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永遠の孤独

人は昔から「寿命と若さ」を求めてきた。
中でも権力者はそれに執着するあまり、その人間性を歪めていく傾向にある。
けれども若さは、命は永遠に続くものではなく、全てのものに終わりはある。


この世の生きとし生けるもの全てに寿命はあり、生命によって長い短いはあれど例外はない。
たとえ悠久の時の中存在してきた星でさえ、いや、この宇宙でさえ寿命はあるのだという。
人の欲は、その時間さえ支配したいと思うものなのか。


時間は等しく一日24時間だし、人によってそれが13時間だったり27時間だったりすることはない。
同じ時の中を過ごし、その中で共に喜び、怒り、哀しみ、楽しんでいく。
永遠の時を得ようとした人たちは、その時間軸の外側に置かれてしまうことに考えが及ばなかったのか。


自分を知るものと共に同じ時代を生きるからこそ、そこに命の輝きがある。
自分は生きながらえても、自分を知るものは次々と居なくなる。
自然の理から外れたものは、次第に疎まれ遠ざけられ、そして忘れ去られていく。


表現の形は違うものの、このテーマは過去様々な物語の中で描かれてきた。
時間とは、友や愛する人の存在とは、そして生きる意味とは。
また一つ、そんなテーマについて考えさせられる物語が、秋からスタートする。


アニメと共に、原作も読んでみようかな。

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