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白馬の王子様がネギを背負ってくるその日まで


僕はもう少しで26歳になるところですが、周りは第一次結婚ブームになっています。結婚する人、結婚しようとしている人、恋人がいなくて焦っている人、結婚観の違いから恋人と別れた人・・・


そんなわけで自分の結婚のことなんかを考えてみてふと思うのです。「自分に結婚なんてできるのか?」と。自分たちの親世代と違って女性も男性も一人で生きていくことを選びやすくなった時代、恋愛や結婚が当然のように経験するイベントから「贅沢なイベント」へと変わりつつある今、僕はその贅沢を享受できるほどの人間なのか?と。


そんなことをもやもや考えている時に父親から「10月◯日は何の日?」というLINEが来ました。「覚えてないけどたぶん結婚記念日だ。わざわざおめでとうを言わせにきてんじゃねぇ、煽ってきてんのかおらぁ!」と思ってしまったので既読無視してやりました。父さん、ごめんよ。


最近は恋愛とかコミュニケーションについての劣等感と不安を垂れ流しています。だって今しかできないから。昔、彼女ができた時にコミュニケーションとか容姿とか女子と喋れないとかのことをTwitterで自虐してたら「彼女ができたのにそういうのはやめた方がいい」みたいな意味わからん反感を買ったので、彼女ができたり結婚したりするまでしかこの遊びはできないわけです。


結婚した人や彼女できた人が「今のうちに遊んどけよ」って言ってくれることがありますが、あれはきっと「今のうちに惨めな自分を文章に残して楽しんでおけよ」という意味だったんだ!今分かったぜ!


僕は35歳になる頃には現在の「下の中」の外見と内面から「下の上」へとレベルアップすることになっています。これはつまり現在から1.5倍イケメンになるということです。その頃までにはきっと余裕ができて、とっても素敵なのにフィーリングがばちこーん合う人と巡り会って、両親に「結婚記念日おめでとう」と心の底から祝える日が来るのでしょう。その時まで、ネガティブ思考が生み出した不安を持ち前の明るさで謳歌することにします。

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