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バルセロナ滞在記#6 サッカーの捉え方は人それぞれ

サッカーコーチをしている砂川太希です!
1/30から2/22までバルセロナに滞在します!
自分用のメモも兼ねて、滞在記として更新していきます!

3日に1回くらいの頻度で更新していたバルセロナ滞在記も6回目。
帰国まであと5日弱となりました。
バルセロナでやり残すことが無いようにしたいと考えながら過ごしています。

夏からの移住
より具体的に進めるために何が必要なのかも良く分かっていませんが
とにかく動いていこうと思ってます!



スペインのサッカースクール事情

2月12日の日曜日。

この日の夕方は時間があったので散歩がてら、
初日に訪問したCEエウロパのスタジアムに出向きました。
リーグ戦文化の中心地。スタジアムに行けば、どこかのカテゴリーが試合をしているだろうと行きましたが。。。


日曜日の16時。最高かよ。


日曜日の16時。子どもたちの遊び場でした。
聞けば、日曜日の夕方以降はあまりリーグ戦は組み込まれないそうです。
翌日の学校や家族との時間を考慮しているのでしょうか。

日本であれば、都心の日曜日の人工芝グラウンドは朝から晩まで予約で埋め尽くされている状況ですが、
Estadio Municipal Nou Sardenyaは、ゆっくりと時間が流れていました。

スタンドに併設されたバルには、食事を楽しむファミリーの姿が。


そんなギャップを感じながら向かったのは
バルセロナに拠点を置くJOXアカデミーの活動見学。

コーディネーターの方から丁寧な説明頂き、
サッカーの中身に関する詳細な資料まで頂きました。
スペインの方々のオープンで良心的な姿勢に触れるたびに
リスペクトと共に、自身を省みる機会となります。

スペインにも日本と同義のサッカースクールは存在して、
リーグ戦の少ない日曜日の夜に開催することが多いそうです。

小学生から中学生まで40人~50人程度でしょうか。
年代ごとに分かれ少人数でセッションに取り組みます。

グルーピングは年代ごとだけでなく、
ポジションごとにも分けてトレーニング。
スペインではジュニア年代からポジションを固定する考え方が主流に感じます。
毎週のリーグ戦を闘うということから逆算すれば、
それは必然的なことで、トレーニングにも落とし込まれます。
JOXアカデミーではトレーニングされたことを
各選手が自分のチームに持ち帰ってリーグ戦に生かすことができるよう、
ある程度普遍的な内容となるそうです。

ジュニアユース年代は
チームの活動で抜け落ちがちなフィジカルに特化した内容。

週3回の90分程度のトレーニングと週末の1ゲームだけではなく
こういったスクールに通い、+αでトレーニングすることが
スペインの育成事情にもあるようです。
この辺りはサッカーの中身の部分も知りたいし
ビジネス的な経営視点での事情も詳しく知りたいと思っています。

ポジションごとにグルーピング。今月は守備がテーマだそうです。


サッカーの捉え方は人それぞれ。

サッカーに
唯一絶対の正解なんか無いなと改めて強く感じています。

2月15日の水曜日に指導実践を行い、スペイン人のコーチに意見をもらうという機会を頂きました。
インストラクター役には、日曜日に訪問したJOXアカデミーのスタッフ陣!
完璧なトレーニングメニューは無いと考えていますが
少しでも効果的なトレーニングになるように
手法や考え方、アイディアを頂く貴重な機会でした。感謝です。

日本人指導者が3グループに分かれてそれぞれ1セッション。
久しぶりに指導される立場も経験し、新鮮な気持ちになりました。

同時期に日本人指導者が自分も含めて7名バルセロナに来ています。
それぞれ、出身も年齢も経歴も、指導するチームの年代もレベルも、バルセロナに来た目的も異なります。
唯一共通していることは「サッカーバカ」(敬意を込めて)であること。
朝から晩までサッカー談義。
心の底から楽しく過ごしています。

同じゲームやトレーニングを観たり、
話を聞いたり、多くの時間を共に過ごしていますが、
捉え方は人それぞれです。

指導実践もそれぞれに色があり面白かったです。
お互いの違いを認めて、学び合う。

日本だとなんとなく周りに合わせてしまったり、流されてしまうこともありますよね。
スペインの方々のオープンな姿勢にも触発されながら、
学びあっています。


指導実践に助っ人でバルセロナで10年近く指導をされている同年代の方も参加してくれました。
その方と話をしていて最も興味深かったことは
スペインと日本のレベルの比較の違い。

自分が2週間で捉えた感覚と正反対でした。

この違いが面白い!
スペインのサッカーの現状をもっと深く知りたいと強く思った瞬間でした。

日本人だろうと
スペイン人だろうと
同じ「サッカー」という競技は変わらない訳で
競技の本質もルールも変わりません。
日本でもスペインでも人間がプレーしています。

だからこそ、日本とスペインで共通していることもあるし、
日本でやってきていることが決して間違いじゃないなと思うこともあります。
ただ、それ以上に違いを感じているのも事実です。
しかしながら、日本人同士でもスペイン人同士のなかでも
サッカーの捉え方に違いがある。

(明らかにサッカーの本質から外れていれば話が変わりますが)
サッカーの捉え方に良い悪いもなく、
それぞれが自分の捉え方を大切にしながら、
他者との違いを認めて学びあう。


バルセロナの地で、そんなことを考えさせられています。

遂に行ってきました。サグラダ・ファミリア。


バルセロナ滞在記#1
『CEエウロパの衝撃』


バルセロナ滞在記#2
『共に学びあう関係性』


バルセロナ滞在記#3
『リーグ戦文化の作用』


バルセロナ滞在記#4
異質な存在『FCバルセロナ』

バルセロナ滞在記#5
コーチの創意工夫は万国共通?

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