多分、夢は叶えられる 中小零細で夢に立ち会えている男

 更新の間隔が大分空いてしまいました。これが私の悪い癖なのです。なるべく隔週更新ぐらいは守っていきたい所存・・・!(当初は週1って言ってたような・・・?)

 さて、今回はアロニアの話を少し離れて私自身のお話をしたいと思います。。どうしても気持ちが沈んでしまう世の中です。そんな中で頑張っている方、中でも就活生の方に向けて書きたいと思います。

 私が主に就職活動をしたのは、8年前。東日本大震災のあった翌年でした。リーマンショックから少し回復傾向であった景気でしたが、それでも好況と呼ぶには少し違ったかな?今ほど人材不足は叫ばれていませんでしたし、売り手市場でもなかったですし。

 そんな私が受けた企業はそう多くありません。地元新潟発の企業で安定している大手数社と、臨時採用の県庁職員や、地元に近い農協さん。うーん、我ながら安定志向ですね。ただことごとく面接で落ちてしまいます。今にして思い返せば当たり前。

 とある面接官にこう言われました。「あなた、ウチの事なにも勉強してきてないでしょう?それでアピールと言われても、姿勢が見えてきませんよ」その時はとても落ち込む言葉でしたが、今では私の事を思って言ってくださったのだと理解できます。ありがとうございます。

 さてさて、そんなこんなで私は自分探しの旅に出ます。旅と言っても物理的な旅ではなく、精神的な旅です。「自分が何をしたいのか?何が得意で何が苦手か?」大学の就職課の方の多大なるサポートのもと、半年以上そういう事を続けていました。気が付けば大学の卒業まで4カ月程度。内定はゼロです。

 それでもこの期間が私にとってとても大切な時間になりました。自分のやりたい事に辿り着けたからです。『若い人(主に学生さん)の支援がしたい』。ただこれを本業とするには、非常に狭い世界です。大学職員や塾講師などを勧められたし考えましたが、私はそのどちらも受けることはありませんでした。これも今にして思えば、ダメ元で受けておけばよかったなと思います。まあそうこうしているうちに大学を卒業します。

 そして卒業から約2カ月経った5月の終わり頃に、サンファーム泉に入社する事になります。夢は若者支援でしたが、地元で働くこと、農業という未経験の分野に興味があった事も嘘ではありませんでしたし、『アロニア』という聞きなれない文言に興味を惹かれました。一緒に働く上司や同僚にも恵まれていました。そんな会社で働きはじめて2カ月ぐらいでしょうかね。ようやく名刺が出来たぐらいのタイミングで、人生で2枚目の名刺を渡す事になる相手が、まさかの『大学教授』!何の僥倖か!?と思いましたね。

 当時サンファーム泉は、新潟大学さんと『新大ミルクプロジェクト』というものに取り組んでいました。五泉市村松に農学部の実地フィールドがあるから出来たご縁ですが、学生さんと一緒に何かできるチャンスがここでできたわけです。

 今では新潟経営大学さんとも、とても長いお付き合いをさせていただいていて、関わった生徒さんも50名前後にはなったでしょうか。その全員を覚えているかと言われると「ウッ・・・」となりますが、印象深い子や社会人になっても会いに来てくれる子もいて、とても嬉しいものです。若者支援なんて大層な事を言っていますが、その実彼らから元気をもらっているだけなのです。

 若い人の支援がしたい、それは私の生きがいであり、仕事の活力の大きな大きなひとつです。

 辛く苦しい世の中です。しかも終わりの見えない世の中です。それでも夢は持ち続けてください。100%の形で叶わないとしても、捨てなければ必ず叶います。自分が叶えると思っている限りは叶います。

 夢を叶えるのに大きいも小さいもありません。夢は夢です。私は今、200%の形で夢が叶っている状況です。その幸福を糧に、日々働いています。

 大変な時期の就職活動だと思いますが、自分の中に芯を持って、頑張っていきましょう!私も微力ながら頑張ってまいります!

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