見出し画像

私たちはこの社会で一緒に生きてるだけ

ダイバーシティー、ジェンダーレス、ボーダーレス、多様性、共生社会というようなことを話す時、
「マイノリティーの人たちを理解し受け入れましょう」
というメッセージにするのは酷く間違っていますよね。
とても差別的で、それこそジェンダーギャップ指数(※)が上がり格差が広がる打ち出し方。

私たちはこの社会で一緒に生きてるだけ。

大多数(マジョリティー)が自分たちは普通でスタンダードであり、マイノリティーの人たちが異物であるという前提を置くと、あの人たちはちょっと変わっていて「普通じゃない」けど、そういう人もいるんだから社会で受容していこうよ、それがソーシャルインクルージョンだよ、なんて言ってしまったら。
「差別社会」が前提のまま。

多様性社会は可能性が無限な社会。
多様な価値観同士の対話から生まれる選択肢が無限だから。

そう、私たちはこの社会で一緒に生きてるだけ。

マイノリティーへの差別をなくすには、社会運動や啓発だけではなくて、その差別が起きるメカニズムや歴史や風土・風習が複雑で、社会学や心理学分野の研究や考察を土壌にして、その上で運動的な解決活動をしていかないといけないんじゃないかな、と思っている。


※ジェンダーギャップ指数(内閣府男女共同参画局HPより)

※GGI=Gender Gap Index=男女平等格差指数


【社会変革・ジェンダー論・共感のためのライティング/コピー・寄付科学・利他心理】を考える
未来共感ラボ | Future Empathy Laboratory