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2019.4.6(土) 音楽は麻薬であり、ライブは快楽である (SYNCHRONICITY '19 Day1)

渋谷で毎年行われている音楽フェスティバル、「SYNCHRONICITY(シンクロニシティ)」に行ってきました。
渋谷の道玄坂を上がったところにO-EAST、O-WESTといったキャパの大きいライブハウスが密集しているエリアがあるんですが(ラブホテルが密集しているエリアでもあるんですが……)、そのエリアの複数のライブハウスを会場として開催されていて、規模としてはかなり大きいフェスです。

2年前に一度行ったことがあって、何しろ狭いエリアにものすごい人が集まるので、お気に入りのアーティストが出る会場を回るのも見るのも、まあ大変だったという印象が強かったんですよね。
それで、去年は行くのをやめてしまったんですけど。

ただ、今年は話が違って、出演アーティストがインストバンドに力を入れたラインナップになっていて、お気に入りのバンドがいっぱい出る!!
ということで、再び参戦してきたわけです。

今年は2日間の日程になっていて、まずは1日目。

1日目のお目当ては「CRCK/LCKS」「JABBERLOOP」「Schroeder-Headz」の3バンド。
「toconoma」も見たかったんだけど、クラクラと被ったので泣く泣く断念。
そして、夜には「TRI4TH」と「ADAM at」もあったんだけど、こちらも演劇教室のレッスンがあったので、涙を飲んで断念しました。

よくよく考えてみたら、この3バンドが3バンドとも、先月の3月にそれぞれライブ観に行ってるんですよね。
JABBERLOOP が 3/9 で、CRCK/LCKS が 3/12、Schroeder-Headz は 3/20 です。
ま、3月はバカみたいにライブ行っていたからアレなんですけど……
クラクラに関して言えば、4/26 にもあるから、2ヶ月に3回とかになりますね。

なんでこんなバカみたいにライブにばっかり行ってるんでしょうね?
時には、そんなことをふと考えたりもします。

一つの理由としては、単純にその体験が快楽だから。
普段の生活では聴くことのできない大音量で、身体に音の振動を直接響かせながら音楽を聴くということ自体が気持ちいいんです。
ベースやドラムの低音が腹の底に響く感じとか、イヤホンで最大音量にするのとは違う、耳で聴くのではなく、身体で聴くというのは他には代え難い快楽の一つなのです。

二つ目は上とも関連するけれど、身体に響くと心にも響くということ。
人間って単純だなと思うのは、身体を動かすと心も動くし、身体に響くと心にも響くようにできてるってこと。
だから、イヤホンやオーディオで聴くのと、ライブで聴くのとでは感じ方が違う。

三つ目は、ジャズというジャンルをベースにしている音楽の場合、インプロビゼーション(アドリブ)があるっていうこと。
これだけしょっちゅうライブに行っていると、毎回新曲があるわけでもないから、同じ曲を何度も聴くことになるんだけど、それでも面白くて毎回聴きに行ってしまうのは、同じ曲でも違う演奏だから。
同じテーマを弾いていてもアレンジが少し違ったり、ソロは毎回まったく違ったりするし、曲の中で合わせるところはビシッと合って、自由なところはとことん自由というのが聴いていて気持ち良いし面白いところなのです。
その時に生まれたメロディは、その時だけしか聴けないというレア感もありますしね。
それもあって、聴き逃したくなくて行ってしまうというところもあります。

四つ目は上ともまた関連するけれど、聴き込めば聴き込むほどに面白いから。
上にも書いた通り、決めるところと自由なところが両方あるので、曲を聴き込んで、プレイヤーの演奏の特徴や曲の流れなどを知れば知るほど面白いというところがあります。
すごく複雑な変拍子やメロディーやリズム、キメなどがビタッと合うとものすごく気持ちいいんですよね。
好きな音楽を聴くとき、ほとんど曲の流れから、各楽器のソロやら、ドラムのフィルやらぜんぶ覚えてしまっているので、自然と頭の中で一緒に演奏してしまうんです。
それで、自分の頭の中の演奏と、目の前で繰り広げられている演奏がピタッと合うと、それがまた気持ち良かったりするのです。

そんな理由で、僕にとって音楽は麻薬みたいなものなので、もうほとんど中毒症なのかもしれないですね。
まだ当分この中毒症状は治りそうにありません。

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