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映画は物語からアトラクションになった

昨日は家族みんなで映画ドラえもん のび太の宝島を観てきました。

最近上映されている作品での興行成績はダントツの1位だそうで、春休みを控えて多くの子ども達が楽しんでいる姿が想像できます。

私は大山ドラで育った世代なので、テンション高めではしゃぎ回るわさびドラがどうも苦手だったのですが、この映画は思った以上に楽しむことができました。

何も考えなくても観られる映画

のび太の宝島の魅力は何か?と聞かれたら、この一言に尽きると思います。

「遊園地に行かなくても楽しめる、お手軽なアトラクション」

話の内容はネタバレになってしまうので割愛しますが、とにかく最初からキャラクターが動きまくり、ド派手な演出で飛ばしてきます。

それはまるで遊園地でジェットコースターに乗っているよう...雰囲気的にはディズニーシーのインディージョーンズが一番近いかな。

大人は話の流れからこのシーンにどんな意味があるのか、次に何が起こるのかを考えてしまうのですが、この映画はスクリーンに映し出される美しい映像を眺めているだけでも充分なのです。

映像の進化により、ストーリーから演出重視な作りへ

ドラえもんの映画に限ったことではありませんが、今はCGの技術で非常に美しい映像を作り出すことができます。

そのため、映画も昔のような人と人との交流や細かい心理描写を描いた作品より、演出でとにかく魅せる作品がとても増えていると思います。

スターウォーズもエピソード7は冷静に見ると完全に4の再現ですし、あれ...同じことを演出を変えて作っているだけだなと気づきます。(エピソード8はとうとう観ることなく終わりました)。

のび太の宝島は音響の使い方も素晴らしく、映画館で体験することを前提に作られています。テレビではその魅力がおそらく半分以下になるでしょう。

映画は約90分と長めだったのですが、我が家の子ども達は最後まで食い入るように観ていました。

後から感想を聞いたら、娘は「ミニドラが可愛かった〜!」、息子は「ドラええもんのお土産欲しい!買って買って」でした。

話はぜんぜん分からないけど、家族みんなでドラえもんの映画を観た。楽しかったよ。これだけで子ども達には充分なのかもしれません。