優しさが嬉しくて。
嬉しいことがあったので、話を聞いていただけますか?
数日前のこと。
私は体調が悪く、起き上がれなくなってしまいました。
家事も満足にできず、ソファに横たわりぼんやりとしているうちに、ウトウトしてしまいました。
1時間ほど経った頃でしょうか。
ふと目覚めると、寝る前にはかかっていなかったブランケットがかけられてました。
ーきっと長男だ。
そのブランケットは、長男のお気に入り。
家にいるときは、何をやっていても近くにそのブランケットがないと落ち着かないほど気に入っている、少し色が褪せるほど年季の入ったブランケットだったのです。
ー私のために、わざわざ自分のお気に入りをかけてくれたんだ。
長男は外では大人しく、休み時間は外で遊ぶのではなく部屋の中で過ごしたい超インドア派。
空想の世界が大好きで、レゴブロックを組み立てたり、タブレットで動画やゲームを作って遊ぶのが日課。
夢中になりすぎて、勉強をしてくれないのが玉にキズ。
ただ、根がまじめな性格なので、やらなければならないことは最終的にきちんとやれる、いざというときには頼りになる人です。
小さい頃は、寝るときベッドのぬいぐるみにまで布団をかけてあげていたこともあるぐらい、優しいところのある子どもです。
ー優しさを忘れず大きくなったんだね。
起き上がれたら、長男をぎゅっと抱きしめたかったぐらい嬉しい出来事でした。
その時はできなかったので、翌日復活してから、二男がいないうちに「ありがとう」と言いながら抱きしめたところ、嬉しいような恥ずかしいような何とも言えない表情になっていました。
照れ笑いもかわいい。
今回の出来事が嬉しくて、記録として残しておきたいと思い、スマホを取りました。
親バカ全開の話にお付き合い下さり、ありがとうございました。
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