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私はこれでお酒を止めました

お酒が生きがいで大大大好き

 お酒が強い家系ではありませんが、お酒を欠かす日を作りたくないくらいお酒が大好き。20歳過ぎてから毎晩お酒を飲むことがもちろん日課で、お酒が無い生活は考えられないくらい私にとっては必要なものです。
 その中でも、友人と居酒屋で杯を交わしながら熱く語り合うのがほんと好きで、酔っぱらって何を言っているのかわからないこともありますが、夢を語らいながらお酒を飲むと幸せな気持ちになるのです。
 私はあまりストレスを溜めない方だと思いますが、それはお酒で酔うことがストレス解消につながっており、ストレスさえも上手に忘れて解消しているのです。

30代はたくさん飲みました

 20代も飲みましたが、30代の頃は青年会議所に在籍していたこともあり、お酒を飲む機会がたくさんありました。22時、23時と遅くまで会議や打ち合わせをして、それから飲み始めるので夜中2時、3時と遅い時間になりました。真剣に意見をぶつけ合い会議を行いますので、終わった後の懇親は必須でありお酒を飲む時間も非常に大切なのです。
 私は、元々お酒が強い血筋ではないので、二日酔いになりやすい体質で、さらに睡眠が短いと体力的にも回復していないので、とってもきつい状態で次の日を迎えることになるのです。
 それで、妻に運転をしてもらい出勤したこともありますし、時間を遅らせて出社したこともあります。それでもお酒は、人付き合いのためにも、自身のストレス解消のためにも、そしてお酒を飲むということが大好きですから、私にとっては大切で必要なものと考えていました。

40歳になり飲む機会が減りました

 青年会議所を40歳で卒業してからは、やはり外でお酒を飲む機会が減りました。ですから、たまに外で飲んだ時に30代の感覚で飲むと、酔い方も、次の日の二日酔いの度合いも酷くなりました。40代で少しずつ衰えているのも合わせて一気にお酒が弱くなりました。
 これまでもお酒を飲みすぎて失敗し反省したことはあります。日々の睡眠が短く、飲み会が続いている状態で、イッキ飲みが始まるようなハードな飲み会(自分でやり始めていることもあります)があると、悪酔いして荒れてしまうようです。
 自分のペースをわかっていて、それに合わせてお酒をたしなむことができれば何も問題はないと思うのですが、私は友人と熱く語らいながら飲むことが大好きなので、熱くなってしまいます。友人に悩みがあれば、今日はとことん飲みなよと勧めますし、一緒に私もとことん飲みます。お酒の力が働きますので、よりセーブすることができなくなり、たくさん量を飲んでしまうのです。

私はこれでお酒を止めました(笑)

 昨年(2018年)の5月2日の飲み会を最後にお酒を止めました。その原因と理由を話します。
 この時は、様々なことで悩んだり忙しくしている時期でした。4月に福岡市城南区別府にサンジュエリー福岡別府店を開店しました。ほぼ全て私が企画立案し立上げを行う、これからのサンジュエリーを左右する重要なチャレンジです。無事オープンをして、早く採算が取れるお店にしようと色々な手立てを行っているあたふたしている時期でした。同時期に子どもの通う小学校でPTA会長を引き受け、年度変わりの体制作りや人事決めなど集まりも多い時期でした。そして、家族の病気がわかり、私がサポートしていくことを決意しましたので、治療方法がないのか、どこの病院が良いのか等、完治させるための最善の方法を相談したり、調べたりしていました。
 そのような状況で5月2日に友達と居酒屋に行きました。体が疲れていたのもあるし、ストレスも溜まっていたんだと思います。それに合わせて、行った先の飲食店は店員が少なく、料理を注文しても1時間何も出てこない状況で、空きっ腹でお酒を飲んでいました。後から人に聞いた話では、濃いハイボールをかぶかぶ飲んでいたそうです。次の日は普通に仕事に行く予定でしたので、そもそも軽く飲む気持ちで参加していました。ですが23時には急性アルコール中毒ぐらいの状態になってしまい、友達に家まで抱えて連れて帰っていただいたようです。もちろん記憶はありません。次の日、目が覚めて意識が戻った時はお昼の15時でした。仕事へは妻が代わりに行ってくれていました。

 私には仕事での目標があります。まずの目標は、ジュエリーリフォームの売上を福岡県で1番の会社にしたいです。それは私一人ではできません。店舗を増やして、従業員を雇い、多くの人の協力を得て達成できることだと思っています。
 その旗を振る私が、お酒を飲みすぎて、会社を欠勤や遅刻をするとか、お客様との約束を行かなかったとか、あり得るのだろうか。そんな人間が会社のトップだったら、会社を大きくするどころか従業員の信頼も失い倒産させてしまうだろうと思いました。
 そこで私は、「お酒を止めて目標に取り組む」か、「お酒を飲んで会社はあきらめるか」2択を選択することにしました。それで私はお酒を止めました。

お酒を止めて1年5か月が過ぎました

 お酒を止めて1年5か月が過ぎました。今でも続いていますが、1滴もお酒を飲んでいません。誘われれば飲み会に参加をしておりますが、ノンアルビールと炭酸水でお付き合いさせていただいています。アルコールへの依存は意外となくて、たばこを止めた時の方が断然きつかったです。私の場合、晩酌は毎日していて、飲むという動作と行為は続けておりまして、ただそれがノンアルビールなだけなのです。ですから、楽しく禁酒生活が送れています。

 禁酒生活は、正直皆様にもおすすめしたいです。
 まず、二日酔いがない生活はすごく快適です。二日酔いは気持ちが悪くて頭も痛くて、要は38度5分の風邪にかかっているのと同じ状態です。それが全くなくなったのは、朝から頭の回転が絶好調ですし仕事がはかどります。
 次は、いつでも車の運転ができます。これまでだったら、居酒屋の帰りは運転代行を利用していましたし、お酒を飲むイコール、行動範囲が制限されていました。次の日お酒が残っていると、妻に運転をしてもらったり、公共の乗り物を利用したり、通常と異なる動きをしなければなりませんでした。お酒を飲まないとそのような制限が全くありません。いつだってどこにだって車を運転して移動することができます。
 そして三つ目は、すごく健康になりました。運動やダイエットなど、体を意識した取り組みは何もしておりませんが、体重が5キロ程落ち、血液の数値がよくなりました。お腹周りも細くなっていますし、メリットが多くあります。

 飲まないデメリットもあります。
 酔っぱらいませんので、飲み会での私のノリは悪くなったと思います。それが友達からするとつまらない人間になったのかもしれません。できるだけそう思われないように、飲み会の時はちょっと大きめの声で明るく振舞うように心がけています。
 後は、私の地元には一つのおちょこで日本酒を汲み交わし先輩後輩の友情を深める仕来りがあります。先輩からの盃を断らなければいけませんので、たいへん気まずい雰囲気になりますし、その方とお酒で盛り上がることができませんので、友情を深められずに勿体なく感じます。

お酒とこれから

 私はこれから一生禁酒を続けるのかというと、そうではありません。お酒が飲める条件(目標)を設定しております。しかしながら、今の私からするととてつもなく大きな目標です。妻に話しましたら「一生飲めないね」と言われましたし、その通り簡単に達成できるような目標ではありません。ですが、今の会社規模のまま20年が過ぎたら、63歳の私は絶対に後悔していると思います。ですから、大大大好きなお酒を断ってでもやらなければならないのです。
 私は誠実なジュエリーショップだと自負するサンジュエリーを大きくして、ジュエリーで皆様の幸せに貢献していきたいのです。サンジュエリーを利用する人が増えれば、それだけ得する人が増えると考えております。出店を行い拠点を増やしていくことが、お客様の為になると思っております。それが達成できるのなら禁酒ぐらいお茶の子さいさいです。胸を張ってお酒が飲めるようになる為に、一生懸命仕事に取り組んでいきたいと思います。

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