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マウンティング型投資ハラスメント

Twitterを見ているとよくこんな言葉を目にする。

「インデックス積立てしてるだけの人が投資家名乗らない方がいいよ」

いや、投資している人を投資家と呼ぶわけだし名乗ってもよくないか?と思うわけだがこのような発言をする人はどうも個別株だか為替だか暗号資産だか知らないが投資初心者と線引きをしたいらしい。

自分達の方がちょっとハードルが高い事をやっているんだという自負の表れなのかもしれないが、この手のマウンティング型投資ハラスメントはかなりダサい。

そして皮肉にもインデックスを上回るパフォーマンスが出せているのかとも問いたくなるような自分を追い詰めるような発言でもある。

大抵の個人投資家はレイダリオやウォーレンバフェット、その師ベンジャミングレアムからしたら彼らの築き上げた資産の1%にも満たない資産を保有して投資家と名乗っているに過ぎない。
偉人から見たらどんぐりの背比べでしかないのだ。

それにもかかわらず投資を始めて情報発信を始めてる人の可能性を潰そうとしたり、踏み躙ったりする行為は横暴だ。マウンティング型投資ハラスメントはやめてほしい。

太平洋戦争によって貯金文化が根付き、祖父母世代から親世代に貯金が美徳と継承され、子世代の20代である僕らにもそれが継承されてきた。

そんな中で老後2,000万円問題解決やインフレヘッジとして投資を始め出した20代が増加した。実際につみたてNISA口座開設数が増えているのがその証だ。
とはいっても20代だとまだ全体の10%程度だが、貯金文化が根付いた日本においてこれは小さなムーブメントだ。

だから既に個別株投資をしている投資家と自負している人達はマウンティングをするのではなく、インデックス投資1本の人に個別株の魅力を発信してインフルエンスさせたら良いのにと思う。

僕が思う個別株の魅力は応援している企業の株を持ってその企業とその企業を取り巻く環境に視点を当てて世の中の解像度が上げられる事だ。

例えば半導体。僕はTSMCの株主だが半導体がまた面白い。半導体不足と言われている昨今で実際世の中に目を向けてみるとあらゆるものに半導体は使われている。

今このコラムを書いているiPhoneやPC、任天堂switch、電子レンジと色んなものに必要不可欠なものだ。
だからこそ今後も需要はなくらないし、不足しているのであれば半導体に関連する会社はまだまだ伸び代がある。
現にエヌビディアはチャートを見るとまるで滝登りかのような上昇だ。

半導体という単語を目にすると追うように見るようにもなった。これが業界研究であり、企業研究でもある。

半導体が使われているiPhoneはなぜ時価総額1位なのか、どうして皆スタバでMacカタカタするのか、Apple製品は他と何が違うのか、、そんな風に派生していく。

僕の”マウンティング型投資ハラスメントゼロ運動”は続く。

写真は20代半ばの頃に周囲にマウント取る為に買ったHUBLOTのクラシックフュージョン。
時計に限らずブランド物は「誰が付けるか」。当時のちんちくりんの僕には見合わない物だったので半年足らずで売った。時計を今後買う事は10億円持っていたとしても2度とないと思う。もし買うとしたら資産としてのロレックス。株買う感覚で。

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