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アレン様を観てキャビアを食べたくなった話。

 Youtubeで登録しているチャンネルをチェックしていたらアレン様のシンガポール旅行の様子が投稿されていた。

 アレン様の唯一無二のキャラクターに加え、編集がかなり凝っているのでチャンネルとして、とても見応えがある。アレン様の真っ直ぐなリアクションに、常に小太り大爆笑である。

 
 動画の中で、ウルフギャングステーキハウスが出ていたせいで、無性に熟成肉が食べたくなった。
 日本にもウルフギャング、あったよな…と思いつつ検索していると、ステーキもさることながらホームページにあるベルーガキャビアなるものが目に留まった。もう興味はお肉から一気にキャビアへ。
 お値段を見てみて、ひっくり返ってしまった。たとえ誕生日でも無理…結婚記念何十周年でも厳しいレベル…バリバリのキャリアウーマンに転生でもしない限り無理…と、白目を剥きながら様々な思いが脳裏を駆け巡った。
 それがひと段落した後(黒目帰還)、「ベルーガキャビアてなんだ?」とふと疑問に思った。
 ベルーガといえば、水族館にいる白いモチっとした体型のイルカを思い浮かべる。「あれの卵か〜食べられるんだ〜食べてみたいなぁ〜」と興味津々で「ベルーガキャビア」を検索してみると、あの可愛らしいフォルムとは程遠い無骨なサメのようなビジュアルが出てきた。
 キャビアとはチョウザメの卵のことを指すが、ベルーガキャビアとはそのチョウザメの中でも特に巨大なオオチョウザメから取れるものだという。
 そう、ベルーガキャビアのベルーガは、あの水族館にいるかわいらしいイルカでは無い別の生物なのだ。

 そしてここにきてようやく気づいた。
 イルカ、哺乳類じゃん!!

 恥ずかしながら、「ベルーガの卵食べてみたい」という食欲と興味が先行してイルカが哺乳類であるという事実がすっぽり抜けていたのだ。

 水族館にいるベルーガはシロイルカ。
 キャビアが取れるベルーガはオオチョウザメ。
 ベルーガというのはロシア語の「ベールイ(白い)」が語源になっているらしい。オオチョウザメのどの辺を以て白いとみなすのかは謎だが…
 ためになったねぇ〜(もう中学生)

 しかも、更なる新事実。
 チョウザメはサメと言いつつもサメの仲間ではないというのだ!!サメと違い淡水魚で、チョウザメ科という分類があるらしいのだ。
 ためになったよ〜(もう中学生)

 なんか他の動植物でも「名前も見た目も似てるけど実は仲間じゃない」的なのあった気がするが、思い出せない…

 というわけで、アレン様の動画をきっかけに、思考が飛躍に次ぐ飛躍を重ね、最終的にアレン様は全然関係なく「キャビア食べたい」に一旦は落ち着いたのだ。

 本物のキャビアはすぐには無理としても、業務スーパーには偽キャビアが売られている。しかし業務スーパーのものは、粒がとびっこみたいに小さくてキャビア感は今ひとつ。ししゃもの卵を使っているとのこと。
 イオンにたまに置いてる偽キャビアは業務スーパーのものよりは粒が少し大きくてキャビア感が感じられる。
 「ランプフィッシュの卵」、というやつである。

 さて、このランプフィッシュ。
 卵はキャビアの代替品として利用されているのだが、肝心のランプフィッシュとは一体どのような魚なのか…

 何気なくランプフィッシュを検索してみるとこれまた思ってたのと違うビジュアルで「知らないことを知るって面白い〜!!」とWikiを漁りまくり専業主婦の午前は無為に過ぎてゆくのだった。


 
 思考の飛躍が一度始まると止まらないので、何がきっかけだったか、どういう軌跡を辿ったのか、一応書き残しておきました。

キャビア関連調べる上で「ためになったよ〜(もう中学生)」なページたち
↓↓↓


追記:
 ランプフィッシュの見た目で思い出したことがある。
 先日、吉池(御徒町にある魚介専門店)で買ったゴッコ(別名ホテイウオ)のビジュアルとランプフィッシュが似ているのだ。それもそのはず、両者共にダンゴウオ科なのだ。ゴッコは鱗もなく、全身が柔らかくプルプルしていてまるでエイリアンのような見た目だ。ぶつ切りにして汁物にするのが一般的と言われているので我が家もそうして食べた。身も卵も割合淡白な味わいだった。今思えば、大量に入っていたあの卵、全部醤油漬けにしていたらキャビアもどきを味わえていたのかも知れないが今となっては後の祭りである。
 今年の冬も出会えるといいな、ホテイウオ。

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