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院試記録⑤

 お久しぶりです。最後にnoteを投稿してから約3か月も経ってしまいました。毎月月末が近づく度に思い出して焦っていたものの、目先のタスクを優先していた結果がこれです。自分との約束を守るのが一番難しいと実感しています。

 ということで、溜まっていた6月分から8月分までを今回のnoteでまとめて振り返っていきます。
まず6月、読書記録を投稿した『テヅカイズデッド』とその他に『マンガと映画』を読みましたが、後者の方は現状理解に乏しく、本棚でしばらく寝かせることにしました。

 次に7月は、月初めにある学会の大会に参加しました。研究発表を聞いた後懇親会にも参加し、志望する大学院の院生の方に直接お話を伺うことができました。突然お声がけしたにも関わらず、私からの質問に丁寧に答えてくださり、提出する論文や専門科目の試験についての具体的なアドバイスなども頂きました。ここでもやはり「とにかく語学が大事」と聞いて、語学を一番後回しにしている私は耳が痛かったです。同じようにマンガや表象で院試を考えている方とお話をすることもできて、とても刺激になったし視野が広がりました。一人で進めていると今自分が正しい方向に進んでいるのかばかりが気になるので、同じ道を志す方や既に先を行っている方と交流して視野を広げることが重要だと感じました。
 翌週にはまた別の学会の大会の発表も拝聴しました。小説や映画の表象分析の方法やその分野で著名な方についても知ることができました。
 「研究」の「け」の字もわかっていない私にとっては、こうした研究発表の場にいることも初めてで、とにかく研究の一端に触れようと必死でした。ただ、これまでに読んだ論文や本の著者やその中で目にした名前が発表の中で触れられていたり、実際にその方に会ってお話できたりしたことで、学術的な世界に少しだけ自分を手繰り寄せられたのではないかと思います。来年もまた参加する予定ですが、今年よりも成長した状態で、お話してくださった方々にお会いできるようになるのが目標です。

 8月には、志望する院の説明会に参加し、教授からそれぞれの専門や演習について、院生から専攻の雰囲気や特色について説明していただきました。そのあとの質疑応答では、各領域に分かれ参加者の質問に答えていただきました。基本として仰っていたのが、マンガを研究するにあたっては人文科学の研究アプローチやマンガの歴史・ジャンルについて知っておく必要があるということです。例えば、少年/少女とジャンルが明確に分かれているのは日本のマンガだけですが、それらがどう成り立ってきたのか歴史を知る必要があります。また、自分なりの切り口や問題意識をもって取り組むことが重要と仰っていました。
 他にも、表象文化史を扱った弊学の集中講義に参加したり、都立大のオープンユニバーシティ講座(『「マンガとアニメの力」を考える』)に参加したりしています。

以上が6月から8月にかけて行ったことです。
次に、9月に進めることですが、まず過去問を解き、英語や専門科目の傾向と対策を掴みます。そこから語学の勉強方針を決定し、3年の内に達成するべき目標を決めます。加えて卒業論文のテーマに関わる先行研究の整理や問題点の把握を行います。まとまった時間の取れる9月を利用して、後回しにしていたことに着手するとともに、2月までの見通しを立てていきます。

それではまた9月末のnoteで進捗をお伝えしたいと思います。ここまでお読みくださりありがとうございました。




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