犯人の姿を認めるより前に銃撃された模様。

発見者、60数歳のガイガー老人が、大きな音を聴いて、隣人の教授の自宅へ向かい、ガレージでまだ死んでいないが瀕死の教授を発見。911(日本でいう110番)するところから始まる。州警察は、典型的なヒットマンの仕事であると判断、また、隣人が目撃した車種で「HIT(銃撃事件)」の捜査を開始する。

関係者をリサーチしていく内に、警察は被害者が醜い結婚関係の協議離婚の最中で、元妻ウェンディ、もしくは元妻の家族、特に中央にいた母親の差し金で設定した襲撃ではないか、と警察 (逃走経路が外国の場合を認識し、FBIがチームに含まれた) 側で判断。

蔭でそのようなヒットを依頼出来得る存在がいるか、調べた警察は、元妻ウェンディの父ハーヴェィが経営する家族の歯科医クリニックに訪問し、長年就労する家族一人一人を調査。

次男チャーリー(当時37歳) の彼女、ケイティがクリニックに「無就労なのに雇用関係にあること」を発見。実はここから、殺人契約や謀殺の依頼などが出てくる事となる。

ケイティの元夫は、ラテンギャングに所属しており、いまだに子供の親権でケイティがその男とやり取りがあった事を地元の警察が知っていた事から、この次男、チャーリーが、自分のガールフレンド、ケイティに殺人を依頼したのではないか、と警察は判断。秘密裏に盗聴やビデオ撮影を続けた。


この関係図の中に家族が一つ全て関係している。


愛し合った二人の関係は、今やめちゃくちゃ。
彼はいまだに彼女の事を能動的に悪くは言わない。

実行犯は、次男チャーリーの恋人、ケイティの元夫、シグフレドガルシアと友人、ルイスリヴェラ⇓

右がケイティの元夫、シグフレドガルシア。左はその友人、実行犯、ルイスリヴェラ。
白人のボーイフレンドと一生幸せになりたかったケィティだが、
そうはならなかった。

州政府は、ホントなら、実質的な殺人依頼をしたのは元妻ウェンディだと思っている。だが、元妻の弁護人が、出来る弁護士で、検察側に
「彼女の立場は、直接的な証拠がない限り、彼女は刑事法で訴追されない証明」
を検察から一札取っていた。いまだにウェンディは逮捕されていない。
周辺的な状況証拠だけでは直接関与した証拠がない限りは逮捕されないのだ。人権って有難い。

併しながら、元妻のボーイフレンドだった男性が、事件の数年後に彼女が彼と別れる前に、
①事件の元夫の自宅のガレージにわざわざ通りがかったことを伝えた事、
②さらに、元妻がこのボーイフレンドに殺し屋を探して100万ドルもつめば、だれかが殺してくれるだろう、などと発言していた事実を、今回の裁判中に話し、証言していた事実により、直接的に元妻ウェンディが家族の共謀したこの殺人にホントに「直接的に」かかわっていたことが証明されたら、多分、彼女は後に訴追されるのではないか、と言う話が出て来ている。事件はいよいよ見逃せなくなってきている。


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