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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】3月28日(月) 4日目:快晴 強風 0℃

夫と病院へ。
桜は満開に近いというのに強風の上に寒い…冬が到来したような気候だ。
12時過ぎに着いた時、ちょうどICU doctor が長男の部屋へ巡廻で入るところだった。

長男は昨晩は相当体を動かそうとしたらしく、両手は太いゴムでベッドに繋がれていた。

ICU doctorからこれからの予定を聞く。
頭部MRIが終わり安定してきているので、これから骨折した顔の手術をするらしい。
顎にワイヤーを入れ、頬にプレートを入れる 等するらしい。
この顔の手術をするため、口に入れてる呼吸器を外し、気管切開をすると言われた。また、栄養を注入するため胃ろうもするらしい。
ただし、どちらもリハビリが始まるまでの一時的処置、と言われた。

昨日のMRIの結果でneuronのダメージがどうも気になっていたので、ICU doctor に聞いてみた。
「脳のneuronは新しく作られるんですか?」
脳のneuronは生まれた時から数が決まってるらしく、新しくできないらしい。
長男の場合は、接続が切れたneuronがこれからのリハビリで新しいパスを見つけ繋がっていく、とのこと。
それを聞き少し安心した。でも、リハビリは長い道のりかもしれない。

ICU doctor が長男に声をかける。
それに反応して、目を開け、体を動かし、足も動かしている。力強い動きだ。
doctor も良い反応だと言っている。

ICU doctor の巡廻が終わった後、家から持ってきた長男の携帯を耳元に起き、いつも聞いているであろうYouTube musicを流した。
体を相当動かすため、薬で眠らされてる。お気に入りの曲が聞こえていればいいのだけど…。

しばらくすると、PAが巡廻に来た。
また、しばらくすると長男をcareしたER doctor が来た。ER doctor は ICUも担当しているらしい。

ERに来た時は相当深刻で生死をさまよっていた長男。
今の状況を見てER doctorは喜んでいた。

「チームでこの治療を行っているので安心するように」
と言われた。
ER doctor, ICU doctor, Neurosurgeon, Oral and Maxillofacial surgeon, nurse のチームで長男を診てくれている。
本当に感謝だ。

リハビリも終え、元の生活に戻った時に長男は一体どのように変わるのだろうか?
これまで自分の好き勝手にやってきた長男。何度も大喧嘩をし家を追い出したりした。
大学院に行き必要なスキルを準備し、新しい職場へ移動する前での自損事故。
顔の傷を見て自分の行いを後悔して心を入れ替えてくれるのだろうか?

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