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京都へ行ったらマストバイ、絶品ごま油は歴史の香り

今回は京都から、天保6年から続く老舗の油屋さんをピックアップ。その名も西川油店さんです。

場所は京都駅から徒歩で約10分ほど。店構えの雰囲気の良さは、さすが京都!

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店構えの良さに負けない、とってもとっても感じの良いおじいちゃんとおばあちゃんがお店でいつも親切に対応してくれます。

店内に入ると奥ははまるで油の博物館。油作りに使う昔の道具を展示しているのだそう。

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市が管理しているような良いレベルのものばかり!博物館に並んでしまったらこんなに近くでは見られないだろうな、という臨場感で見学できます。

主役の油は入ってすぐの場所にたくさん並べられています。

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看板商品は2つ。菜種油とごま油。他にも油専門店らしく様々な商品が並んでいますが、西川さんのところで作っているものを選びたいので、ついついごま油ばっかり買ってしまう(実際のところ、今は小売と卸だけで、製造自体はされていないそうです)。

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このごま油がそれはもう絶品なのです。濃厚な色味から見られるように、焙煎されたごまの香ばしい香りが一般的な品物よりも強く、味わいは甘みさえ感じられ、火を通さずにそのままサラダや豆腐にかけても素晴らしい。

なんの料理もとにかくごま油さえあれば最高にうまくなると信じてやまないごま油フリークのわたし。高級なものや珍しいタイプのものまで色々試しまくってました。そんな中これをお土産として買って帰ってきてくれた友達がいて、そこからもうずっとずっと西川油店のごま油以外は一切買えない体になってしまいました。

その友達は新撰組が好きで、西川さんところの近くで起こった「油小路の変」、伊東甲子太郎さんが襲撃を受け亡くなられた現場が近くにあるためにこのお店を知ったんじゃないか...と睨んでいます(今度本人に聞いてみよう)。本当に良いお店を教えてくれてありがとう。おかげさまでわたしの人生は豊かです。

かなり日持ちするので(1年ほどいけるそう)、毎回何本も買って持ち帰ります。このために大きなトランクを選ぶほど。
ショップバッグなどがなく、おそらく店主の方々が集めたデパートの紙袋などをリサイクルして使っているので、できれば丈夫な袋を持っていくのがおすすめです。

「バッグ持ってきました!」と張り切って自前の袋を出して油を袋詰めしていたら「おねえさんよくきてくれるの?」「遠い場所からなの?」と色々質問してくださって、「通販もやってるからよかったら」とカタログをくれました。

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電話注文も受けていらっしゃるそうですが、ご高齢なこともあるので、おそらくFAXなど紙でしっかり書いたものを送って注文したほうが、接客中などでお忙しいタイミングを避けられるし、ベターかと思います。
コロナの時期にお邪魔したら迷惑かもしれない、と思っていたので、今度FAXでオーダーしてみようかな!

韓国で売っているような濃いごま油が好きな人にも非常におすすめ。大満足してもらえると思います。そろそろ阿闍梨餅じゃない通な京都土産は何かないかな!とお探しの方にもぴったり。グルメな人に差し上げたら喜んでもらえるのではないでしょうか。

このごま油にポン酢を混ぜて簡単ドレッシングにするだけでも大ご馳走です。ぜひ試してみてくださいね。



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